「めりくりです!」……ははは。こんな挨拶もおもしろいですね。ナウい?って言ったらさすがにバカにされましたけど。クリスマスカードはもらいましたか?(出しましたか?) 日本人の何パーセントがクリスマスカードをやりとりするのか、ちょっと興味があります。カード交換といってもいまは郵送だけではなく、E-メールはもちろん、インターネットを通じたカード交換もあるので統計はとりにくいかな? でも年賀状もそうでしょうが、クリスマスカードもやっぱり郵便が”らしい”ですよね。
さて、前回「郵送で」は by Mail で、直接届ける封筒には表書きに by Hand と書き込むという話をしました。先日、郵便局で大きいサイズの写真入り封筒を送ろうと思って、Do Not Bend「折曲げ禁止」のスタンプ(はんこ)を押してもらおうと思ったら、そういうスタンプはないと言われました。アメリカですと表書きの書き込み(スタンプもある)はほかに、Air Mail「航空便」、Personal「親展」、Confidential「極秘事項」、Return to Sender「差出人戻し」などがあります。
小包 parcel(またはpackage)などを送るときに日本では「天地無用」(逆さまにしないでください)の標示がありますが、これは英語ですと This side up となり矢印で top 側(上になる側)を示します。Fragile「壊れもの」はガラス製品や陶器などを送るときに使います。
なお、切手は (postage) stamp、郵便料金は postage、速達は express mail、書留は registered mail です。郵便局は post office、郵便箱は mail box、郵便番号は ZIP code(ZIP は Zone Improvement Plan=配達地域改善プランの頭文字から)で、私のニューヨークの住所の ZIP code は5桁で 10016 でした(最近これにさらに4桁の細区分番号が追加されています)。
●C.O.D.
アメリカで生活すると頭文字の略語を覚えないといけません。I.O.U.(I owe you.=きみに借りがある)とか B.Y.O.B.(Bring Your Own Bottle=レストランなどで酒は置いてないので、お酒持ち込み可)とか……例を挙げるときりがありません。
ちなみにサスペンス映画でよく出てくる D.O.A. は Death On Arrival「病院などに運び込まれたときにすでに死亡」の意味です。
こうした略語を acronym(アクロニム、アクセントはア)と言います。日本語にもなった radar「レーダー」もこの acronym で、元の英語は Radio Detecting And Ranging(速度測定装置)ですって!
話がそれましたが、タイトルにある C.O.D. は、郵便小包の「代引き」(代金引き換え払い)で、Cash On Delivery から来ています(ランチとかの出前でも使います)。
●forwarding service
日本もそうですが、引っ越しで住所が変わったとき、郵便局に引っ越し先を連絡しておくと郵便物の forwarding service「転送サービス」が受けられます。forward の元の意味は「前のほう」で、スポーツ用語でフォワードだと「前衛」ですが、ここでは「先方へ送り届ける」という使い方です。郵便のほかに電話の転送でもこの forwarding service が受けられます。
ところで、電話番号案内サービス(日本は 104、アメリカは 411 です)は、日本の電話番号案内では番号を教えるだけですが、アメリカですと The number is xxx-xxxx と答えたあと、Would you like to connect the call?「このままつなぎますか?」と聞いてきて、Yes, please. と答えるとその番号を呼び出します。
ふつうは電話をかけたいから問い合わせるわけですから、合理的なサービスですよね。この話をすると日本のみなさんは「あ、それはいいよね!」という反応でした。なぜ、日本はこのサービスをやらないのかな?
●U.S.P.S.
