今朝、9時42分ごろ、能登半島を中心に大きな地震が発生しました。広域で揺れたようですが、この地方の読者がいらしたら”お見舞い”(でしょうか)申し上げます。
日本は本当にいつどこでも大地震は起こりますね。今回の地震も、あまり地震活動は活発ではないとみられた地方で起こりました。でも、日本はもともと地震(地殻)活動でつくられた島国であり、100年や200年程度の経験的時間感覚では計れない……つまり人間の時間感覚を超えた自然現象だと思えば、いつどこで大地震が起こっても不思議はないわけです。
日本は戦後から高度経済成長期を経て90年代までの約半世紀、大きな地震を経験せずに都市化が進み、発展してきました。ところが阪神・淡路大震災で、都市化の脆弱性が露呈したと言われます。また同時に、阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)あたりから、日本(とくに西日本)は再び地震の活動期に入ったとする地震学者が多いそうです。
また、近年の日本での大地震発生分布を見ると、南関東地域がちょうど地震”未発生”の空白地帯となっており、そのいっぽうで首都直下地震の切迫性が指摘されています。
社会心理学では、災害が起こっても「自分だけは大丈夫」と他人事のように受けとめる心理を『正常化の偏見』normalcy bias というそうです。また現代人は、本来動物が本能的に持つ「危険を感じ、遠ざける」”嗅覚”的な察知能力が衰えていると言われます。
防災も国や行政にまかせるのではなく、私たち個人の危機管理の問題として、動物的な”嗅覚”を駆使した日ごろの防災・減災対策が大事だと思います。
少しでも身の回りのハザード(hazard=危険要因)を取り除くことで、被害リスクを減じることができます。家庭内はもちろん、まちの危険箇所も日ごろチェックして、まちぐるみの安全対策を考えることが大切ではないでしょうか。
ご自宅の所在地を聞かれたあなた…… My house is located so close to the epicenter of earthquakes.「私の家は、地震の震央のほど近くにあります」と応えて間違いではないはずです(epicenter=震央)。
●so close
「惜しい!」って叫びたいときってありますね。ゴルフでボールがホールのカップをなめたとか、競馬のハナ差とか、釣った魚に逃げられたとか、滑り込みタッチアウトとか、宝くじで組違いとか……はは、かすりもしないことが常ですけど。
That was so close!「ったくぅ、惜しかったなぁ」が、so close です。close(発音はクロウス、と濁りません)はもとの意味は「接近、近い」でしたね。ちなみに、競馬の「ハナ差」は by a nose で「ハナ差で勝つ」は win by a nose です。close call は「僅差の判定」。
●narrow
narrow も close と同じような意味で「狭い」ですが、「もう少し、もうちょっと」という意味でも使います。a narrow victory というと「僅差の勝利」というわけです。
この narrow は副詞形でもよく使われます。I could narrowly escape the accident.「危ないところで事故を免れた」というふうに。
●nice try
「惜しい!」の変形に、nice try! があります。これは狙いはよかったけれども結果だめ、でも「よくやった、惜しかった!」というとき。テニスでネットに詰めた相手の横を抜こうとしてパッシングショット、わずかにラインオーバーしてアウト…… Nice shot, nice try!「いいショットだった、狙いもよかったけどね!」ってな感じ。
なお、そのショットがややそれてアウトしたら、It was a little wide.「ちょっと外へそれちゃった」。この wide は「外へそれる」という使い方です。
●another one
バーで(突然の話題転換…… try で思いついたので)、I'll try another one. だと「趣向を変えてちょっと別な酒を試してみよう」。カクテルの利き酒かなんかで、バーテンダーに Let me try another one. と言えば「ちょっと別なカクテルを味見させて」ということ。ただ、これは状況によっては「同じものをもう一杯ちょうだい」にもなりますね。その場合、Give me another one (of this), please. が自然ですけど。
●one more round
そのバーでカップルで一緒に飲んでいて、二人が一致して「同じものをもう一杯ずつ」と追加注文をするときは、The same one (cocktail), one more round, please. と言います。one more round は「同じものをもうひと回りちょーだい」ということ。もちろんレストランなどでも、二人以上、グループで同じ料理を再オーダーするときにも使えます。One more round of gyoza, please!「餃子おかわりくださ~い!」。
●help yourself
Help yourself and enjoy!「ご自由に食べて楽しんで」……いろいろな大皿料理をテーブルに並べたブッフェ buffet(立食)パーティでホストがゲストにこう呼びかけます。help yourself は「自分を助ける=セルフサービスで」から「どうぞご自由に」。
似た表現に Make yourself at home.「(自分の家のように)お気楽に」がありましたね。このように yourself とか myself など英語の再帰代名詞は大変便利です。再帰代名詞などとこむずかしく覚えるのではなく、Help yourself. とそのまま覚えたほうがよほど親しめますね、うん…… So, I'm talking to myself. ……「と、ぼくはひとりごちている」。
