いつもお訪ねいただいている方は、訪問先を間違えたと思われたかもしれませんね。ははは。テンプレート(デザイン)を変えてみました。これまでちょっと地味すぎましたか……ね。夏ですし、身も心も明るく行きたいと思います。
いよいよ本格的な東京の夏が始まりますね。地球温暖化、ヒートアイランド現象で、東京はますます暑くなってきたようです。
ニューヨークも夏は暑いんです(大陸性気候で、冬はぐんと寒い)。でも、6、7月がもっとも暑いようで、8月に入るとぐんと秋の気配が色濃くなり、夜は肌寒いくらいの日もあります。ニューヨーカーは7月後半からバケーションをとり始めます。8月に入ると、ビジネス接待で使われる高級レストランなどは、3週間から1カ月のバケーションに入り店を閉めます。逆に観光客が多くなるのですが、常連客はみな、バケーションでニューヨークにいない。高級レストランともなると、観光客は一見(いちげん)さんだということで、アテにしていないんですね。
さて、東京の酷暑のなか仕事も遊びも適当に……とは言いませんが、せめて cool に行きたいものです。
●Stay cool!
言いたくはないけれど、Shit! It's damn fuck hot.「クソ暑い」(失礼!、なお hot の発音はNY語ではほとんど“ハッ(ト)”。shit と damn、fuck はお手数ですが辞書を引いてみてね)。
通勤の朝、背中にもろに太陽を背負いながら、思わず電柱の陰をたどって歩いていました。わずかながら太陽の位置はずれているので、こちらも当然蛇行して歩くわけで、前から来る人(と車)、後ろから来る人(と車)の不審の目を感じました(電柱どころか電線の陰まで追っかけていましたから)。都心部の駅に着いて、やはり太陽に愛され背中から抱きつかれ、It can't be helped.「これも運命(さだめ)よ(どうにも救いようがない)」、とうそぶきながら道を歩いていたら、前から来るモデル風の素敵な外国人女性、おもむろに扇子を取り出して涼しげに扇ぎながらすれ違う。扇子かららしい和風のいい薫りすら漂って……Hi! It's gonna be hot, today. Stay cool!「暑くなりそうね、きょうは。涼しくしてね!」
……と声をかければよかったなぁ、とそのあと、あり得なかった書き下ろしドラマを創作しつつ仕事場に向かいました。この場合、Stay cool は、「涼しくしてて」というのと「かっこいいよ(そのままかっこよくやってよ)」の両方の掛け言葉なんですね。もし、そう声をかけていたら彼女、すれ違いざまニコッと微笑んだか、無視して cool に通りすぎたか、You, too! とつぶやいたか、はたまた……?
このように cool は、つまりは涼しい顔、動じない→かっこいい、になります。欧米で“かっこいい”とは、動じないこと、冷静なふるまいができることのようです。ま、ハードボイルドですね。そういえば日本にもかつて「男は黙って……」という健さんのイメージがあった。あれ、どうなんでしょ、いま。
●pushy
なかなか cool になれない私ですが、仕事などで相手が pushy 「押しつけがまし」かったりすると、自分もつられてつい pushy になって、頭が hot になることがあります。You are asking me so many things. Don't push me so much! Your are too pushy.「あれもこれも持ち込んで。そりゃないよ。やりすぎだよ」。pushy は push「押す」の変化で「押しつけがましい」。
●If you insist ...
とは言っても、「そこまでおっしゃるんなら……」と譲ることもありますよね。そういうときは、If you insist, I will do it.「もうしょうがないなぁ、じゃあやるよ」。insist は「主張する」「言い張る」です。もちょっと軽くだと、If you say so, I will take it.「まぁね、そういうことなら受けますか」ってな感じ。
●demanding
最後にもうひとつ、pushy な表現。Hey, that is demanding.「おいおい、そりゃきつい(要求だね)」。demand は「命令する」ですが、demanding は「うむを言わせない(態度とか)」になります。
暑苦しいときに、demanding な表現で締めることになりました。Stay cool, Guys!
