「九条ネギ」、京都の伝統的な野菜です。
本来の伝統的な栽培方法は非常に手間がかかります。
秋に種を撒き、春に植え替え、
夏にはいったん株を掘りだして1ヶ月間天日で乾燥させ、
その後また植え付けて晩秋にやっと収穫できるそうです。
そんな九条ネギ、
うちでは毎年、前年栽培していた古株を干して、干し苗を作り栽培しています。
タネから栽培するよりも簡単、手間なしです。
特に病気や害虫等が出ない限りはくり返し栽培出来るので、
タネや苗の購入もいらずで経済的です。
しかも、1年を通して、いろいろ使えます。
①5月~6月上旬 掘りあげ・仮植え
収穫の終わり残った九条ネギを
堀上げて、天日干し、小屋に広げてさらに乾燥させます。
*ウリ科のコンパニオンプランツとしても利用します。
植え付け時に同じ植穴に混植します。
ネギの根に共生する菌が、ウリ科の代表的な土壌病害「つる割病」を防ぎます。
そのまま干してしまうと、本植えの8月には干からび過ぎてしまいます。
なので、仮植えしておきます。
長さ15㎝くらいに切りそろえて、
深さ5㎝の植え穴に2本ずつポイポイと入れます。
しばらくすると新芽が伸びてきます。
この夏ネギ、ピリッとした辛みの薬味ネギとして利用できます。
②7月下旬 干しネギ苗作り
仮植えした九条ネギを引き抜いて、半日ほど天日干し。
その後、吊るして2~3週間、カラカラになるまで乾燥させます。
カラカラに干すと、
九条ネギは発根がよくなり、大株に育ちます。
③8月上旬~9月上旬 干し苗の植え付け
干した苗を15㎝くらいに切りそろえます。
新芽の出がよくなります。
植え溝を掘り、
干し苗を15㎝間隔で2,3本ずつ並べ、根には酸素が必要なので、根元に藁を入れます。
倒れない程度に軽く土を戻します。
成長点が根のすぐ上にあるので深植えは厳禁です。
以後、1ヵ月ごとに追肥、土寄せをすれば、
白ネギのように立派に育ちます。
九条ネギの葉は折れやすいので、倒伏防止の支柱を設置して、
追肥、土寄せをします。
④10月下旬~ 葉ネギとして収穫
初期収穫は再度芽吹くので刈り取り収穫します。
⑤12月~ 長ネギとして収穫
九条ネギは葉ネギなんですが、
しっかり土寄せすると白い部分がこんなに長くなります。
まるで長ネギのようです。
でも、九条ネギは長ネギと違って青い部分も食べられます。
お得!!
*土寄せあり・なしの比較
トマトのコンパニオンとして混植していた九条ネギも結構立派に成長しました。
ん?
なんだかいつもと違う…
分かります?
そう、白い部分の長さが全然違うのです。
今回収穫した九条ネギはマルチ栽培だったので、
まったく土寄せしていません。
もちろん九条ネギは葉ネギなので、それほど土寄せする必要はないのですが、
土寄せすれば長ネギのように白い部分が立派になります。
九条ネギは土寄せするのがお得ですよ。
⑥4月下旬 収穫終了
ネギ坊主が出てきました。
株を疲れさせないために切り取ります。
もうしばらくしたら、掘りあげて別の場所に仮植えしておき、
7月下旬頃に干し苗を作ります。
①に戻ります。
もっと手間をかけたくないというときには
①を省略して②に戻ってもOKです。
栽培を始めてから9年、
エンドレスで栽培を続けています。
なんてお得な野菜なんでしょうね。
本来の伝統的な栽培方法は非常に手間がかかります。
秋に種を撒き、春に植え替え、
夏にはいったん株を掘りだして1ヶ月間天日で乾燥させ、
その後また植え付けて晩秋にやっと収穫できるそうです。
そんな九条ネギ、
うちでは毎年、前年栽培していた古株を干して、干し苗を作り栽培しています。
タネから栽培するよりも簡単、手間なしです。
特に病気や害虫等が出ない限りはくり返し栽培出来るので、
タネや苗の購入もいらずで経済的です。
しかも、1年を通して、いろいろ使えます。
①5月~6月上旬 掘りあげ・仮植え
収穫の終わり残った九条ネギを
堀上げて、天日干し、小屋に広げてさらに乾燥させます。
*ウリ科のコンパニオンプランツとしても利用します。
植え付け時に同じ植穴に混植します。
ネギの根に共生する菌が、ウリ科の代表的な土壌病害「つる割病」を防ぎます。
そのまま干してしまうと、本植えの8月には干からび過ぎてしまいます。
なので、仮植えしておきます。
