涙と笑いのHIV奮闘記III

自分とは無関係と思っていた病気の闘病を続けるオヤジの日記。
日に日に進行する物忘れとも戦っています。

あふれ出たれ出たのはやさしさだった 奈良少年刑務所 絵本と詩の教室

2019-03-26 22:46:05 | 読書

今日は仕事が早出だったので、終わったのが午後4時。
駅から歩く途中、道路わきの植え込みに桜が咲いていました。

どうもその色からはソメイヨシノではなく河津桜のようです。

 

そして民家の生垣が椿、それも糊こぼし。

 

 そうしているうちに通り雨。
折り畳み傘を持っていたので助かりました。

部屋に戻ったころに雨は上がり、太陽も少し出てきたようで、
東の空に虹。

そして西の空には夕焼け。

 

 

夕食は冷凍生秋刀魚を解凍してグリルで焼き、
ほうれん草としめじの煮びたし。

 

食後Amazonから宅急便が届き、こんな本が届きました。
寮美千子さんの「あふれ出たのはやさしさだった 奈良少年刑務所 絵本と詩の教室」

寮氏は多くの分野でご活躍の女性なのですが、
2007~16年、奈良坂にある奈良少年警察署で「社会性涵養プログラム」の中の
絵本と詩の教室の講師を勤められました。

先に
「空が青いから白を選んだのです 奈良少年刑務所詩集」、
「世界はもっと美しくなる 奈良少年刑務所詩集」
が刊行されていますが、
これは彼女が担当した「絵本と詩の教室」で絵本を読み、演じる、詩を作り、声を掛け合う。
それだけのことで、凶悪な犯罪を犯し、世間とコミュニケーションを取れなかった少年たちが、
身を守るためにつけていた「心の鎧」を脱ぎ始める。
そして彼女自身も変わって行く。
「空が青いから白をえらんだのです」が生まれた場所で起こった数々の奇跡を描いた、渾身のノンフィクションです

 

 

詩集は素朴なもので、しかし心が温まるもの、突き刺さるものがあり、
母親に送ると、近所で回し読みをしたそうです。

この本は涙、涙でした。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