175Rと130R

175Rと130Rの関係性を多角的に考察し、新しい日本のあり方を模索する。

マツケンサンバ誕生秘話

2004年08月28日 | Weblog
特に理由もなく、漠然とした心持ちで浅草サンバカーニバルを見に行った。
あいにくの雨天にも関わらず、浅草は大勢の見物客であふれていた。

同じようにサンバのリズムに合わせて踊るのでも、ブラジル人と日本人とでは、何かが違う。
同じように派手な衣装を着て、同じような踊りを踊っているにも関わらず、決定的に何かが違うのである。
何が違うのか?
パッションが違うのである。

ブラジル人ダンサーは、笑顔で、縦横無尽に踊り狂う。めちゃくちゃ楽しそう。
他方で、日本人のサンバチームは、「必死に練習したんだろうなあ」という努力のあとをにじませながら、律儀に踊る。一生懸命さが伝わってきてしまうのである。

こればかりはどうしようもない。
サンバといえばブラジル、ブラジルといえばサンバなわけで、ちょっと前まで生真面目にちょんまげを結ったり、悲壮感を漂わせながら切腹したりしていた民族に、サンバの陽気なリズムはそう簡単には馴染まない。

それでも、見た目の派手さや、新しさ、珍しさは捨てがたい。なんか楽しそうだし。
パッションなんてないけど、そもそも僕たち、ミーハーな種族じゃん。
外国の文化を柔軟に取り込みながら生きてきたわけじゃん。
やっちゃおうよ。サンバ、いいじゃない。やっちゃいましょうよ。

そんなノリで開発されたのが、マツケンサンバ。