日本は本当にいつどこでも大地震は起こりますね。今回の地震も、あまり地震活動は活発ではないとみられた地方で起こりました。でも、日本はもともと地震(地殻)活動でつくられた島国であり、100年や200年程度の経験的時間感覚では計れない……つまり人間の時間感覚を超えた自然現象だと思えば、いつどこで大地震が起こっても不思議はないわけです。
日本は戦後から高度経済成長期を経て90年代までの約半世紀、大きな地震を経験せずに都市化が進み、発展してきました。ところが阪神・淡路大震災で、都市化の脆弱性が露呈したと言われます。また同時に、阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)あたりから、日本(とくに西日本)は再び地震の活動期に入ったとする地震学者が多いそうです。
また、近年の日本での大地震発生分布を見ると、南関東地域がちょうど地震”未発生”の空白地帯となっており、そのいっぽうで首都直下地震の切迫性が指摘されています。
社会心理学では、災害が起こっても「自分だけは大丈夫」と他人事のように受けとめる心理を『正常化の偏見』normalcy bias というそうです。また現代人は、本来動物が本能的に持つ「危険を感じ、遠ざける」”嗅覚”的な察知能力が衰えていると言われます。
防災も国や行政にまかせるのではなく、私たち個人の危機管理の問題として、動物的な”嗅覚”を駆使した日ごろの防災・減災対策が大事だと思います。
少しでも身の回りのハザード(hazard=危険要因)を取り除くことで、被害リスクを減じることができます。家庭内はもちろん、まちの危険箇所も日ごろチェックして、まちぐるみの安全対策を考えることが大切ではないでしょうか。
ご自宅の所在地を聞かれたあなた…… My house is located so close to the epicenter of earthquakes.「私の家は、地震の震央のほど近くにあります」と応えて間違いではないはずです(epicenter=震央)。
●so close
「惜しい!」って叫びたいときってありますね。ゴルフでボールがホールのカップをなめたとか、競馬のハナ差とか、釣った魚に逃げられたとか、滑り込みタッチアウトとか、宝くじで組違いとか……はは、かすりもしないことが常ですけど。
That was so close!「ったくぅ、惜しかったなぁ」が、so close です。close(発音はクロウス、と濁りません)はもとの意味は「接近、近い」でしたね。ちなみに、競馬の「ハナ差」は by a nose で「ハナ差で勝つ」は win by a nose です。close call は「僅差の判定」。
●narrow
narrow も close と同じような意味で「狭い」ですが、「もう少し、もうちょっと」という意味でも使います。a narrow victory というと「僅差の勝利」というわけです。
この narrow は副詞形でもよく使われます。I could narrowly escape the accident.「危ないところで事故を免れた」というふうに。
●nice try
「惜しい!」の変形に、nice try! があります。これは狙いはよかったけれども結果だめ、でも「よくやった、惜しかった!」というとき。テニスでネットに詰めた相手の横を抜こうとしてパッシングショット、わずかにラインオーバーしてアウト…… Nice shot, nice try!「いいショットだった、狙いもよかったけどね!」ってな感じ。
なお、そのショットがややそれてアウトしたら、It was a little wide.「ちょっと外へそれちゃった」。この wide は「外へそれる」という使い方です。
●another one
バーで(突然の話題転換…… try で思いついたので)、I'll try another one. だと「趣向を変えてちょっと別な酒を試してみよう」。カクテルの利き酒かなんかで、バーテンダーに Let me try another one. と言えば「ちょっと別なカクテルを味見させて」ということ。ただ、これは状況によっては「同じものをもう一杯ちょうだい」にもなりますね。その場合、Give me another one (of this), please. が自然ですけど。
●one more round
そのバーでカップルで一緒に飲んでいて、二人が一致して「同じものをもう一杯ずつ」と追加注文をするときは、The same one (cocktail), one more round, please. と言います。one more round は「同じものをもうひと回りちょーだい」ということ。もちろんレストランなどでも、二人以上、グループで同じ料理を再オーダーするときにも使えます。One more round of gyoza, please!「餃子おかわりくださ~い!」。
●help yourself
Help yourself and enjoy!「ご自由に食べて楽しんで」……いろいろな大皿料理をテーブルに並べたブッフェ buffet(立食)パーティでホストがゲストにこう呼びかけます。help yourself は「自分を助ける=セルフサービスで」から「どうぞご自由に」。
似た表現に Make yourself at home.「(自分の家のように)お気楽に」がありましたね。このように yourself とか myself など英語の再帰代名詞は大変便利です。再帰代名詞などとこむずかしく覚えるのではなく、Help yourself. とそのまま覚えたほうがよほど親しめますね、うん…… So, I'm talking to myself. ……「と、ぼくはひとりごちている」。