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平成★両親の見た敦煌(2)

2023-08-14 | 旅行
30余年前、
インターネットなんて想像もできず、
中国も今ほど豊かではなかった時代。

母の趣味だった中国語が高じて
父と二人、親しくしていた上海出身の青年と
三人で敦煌を旅しました。



本日は、その2回目、
鳴沙山(めいさざん)でのお話。

東西4km、南北20kmという砂山は、
風が吹くと、砂が鳴くことから
この名になったとか。


母は、そのことには何も触れず・・・w
見渡す限りの砂漠だったと話してくれました。


この山は、頂上?まで登れ、
さっそく、夫婦で登ったものの・・・
母は、すぐにギブアップ。

足が、砂にズボズボと沈んでいくので
ヘタレの母は、すぐに歩く気が失せたのです。

また、風がひどく、砂が吹き付けるので、
大事な一眼レフが心配だったからとも、申します。


父の方は、
てっぺんをめざし、さっさと登っていき
元気に、戻ってきたそうです。

「てっぺんから眺めても、ここと同じだよ。
ず~っと、同じ景色が広がっているんだ」と、
話してくれたとか。


下の画像で、ロバに乗る三人の後ろが、
三日月型の湖・月牙泉<ゲツガセン>と鳴沙山です。





「お父さんは、わたしと違って
体力もあったし、運動神経も良かったしね・・・」
と、母は、ふりかえります。


そんな父が、まさかまさか・・・
これから10年後に、寝たきりになっているとは・・・

パーキンソン病でした。


一方の母は、ずっと身体が弱くて、
「お母さんは、私がハタチのときにいてくれるかな」
と、幼い私を、陰で泣かせたものですが・・・

父を最後まで介護し、
80代の今も元気にしています。

わからないものですね・・・


今年もお盆を迎えました。


📷冒頭画像は、敦煌で観た民俗舞踊とのこと。
(観光用のショーらしい)

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おつきあいいただき、どうもありがとうございます。

猛暑の上に、相次ぐ台風。
どうぞ、大過ありませんように・・・

皆さまに「優しい風が吹きますように」


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