30余年前、
インターネットなんて想像もできず、
中国も今ほど豊かではなかった時代。
母の趣味だった中国語が高じて
父と二人、親しくしていた上海出身の青年と
三人で敦煌を旅しました。
本日は、その2回目、
鳴沙山(めいさざん)でのお話。
東西4km、南北20kmという砂山は、
風が吹くと、砂が鳴くことから
この名になったとか。
母は、そのことには何も触れず・・・w
見渡す限りの砂漠だったと話してくれました。
この山は、頂上?まで登れ、
さっそく、夫婦で登ったものの・・・
母は、すぐにギブアップ。
足が、砂にズボズボと沈んでいくので
ヘタレの母は、すぐに歩く気が失せたのです。
また、風がひどく、砂が吹き付けるので、
大事な一眼レフが心配だったからとも、申します。
父の方は、
てっぺんをめざし、さっさと登っていき
元気に、戻ってきたそうです。
「てっぺんから眺めても、ここと同じだよ。
ず~っと、同じ景色が広がっているんだ」と、
話してくれたとか。
下の画像で、ロバに乗る三人の後ろが、
三日月型の湖・月牙泉<ゲツガセン>と鳴沙山です。
「お父さんは、わたしと違って
体力もあったし、運動神経も良かったしね・・・」
と、母は、ふりかえります。
そんな父が、まさかまさか・・・
これから10年後に、寝たきりになっているとは・・・
パーキンソン病でした。
一方の母は、ずっと身体が弱くて、
「お母さんは、私がハタチのときにいてくれるかな」
と、幼い私を、陰で泣かせたものですが・・・
父を最後まで介護し、
80代の今も元気にしています。
わからないものですね・・・
今年もお盆を迎えました。
📷冒頭画像は、敦煌で観た民俗舞踊とのこと。
(観光用のショーらしい)
******************
おつきあいいただき、どうもありがとうございます。
猛暑の上に、相次ぐ台風。
どうぞ、大過ありませんように・・・
皆さまに「優しい風が吹きますように」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます