人生において振り出しはなし

公務員試験の記録

公務員試験 使えた本

2007-10-23 22:53:32 | 公務員試験を振り返って
長かった公務員試験生活の中でお世話になった本を載せておきます
主観になってしまうけど、自信をもって薦められます

(10/25追記、修正)


・勉強


「公務員試験行政5科目まるごとパスワード」 実務教育出版 高瀬淳一著

 超有名な本です
 とはいえこれ一冊でおkとかそういう類の本じゃなくて、あくまでもサブ
 こないだ話した方が、
 「時間をおいて行政科目をやったら学者のことを忘れてしまっている」・・と
 嘆かれていたんですが、関連付けて”なんとなく”記憶するのが一番の近道。
 俺は寝る前に5-10分ぱらぱら読むだけでしたが、これで十分役に立ちました


「論文試験頻出テーマのまとめ方」 実務教育出版 吉岡知治著

 これまた超有名な本です
 とはいえ、有名すぎるのと答案例はアクが強すぎて参考にし難くもあります
 俺は自治体の過去の出題例を知るのと、出題内容の分類に用いました。
 具体的には、出題例からその年の問題を予想して、関連するページを読み込んで
 自分でイチから文章書いてました


「3時間でわかる行政法入門」 早稲田経営出版 Wセミナー編著

 行政法は独学でやったんだけど、この科目はとっつきにくい
 今ではなんとも思わないけど当初は本当にしんどかったなあ
 そしてそういう科目ほど、易しく書かれた入門書が大きな力になってくれます。
 俺は理解はさておいて、この本を3回読むとこから始めました
 その後スー過去やり始めたけど、そのときはスラスラ進んだ!

 とはいえ、この本の出来はそこまでいいと思ってないので、
 もしTACの実況中継系の本が出てたらそっちのがいいかも?


「公務員試験受かる勉強法落ちる勉強法」 忘れた 忘れた

 こうすれば受かる!こうやったら落ちる!
 なかなかラディカルに言い切ってくれてる本です
 根拠はともかく、断言されるとそうなのかな。。?って思っちゃいますよねw
 でも書いてあることはそう的外れじゃない
 多分誰か有名な人の勉強法を下敷きにしてるんじゃないかな
 最後に読んだのがもう2年前なのでアレだけど、
 bookoffで105円で買えるので結構オススメ


「東大生が書いたやさしい経済の教科書」 インデックス・コミュニケ-ションズ
                          東京大学赤門Economist著

 出版されたのがちょうど堀江社長やドラゴン桜が大人気の頃で、
 東京大学のことがかなり持ち上げられていた記憶がある。
 うまいタイトルですね

 内容は、マクロ経済に関して登場人物が会話形式で学んでいくというもの
 
 何かを難しいと思うときって、たいてい
  ・そもそも書いてあることや用語が理解できない
  ・理論展開についていけない
 のどっちかだと思うんだけど、ことマクロ経済に関しては
 この本はそのどちらもクリアしています。
 
 これほど易しく書かれた経済の本は他に知らないや。
 小説風に読み進められて、あんまり勉強してる気がしないのも○
 読み手が飽きないようにとよく工夫が凝らされてる。
 経済苦手な人にほど是非読んでほしい!文句なしに良書です^^

 完全文型短大生の妹が四大編入のため経済を勉強しなくちゃならなくなったんですが
 この本読ませたらそれなりに?理解してたようw
 マクロだけなのが惜しい!


「物理 橋元流解法の大原則」 学研 橋本順一郎著

 大学受験で物理を使った人にはお馴染み
 (一部で)超有名なハシモト先生の本です
 とにかくわかりやすい!しかも覚えやすい!
 飽きさせない工夫、覚えさせる工夫、イメージで語る工夫
 これも文句なしに良書だなあ
 別にこの本じゃなくても何冊も書かれてるんで、どれでもOK^^
 数式に苦手意識ない人なら、物理やってなくてもオススメ


「そのほか」

 公務員試験のものでも大学受験のものでもいいから、
 講義の実況中継風に書かれたものがお勧め。
 読み易さ、取っ付き易さがまるで違います。
 
 専門の問題集は正直どれも変わらんかな。
 俺は評判の悪いセレクションがメインだったけど、誤植の多さを除けば不満はないし。
 でも独学でやるなら専門科目は文句なしにスー過去がいいですね
 よくまとまっていて勉強しやすい

 教養は東京アカデミーの出たDATA問ってのを使ってました。
 これが問題が多くて安い!
 解答も別冊で使い易い
 ただ解答そのものはあっさりなので、他の何かで勉強してからやるもの

 一般知能はあんまりやっても伸びないと思ったので
 ワニ本を一通りやっただけでした。
 正直難しい問題出たらそれまでだし、やったら確実に点になる専門や知識を
 重視したほうがいいと思ってます。


・面接対策


「絶対内定2008 自己分析とキャリアデイザインの描き方」 ダイヤモンド社
                                    杉村太郎

 民間企業用の就活対策本です
 俺は民間の就活のことは知りませんが、平積みされてる量からして有名な本なんだろうな

 大学4年の9月ごろ、友人と飯を食っているときに冗談ぽく言われた
 「お前は本当に働きたいのか?」という言葉が、実に衝撃的だった。
 正直あのときの俺は、社会人になるのがどこか怖かった。
 働いてやっていく自信がなかった。
 
 そもそもなんで就職ってするんだろうな
 中学高校を出て大学へ行って、卒業したら働くのが一般的だから?
 それが普通だから?
 皆そうしているから?

 当たり前のことだけども、面接対策の本ってどれもこれも
 就職して働く意思が明確にあることを前提に書かれていると思います。
 
 自分のしたいことを、あるいは今なぜ働くことを選択するのか?という問いに
 明確に答えられなくても、自分は働きたいんだと自分に暗示をかけてみる。
 面接対策本を手にとって、自己分析してみて、面接受けて、社会人になってみる。
 もうこの時点で早期離職の準備は整ってしまっているのかもしれない。

 この本は、なんで今就職するのか、本当にそれでいいのか
 その時点から始まります。
 そして、その業界でいいのか、その職種でいいのか、その仕事でいいのか…へと。
 自分に、本当によく適した本でした。

 内容的には、自己啓発と、半端無い分量の自己分析シートみたいなもの。
 シートの量は本当に凄まじくて、普通にやったら一週間はかかる
 
 面接を突破するためには
  1 面接で話すことの下準備
  2 会話内容以外に評価される部分の下準備
 が必要だけど、1に関してはこの一冊で十分に事足りた。
 
 分厚いのと暑苦しいタイトル、内容から手を伸ばしにくいとは思うけど、
 面接が苦手、失敗したひとに是非薦めたいな。
 この本には本当に世話になりました!

区採用者説明会

2007-10-20 09:55:00 | 公務員試験な日々
内定式だと思ってたら、それは来年らしい


というわけで出席してきました
同期はかなり多い。
わきあいあい^^

スケジュール的には、
 区の要職の方のお話
 ↓
 区の紹介VTR
 ↓
 平成19年度新採の方のお話
 ↓
 懇親会

紹介VTRのときに流れた生涯学習の現場の映像を見ていて、
自分がやりたかった仕事がここにあるんだなあ。。と感慨に浸ってしまった

予定にはなかったが、区長もスケジュールの合間を縫ってサプライズ講演!
ずっとあの人を目標にやってきたので、またまた感慨深いもんでした。^^


懇親会が終わったあとは、近くにいた人らと場所を変えてお喋り
あんまり時間に余裕がなくて大した話はしてないけども、
4月から一緒に働くんだって思うとまたまた感慨深いものがありましたw

あの面子でまた飲めそうだし、区のほうでもまた顔合わせする企画をやるってんで
4月まであまり不安になることもなさそうかなあ

こういう説明会は今年かららしいので、これからずっとやっていって欲しい
去年までそうだったという、書面通知のあと半年放置は正直こええ


ともかくにも、労働環境に労働条件
同僚に先輩らに上司に
そういったものを目の辺りにできて、漠然とした不安は大分解消されたように思います

総務部長の話の中で出てきた、「区のことを知る」「世の中に広く関心を持つ」を
意識しながら後約半年の間、過ごしていこう。

働きマン×銀のアンカー

2007-10-11 00:35:26 | 日常生活
水曜22時~ 日テレ系列

楽しみにしてた甲斐あって面白い
菅野美穂×バリバリ働く女性はハマリ役かも!
前やってた女弁護士も良かったもんなあ
原作だと大した役どころでないが、速水もこみちを宛がわれた新人編集は
ドラマだと扱い大きくなりそうな予感(・-+)


