涙と笑いのHIV奮闘記III

自分とは無関係と思っていた病気の闘病を続けるオヤジの日記。
日に日に進行する物忘れとも戦っています。

年末年始休みに「日記」6冊

2021-01-04 21:31:19 | 読書

今日は仕事始め。
いつも通りの時間に起きて、いつも通りの生活が始まります。

雲は多めだけれど、その向こうに太陽の見える朝。
気温は4℃。

朝から弁当を作って。
若芽の混ぜご飯、
鰤大根の残り、おせちの牛蒡の残りとこんにゃくを一緒に煮たもの。

 

夕食は焼きそば。

 

年末年始に読んだ本。
これ面白かったよ、といただいた本。

知らない世界の知らないルールといろいろなハプニング。
楽しく読めました。
当然3冊とも作者は異なります。

もう一冊「マンション管理員オロオロ日記」というものもあるそうですが、
それも読み終わったらいただけるようです。
楽しみ。

で、日記関連で、「紫式部日記」と「更級日記」、「土佐日記」を年末図書館で借りました。

紫式部日記には当時の宮中の様子、人物評価などが書かれています。
紫式部は清少納言のことをかなり気にしていたようで、痛烈な批判をしていますね。
まあ、清少納言も「枕草子」の中で辛らつに批判していますが。

更級日記は菅原孝標女による日記。
紫式部の書いた「源氏物語」への強い憧れが描かれています。

このような文ではじまります。
「あつま路の道のはてよりも、なお奥つ方に生い出でたる人、 いかばかりかはあやしかりけむを、いかに思ひ始めけることにか、 世の中に物語といふ物のあんなるを、いかで見ばやとおもひつつ、 つれづれなる昼間、宵居などに、姉・継母などやうの人々の、 その物語、かの物語、光源氏のあるやうなど、 ところどころ語るを聞くに、いとどゆかしさまされど、 わが思ふままに、そらにいかでかおぼえ語らむ。」
その源氏物語偶然もらった時の描写、
「はしるはしる、わづかに見つつ、心もえず 心もとなく思源氏を、一の巻よりして、 人もまじらず、木ちゃうの内にう ちふしてひきいでつつ見る心地、きさきのくらひもなににかはせむ。
 ひるは ひぐらし、よるはめのさめたるかぎ り、火をちかくともして、これを見る よりほかの事なければ、をのづから などは、そらにおぼえうかぶを、いみ じきことに思に、夢にいときよげ なるそうの、きなる地のけさきたるが きて、「法華経五巻をとくならへ」と いふと見れど、人にもかたらず、なら はむとも思かけず、物がたりの事をのみ 心にしめて、われはこのごろわろき ぞかし、さかりにならば、かたちもかぎり なくよく、かみもいみじくながくな りなむ。
ひかるの源氏のゆふがほ、 宇治の大将のうき舟の女ぎみのや うにこそあらめと思ける心、まづいと はかなくあさまし」。

土佐日記はきっと高校の時に古文の時間に出だしを習ったはず。
「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとて、するなり。」
当時男は漢文で文章を書いていたので、紀貫之は自分を女として、書き始めたんですね。

ってことで、休み中に読んだ本はこの6冊。



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