ゴールデンウィークということで先週日曜はお休みさせていただきました。連休でどこかに出かけたということはなく、カレンダーどおりに休み、ときどき自宅作業で仕事もしてしまい、中途半端な連休を過ごしてしまいましたが、まぁ、”国民の休日”はいつもこんなものです。どこへ行っても混んでいそうで、近所の散歩でお茶をにごしました。
ゴールデンウィークの過ごし方……空いてて、大いに楽しめる穴場をご存知の方、教えてくださいね。
ところで私は Major League Baseball (MLB) ファンを自任しています。NHK・BS (Broadcasting Satellite) 放送がメジャー中継を頻繁にやるものですから、ゴールデンウィークも見るのに忙しかった(見られないときは録画して)。
中継が増えたのはそれだけ日本人 Major Leaguer が増えたからということで喜ばしいのですが、私自身は必ずしも日本人プレイヤーを見たいわけではなく、実は(当然ですが) New York Mets と New York Yankees がお目当て。いまは松井選手と井川投手が Yankees にいるので中継も Yankees 一辺倒ですが、Mets の中継がまったくないのが残念。
●I was just about to say it.
メジャー中継ではサブチャンネルが英語放送ですから、もちろん英語放送で見ています。そのなかから本欄のネタが豊富に出てきますね。I was just about to say it.「いまちょうどそれを解説しようと思ったんだけど……」と解説者がアナウンサーに答えていました。be about to do ...「まさに……しようとしている」という表現です。Ichiro is just about to steal a base.「イチローが盗塁を狙っていますねぇ」。
お母さんに小言を言われそうなのを察知した子ども、機先を制し I'm just about to do my homework!「いま宿題にとりかかるとこだよ!」。
●Do you read me?
メジャー中継のサブチャンネル英語放送は現地民放のライブ放送ですから、ゲームの合間にはコマーシャル commercial message が入り、NHKは当然それをカットしますので日本側の映像と日本語音声に切り替わります。ところがその切り替えが手違いでうまく行かなくて、アメリカ側の音声だけ、つまりコマーシャルの合い間のアナウンサーの私語が誤って入ってくることがあります。アクビをしたり鼻唄を歌ったり、資料を確認したりで、オフレコ(off-the-record =非公式発言)だけにちょっとおもしろい……
そんな例で、スタジオ側とのやりとりでしょうが、Do you read me? というアナウンサーの声とそれへの反応が手違いで入ってきたことがあります。Do you hear me? なら「ぼくの声、聞こえるかい?」ですから技術的なテストで問題ないんですが……
Do you read me? はもともと空軍用語で、「基地レーダーで当機の位置を読みとっているか?」というパイロットからの問い合わせに由来しているようです。メジャー中継のアナウンサーですからここは「ぼくの声、読みとっているかい?」とスタジオに問い合わせたんでしょう。返ってきた答えが女性の声で…… Where are you? I'm missing you.「どこにいるの? 見失ったらしいわ」。miss には「見失う」のほかに「(相手がいなくて)さびしい」という意味もありましたよね。どうやら女性ディレクターが、Do you read me? をジョークでまぜっ返してきたみたいでした。
●Dismissed!
アメリカでは国防意識が高く、US Army「陸軍」、US Navy「海軍」、US Air Force「空軍」への誇りと憧れもあって軍隊用語は日常生活にもなじんでいます。アメリカン・フットボールなどのスポーツを通じても軍隊用語はよく出てきます。スポーツはよくも悪くも、戦争のシミュレーション simulation「模擬的、疑似的な実験、体験」なんですね。
ビジネスでもそうですね。会議の終わりに議長が、That's it. Dismissed!「以上。解散!」とやります。
●Rise and shine!
これももとは軍隊用語。Rise and shine!「起床!」です。でも、この語感はいいですよね。rise は「起きる」で shine は「輝く」ですから「起きて輝け!」……朝、だれかを起こすときの「起きなさい」はこれで行きませんか? お天気が悪くても、Rise and shine, my dear! (さわやかに目覚めそう……)





ゴールデンウィークの過ごし方……空いてて、大いに楽しめる穴場をご存知の方、教えてくださいね。
ところで私は Major League Baseball (MLB) ファンを自任しています。NHK・BS (Broadcasting Satellite) 放送がメジャー中継を頻繁にやるものですから、ゴールデンウィークも見るのに忙しかった(見られないときは録画して)。
中継が増えたのはそれだけ日本人 Major Leaguer が増えたからということで喜ばしいのですが、私自身は必ずしも日本人プレイヤーを見たいわけではなく、実は(当然ですが) New York Mets と New York Yankees がお目当て。いまは松井選手と井川投手が Yankees にいるので中継も Yankees 一辺倒ですが、Mets の中継がまったくないのが残念。
●I was just about to say it.
メジャー中継ではサブチャンネルが英語放送ですから、もちろん英語放送で見ています。そのなかから本欄のネタが豊富に出てきますね。I was just about to say it.「いまちょうどそれを解説しようと思ったんだけど……」と解説者がアナウンサーに答えていました。be about to do ...「まさに……しようとしている」という表現です。Ichiro is just about to steal a base.「イチローが盗塁を狙っていますねぇ」。
お母さんに小言を言われそうなのを察知した子ども、機先を制し I'm just about to do my homework!「いま宿題にとりかかるとこだよ!」。
●Do you read me?
メジャー中継のサブチャンネル英語放送は現地民放のライブ放送ですから、ゲームの合間にはコマーシャル commercial message が入り、NHKは当然それをカットしますので日本側の映像と日本語音声に切り替わります。ところがその切り替えが手違いでうまく行かなくて、アメリカ側の音声だけ、つまりコマーシャルの合い間のアナウンサーの私語が誤って入ってくることがあります。アクビをしたり鼻唄を歌ったり、資料を確認したりで、オフレコ(off-the-record =非公式発言)だけにちょっとおもしろい……
そんな例で、スタジオ側とのやりとりでしょうが、Do you read me? というアナウンサーの声とそれへの反応が手違いで入ってきたことがあります。Do you hear me? なら「ぼくの声、聞こえるかい?」ですから技術的なテストで問題ないんですが……
Do you read me? はもともと空軍用語で、「基地レーダーで当機の位置を読みとっているか?」というパイロットからの問い合わせに由来しているようです。メジャー中継のアナウンサーですからここは「ぼくの声、読みとっているかい?」とスタジオに問い合わせたんでしょう。返ってきた答えが女性の声で…… Where are you? I'm missing you.「どこにいるの? 見失ったらしいわ」。miss には「見失う」のほかに「(相手がいなくて)さびしい」という意味もありましたよね。どうやら女性ディレクターが、Do you read me? をジョークでまぜっ返してきたみたいでした。
●Dismissed!
アメリカでは国防意識が高く、US Army「陸軍」、US Navy「海軍」、US Air Force「空軍」への誇りと憧れもあって軍隊用語は日常生活にもなじんでいます。アメリカン・フットボールなどのスポーツを通じても軍隊用語はよく出てきます。スポーツはよくも悪くも、戦争のシミュレーション simulation「模擬的、疑似的な実験、体験」なんですね。
ビジネスでもそうですね。会議の終わりに議長が、That's it. Dismissed!「以上。解散!」とやります。
●Rise and shine!
これももとは軍隊用語。Rise and shine!「起床!」です。でも、この語感はいいですよね。rise は「起きる」で shine は「輝く」ですから「起きて輝け!」……朝、だれかを起こすときの「起きなさい」はこれで行きませんか? お天気が悪くても、Rise and shine, my dear! (さわやかに目覚めそう……)