もうひとつ、acronym をご紹介します。U.S.P.S. は United States Postal Service で「アメリカ郵政公社」です。私は渡米前アメリカの郵便事情について、届かないとか遅配が多いとか聞きましたが、実際に住んでみますと、ほぼ100%、完璧な集配達に信頼がおけました。十余年の間に1、2度だけ郵便物が破れかかって届きましたが、ていねいに郵便局からの詫び状が差し込まれていました。
アメリカの一般社会で公務に携わる人々……警察官、消防署員、郵便配達員たちは誇りをもって仕事をしているように感じられました。アメリカでは一般職でも伝統的な職種は職業別組合の結束が結構根強いので、それぞれの職種に誇りを持つ人が多いようです。
さて、前回「郵送で」は by Mail で、直接届ける封筒には表書きに by Hand と書き込むという話をしました。先日、郵便局で大きいサイズの写真入り封筒を送ろうと思って、Do Not Bend「折曲げ禁止」のスタンプ(はんこ)を押してもらおうと思ったら、そういうスタンプはないと言われました。アメリカですと表書きの書き込み(スタンプもある)はほかに、Air Mail「航空便」、Personal「親展」、Confidential「極秘事項」、Return to Sender「差出人戻し」などがあります。
小包 parcel(またはpackage)などを送るときに日本では「天地無用」(逆さまにしないでください)の標示がありますが、これは英語ですと This side up となり矢印で top 側(上になる側)を示します。Fragile「壊れもの」はガラス製品や陶器などを送るときに使います。
なお、切手は (postage) stamp、郵便料金は postage、速達は express mail、書留は registered mail です。郵便局は post office、郵便箱は mail box、郵便番号は ZIP code(ZIP は Zone Improvement Plan=配達地域改善プランの頭文字から)で、私のニューヨークの住所の ZIP code は5桁で 10016 でした(最近これにさらに4桁の細区分番号が追加されています)。
●C.O.D.
アメリカで生活すると頭文字の略語を覚えないといけません。I.O.U.(I owe you.=きみに借りがある)とか B.Y.O.B.(Bring Your Own Bottle=レストランなどで酒は置いてないので、お酒持ち込み可)とか……例を挙げるときりがありません。
ちなみにサスペンス映画でよく出てくる D.O.A. は Death On Arrival「病院などに運び込まれたときにすでに死亡」の意味です。
こうした略語を acronym(アクロニム、アクセントはア)と言います。日本語にもなった radar「レーダー」もこの acronym で、元の英語は Radio Detecting And Ranging(速度測定装置)ですって!
話がそれましたが、タイトルにある C.O.D. は、郵便小包の「代引き」(代金引き換え払い)で、Cash On Delivery から来ています(ランチとかの出前でも使います)。
●forwarding service
日本もそうですが、引っ越しで住所が変わったとき、郵便局に引っ越し先を連絡しておくと郵便物の forwarding service「転送サービス」が受けられます。forward の元の意味は「前のほう」で、スポーツ用語でフォワードだと「前衛」ですが、ここでは「先方へ送り届ける」という使い方です。郵便のほかに電話の転送でもこの forwarding service が受けられます。
ところで、電話番号案内サービス(日本は 104、アメリカは 411 です)は、日本の電話番号案内では番号を教えるだけですが、アメリカですと The number is xxx-xxxx と答えたあと、Would you like to connect the call?「このままつなぎますか?」と聞いてきて、Yes, please. と答えるとその番号を呼び出します。
ふつうは電話をかけたいから問い合わせるわけですから、合理的なサービスですよね。この話をすると日本のみなさんは「あ、それはいいよね!」という反応でした。なぜ、日本はこのサービスをやらないのかな?
●U.S.P.S.
もうひとつ、acronym をご紹介します。U.S.P.S. は United States Postal Service で「アメリカ郵政公社」です。私は渡米前アメリカの郵便事情について、届かないとか遅配が多いとか聞きましたが、実際に住んでみますと、ほぼ100%、完璧な集配達に信頼がおけました。十余年の間に1、2度だけ郵便物が破れかかって届きましたが、ていねいに郵便局からの詫び状が差し込まれていました。
アメリカの一般社会で公務に携わる人々……警察官、消防署員、郵便配達員たちは誇りをもって仕事をしているように感じられました。アメリカでは一般職でも伝統的な職種は職業別組合の結束が結構根強いので、それぞれの職種に誇りを持つ人が多いようです。