いよいよ本格的な東京の夏が始まりますね。地球温暖化、ヒートアイランド現象で、東京はますます暑くなってきたようです。
ニューヨークも夏は暑いんです(大陸性気候で、冬はぐんと寒い)。でも、6、7月がもっとも暑いようで、8月に入るとぐんと秋の気配が色濃くなり、夜は肌寒いくらいの日もあります。ニューヨーカーは7月後半からバケーションをとり始めます。8月に入ると、ビジネス接待で使われる高級レストランなどは、3週間から1カ月のバケーションに入り店を閉めます。逆に観光客が多くなるのですが、常連客はみな、バケーションでニューヨークにいない。高級レストランともなると、観光客は一見(いちげん)さんだということで、アテにしていないんですね。
さて、東京の酷暑のなか仕事も遊びも適当に……とは言いませんが、せめて cool に行きたいものです。
●Stay cool!
言いたくはないけれど、Shit! It's damn fuck hot.「クソ暑い」(失礼!、なお hot の発音はNY語ではほとんど“ハッ(ト)”。shit と damn、fuck はお手数ですが辞書を引いてみてね)。
通勤の朝、背中にもろに太陽を背負いながら、思わず電柱の陰をたどって歩いていました。わずかながら太陽の位置はずれているので、こちらも当然蛇行して歩くわけで、前から来る人(と車)、後ろから来る人(と車)の不審の目を感じました(電柱どころか電線の陰まで追っかけていましたから)。都心部の駅に着いて、やはり太陽に愛され背中から抱きつかれ、It can't be helped.「これも運命(さだめ)よ(どうにも救いようがない)」、とうそぶきながら道を歩いていたら、前から来るモデル風の素敵な外国人女性、おもむろに扇子を取り出して涼しげに扇ぎながらすれ違う。扇子かららしい和風のいい薫りすら漂って……Hi! It's gonna be hot, today. Stay cool!「暑くなりそうね、きょうは。涼しくしてね!」
……と声をかければよかったなぁ、とそのあと、あり得なかった書き下ろしドラマを創作しつつ仕事場に向かいました。この場合、Stay cool は、「涼しくしてて」というのと「かっこいいよ(そのままかっこよくやってよ)」の両方の掛け言葉なんですね。もし、そう声をかけていたら彼女、すれ違いざまニコッと微笑んだか、無視して cool に通りすぎたか、You, too! とつぶやいたか、はたまた……?
このように cool は、つまりは涼しい顔、動じない→かっこいい、になります。欧米で“かっこいい”とは、動じないこと、冷静なふるまいができることのようです。ま、ハードボイルドですね。そういえば日本にもかつて「男は黙って……」という健さんのイメージがあった。あれ、どうなんでしょ、いま。
●pushy
なかなか cool になれない私ですが、仕事などで相手が pushy 「押しつけがまし」かったりすると、自分もつられてつい pushy になって、頭が hot になることがあります。You are asking me so many things. Don't push me so much! Your are too pushy.「あれもこれも持ち込んで。そりゃないよ。やりすぎだよ」。pushy は push「押す」の変化で「押しつけがましい」。
●If you insist ...
とは言っても、「そこまでおっしゃるんなら……」と譲ることもありますよね。そういうときは、If you insist, I will do it.「もうしょうがないなぁ、じゃあやるよ」。insist は「主張する」「言い張る」です。もちょっと軽くだと、If you say so, I will take it.「まぁね、そういうことなら受けますか」ってな感じ。
●demanding
最後にもうひとつ、pushy な表現。Hey, that is demanding.「おいおい、そりゃきつい(要求だね)」。demand は「命令する」ですが、demanding は「うむを言わせない(態度とか)」になります。
暑苦しいときに、demanding な表現で締めることになりました。Stay cool, Guys!