そんな働きマン
ドラマだとうまくコメディーも織り交ぜてくれそう(働きマン音頭とかw)だけど、
原作は、「疲れた、しんどい、でも働く」のノリなので、
あまりこれから就活する人向けではないかも。
既に働いてる人なら、大勢の働きマンから誰かを自分に重ね合わせて楽しめるのかな。


これから就活だ~!って人や公務員試験だ~!って人には
「銀のアンカー」(集英社刊 三田紀房×関達也)の方がお勧めです。
作者はドラゴン桜書いてた人で、あれに近い勢いで就活をぶった切ってますw

ドラゴン桜と銀のアンカーで大きく共通しているなと思うのは、

・情報格差の弊害を前面に押し立していること
・結局は自分でやる、行動するしかないんだということ
・利用できるものは賢く利用し自分の血肉へとしていくべきだということ

人によっては嫌悪する思考論かもしれません。
でも俺はある種体育会系の努力・根性論だって、
誰しも何処かで必要なんだとは思ってます。

この2作品比べて面白いなと思うのが、
ドラゴン桜→「大学受験で人生がすべて決まる」
銀のアンカー→「人生が決まるのは就活だ、3流大学だろうが生き残れる」
行き着くところは同じなのに、アプローチが逆方向からなんですよね。
書かれてることを全て鵜呑みにすんなってことでいいでしょうかw

105円なら

2007-10-08 00:50:01 | 日常生活
今日もボーリング行ってきました。
成長の見られないスコアでした!
アドバイスいろいろ貰ってんのにわりいなあ。
でも懲りないぜw



BOOK OFFの105円均一で仕入れてきた本を読んでます。
定価で買った本は処分し難いけど、この値なら読んだ端からできる。
読んで面白い!と思う本も、値との相関はないから、それなら古書のがいいよなあ。

ところでBOOK OFFでTSUTAYAカード使えるんですね!ぜんぜん知らんかった。
どっちもモノを売れなくするビジネスだけど、
正直本は定価で買う価値のあるものってほとんどないんじゃ。
安い昔のベストセラーを読むほうが面白い・・

マンガとかCDなら買う前から自分が楽しめるものかどうかって判断付くけど、
本ってかなり読み進めてからじゃないとできないんですよね。
ぱらぱら読んでみて良さそうだなって思って買って、半分くらいまで読んで溜息とかw
沢山読んでれば、その内買う前に判断できるようになるものなのかな。



古田さんお疲れ様でした。
まさに野球界の巨星だったなあ。
しばらく充電したら、また監督として手腕を発揮して欲しいですよね!

銭にならない事業

2007-10-06 14:29:07 | 雑記
実家の近所に生活保護の給付を受けていた女性の方がいました。

移動はいつもタクシー
食事はいつもコンビニ弁当
子どもでもわかるヴィトンのバッグと、民族衣装のような不思議な衣服
まったく手入れをしていないのであろう広がった髪の毛

幼心に、正直に、「異様」だなと感じていたことを覚えています。

「生活保護を受けている人」だということは知っていたけど、
それがどういう意味なのかよくわかってなかったな。
後から聞いた話だと、給付されたお金はいつもすぐ使ってしまうので、
自治体のほうで一週間分ずつに分けて渡していたようです。
生活っぷりからは納得
いい対応だとも思います。

ただまあ、そのたびに市役所まで行かなくちゃならなくて・・
バスでいけばせいぜい200円ほどなのだけども、ソレはイヤ。
だからタクシーで行きたい。
でもお金は使ってしまうからタクシーは使えない。

そんな理由でうちにも何度かお金の無心に来ていました。
玄関先でぽろぽろと涙を流しながら。

その方は5年ほど前に亡くなられました。
身寄りもなく、持病から仕事や集まりごとなどに参加するのも難しくて、
孤独な最期を迎えてしまったようです。



俺が住んでいる多摩ニュータウンは高齢化が著しい。

市内に公団住宅が立ち並ぶ一角があり、今新聞でそこが取り上げられています。
曰く、高齢者になってから一人で入居してくるケースが増えていて、
外出もままならいことから寂しさを感じている方が少なくない。
そこで奮闘しているボランティアの方は、ある高齢者の方の場合、
3年通い続けてようやく会話してもらえうようになったこともあったといいます。

今は限られた地域の話
でも、超高齢化社会ともなると、全国に波及していく問題なのかもしれません。



こういった高齢福祉や保護金給付は銭にならない事業であるからして
大変取り組みも難しいものであると察します。

働ける・働けないの境界線は、本人にしかわからない。
以前読んだ雑誌で、趣味に時間を割くために生活に困窮しているという人に対して、
生活アドバイザーなる珍妙な肩書きの人がにべもなく
「生活保護受給すればいいんですよ」・・とコメントしていたのには疑問を覚えた。
でもワーキングプアなんて言葉もあるくらいに、生活保護で得られる給付金の
相当額を稼いで行くには、相当な時間労働しなければならないのが現実。

高齢者の方とは常日頃からお店で接してはいるものの、
やっぱりお店に足を運ばれるような方はまだまだ元気なんだよな。
真に向かい合っていくべき高齢者は、普段あまり目にしていない気がしています。

社会保障は手厚く・・・理想ですよね。
でも保険の申請をしてきた人、或いは助けるべき人に対して行政ができることは有限。
でも、銭にならない以上は行政あるいはNPOしかやる機関はない。
舵の取り具合で、現場で働かれている方は多く心労を抱えておられると察します。


とはいえ高齢化問題はまだしも、生活保護は多くの日本人にとって「他人事」ですよね。
でも今の日本の社会は、一度負けたら這い上がれない恐怖のサバイバルシステム。
「他人事」がいつ何時自分の直面する問題になってもおかしくないと思っています。

採用内定通知

2007-10-03 01:17:51 | 公務員試験な日々
面接時の説明通り、10/2付けで正式な採用の通知を書面にて頂き、
希望していた自治体での勤務を実現できることになりました。

本当に、感無量です。



今抱いてる希望や理想と現実は違うんだろう。
でも、希望も理想も無くしたやつにいい仕事ができるとは思えない。

大学時代の友人は、俺にこう言い放った。
「役所の仕事なんてつまらない。人間として腐っちまう」
いいだろう。単調な業務の中からやりがいを見つけ出してみせる。
人間として腐らないように生きてやる。

生活保護を題材にした報道番組を見た。
お役所仕事によって困窮した人と、行政の支援によって自活できるようになった人の
コントラストが非常に鮮明な構成だった。
どっちを目指したいかなんてのは、言うまでもない。

理想や情熱に燃えるのって恥ずかしいことか?
そうは思わない。
燃えてるけどカッコいい大人を、中高生のときに沢山見れたから。

現実を知って丸くなって社会について不満を漏らすのが社会人になることなのか?
そうは思いたくない。
悩みながらだって前に進んでいきたい。

内に熱い心を持って、目の前の人たちのために働いていきたい。
それが今の素直な気持ち。

仕事に忙殺されて忘れそうになったら、この日にまた戻ってくることとしよう。

学ぶべきことは

2007-10-01 21:55:55 | 日常生活
見難くなったと思ったら、障害とかでなくてデザイン変えたのか

>mixi、10月にデザインリニューアル
ttp://www.itmedia.co.jp/news/articles/0709/18/news098.html



ここのところ民間企業のことを書籍や雑誌や新聞を通じて知ろうとしています。
就活の視点からではなくて、リアルな社会での立ち位置や業界の使命について。
在学時に大学で出席した内定者座談会も、公務員業界のものだけだったものね。
なんと視野が狭かったんだろうか。
ストレートにいけず紆余曲折を経た結果そう思い至れたのだから、
停滞していた時間も無駄ではなかったのかな。

そもそも俺は社会そのものを知らなすぎる。
今の学生あるいはその延長の標準レベルではあるかもしれないが、
無知は恥で損で罪だと思い込むことにする。
知識と知恵は相互に高めあっていくものだと思って、
もっともっと活字とヒトに触れていきたい。