長さ15㎝くらいに切りそろえて、
深さ5㎝の植え穴に2本ずつポイポイと入れます。
しばらくすると新芽が伸びてきます。
この夏ネギ、ピリッとした辛みの薬味ネギとして利用できます。
②7月下旬 干しネギ苗作り
仮植えした九条ネギを引き抜いて、半日ほど天日干し。
その後、吊るして2~3週間、カラカラになるまで乾燥させます。
カラカラに干すと、
九条ネギは発根がよくなり、大株に育ちます。
③8月上旬~9月上旬 干し苗の植え付け
干した苗を15㎝くらいに切りそろえます。
新芽の出がよくなります。
植え溝を掘り、
干し苗を15㎝間隔で2,3本ずつ並べ、根には酸素が必要なので、根元に藁を入れます。
倒れない程度に軽く土を戻します。
成長点が根のすぐ上にあるので深植えは厳禁です。
以後、1ヵ月ごとに追肥、土寄せをすれば、
白ネギのように立派に育ちます。
九条ネギの葉は折れやすいので、倒伏防止の支柱を設置して、
追肥、土寄せをします。
④10月下旬~ 葉ネギとして収穫
初期収穫は再度芽吹くので刈り取り収穫します。
⑤12月~ 長ネギとして収穫
九条ネギは葉ネギなんですが、
しっかり土寄せすると白い部分がこんなに長くなります。
まるで長ネギのようです。
でも、九条ネギは長ネギと違って青い部分も食べられます。
お得!!
*土寄せあり・なしの比較
トマトのコンパニオンとして混植していた九条ネギも結構立派に成長しました。
ん?
なんだかいつもと違う…
分かります?
そう、白い部分の長さが全然違うのです。
今回収穫した九条ネギはマルチ栽培だったので、
まったく土寄せしていません。
もちろん九条ネギは葉ネギなので、それほど土寄せする必要はないのですが、
土寄せすれば長ネギのように白い部分が立派になります。
九条ネギは土寄せするのがお得ですよ。
⑥4月下旬 収穫終了
ネギ坊主が出てきました。
株を疲れさせないために切り取ります。
もうしばらくしたら、掘りあげて別の場所に仮植えしておき、
7月下旬頃に干し苗を作ります。
①に戻ります。
もっと手間をかけたくないというときには
①を省略して②に戻ってもOKです。
栽培を始めてから9年、
エンドレスで栽培を続けています。
なんてお得な野菜なんでしょうね。
去年の九条太ネギはおかんさんの記事を参考に
させてもらって大成功でした^^
さらに分かり易くまとめて頂いてありがとうございます。
冬野菜の準備もそろそろですね。いつも綺麗に育てられていて”凄い”の一言です。
過去ブログ見て勉強させていただきますね。
そちらは雨や増水は大丈夫でしょうか。
畑の様子を見に行くのもあまりご無理なさらなように
雨で仕事が休みになったので、
以前から質問の多かった九条ネギの栽培についてまとめてみました。
お役に立てればうれしいです。
こちら、ただ今大雨特別警報が発表されています。
危険なので、畑はちらっと様子見に行っただけで、帰ってきました。
ご心配ありがとうございます。
一つ質問なんですが、収穫とある部分は全て根を残すのでしょうか?
根付きで収穫してしまったらエンドレスにならない…
毎年何処かで新たに種蒔きが必要?と何か自分が勘違いしてそうなのでコメントしました。
宜しくお願いします。
収穫は根ごと掘り上げます。
次の栽培用は
全部収穫せずに残しておきます。
春に掘り上げて仮植え(←省略可)
夏に掘り上げて吊るして干し苗にします。
それを植え付けて次の栽培スタートです。
毎年これの繰り返しです。
全部収穫せずに、
次の栽培用は残してくださいね。
上手にネギを作ります。
ネギ好きなので、
エンドレスに栽培できるのはうれしいです。
とくに九条ネギは再生力が強いそうです。
頑張ってください。
エンドレスということは、どこかの時期に 分けつするのでしょうか?
例えば、
100飢えて60食べたら、40本残りますね。
その40本を繰越したら、次の年は40本のうち20本食べて20本残す。
だんだん数が減ってくるイメージです。
基本的な質問ですみません。(^_^)
ありがとうございます♪
この記事をバイブルにして育成していきます。
最終的に⑤の長ネギとして収穫したいと思い干しネギを用意しています。
④の葉ネギ収穫は1度きりですか?それとも伸びるたびに何度もしていますか?