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笑う負け犬の生活

日常生活に関する超主観的な雑記

旅行後記-2

2005-08-10 | 旅行/'05.07 SiemReap


今回に限らず、日本人観光客の行動にオイオイと思ってしまう事がある。
もちろん、韓国や中国人がホテル内、大声で喋っていてうるさーい
なんて事もよくあるけれど、日本人の数が少ない場所だから気になるのかなー。
今回も何度か、オイオイ・・・という事があった。

カンボジアのホテルで朝日を見に行こうと、まだ暗いロビーに座っていた時
”ガン、ガン、ガン!”木製の階段をサンダルの音を高らかに鳴り響かせて
駆け上がって行った女性がいた。階段とロビーの距離はかなりあったけど
静かな時間のせいかホテル中に響き渡っている。なんだかなぁーと思う。
山中の遺跡へ行った時、小川を渡るのに幅10cm程度の板を渡る場所が。
なぜか前のカップルが止まっている。女性はヒラヒラのスカート。
うわー、ヘビもいるっていうのに街中歩くような格好で来る人いるんだなー
そう思って見ていると、ガイドさんが驚いた顔で女性の足元を指差す。
見ると7cm位の細いハイヒールサンダル!ゆえに足元がぐらつき
橋が渡れないのだ。私達の後ろも次第に人の列ができてしまい
ガイドさん達は呆れかえった表情。そんな状態でもカップルは平然としていた。
呆れたけれど、あの急斜面をどうやって登ったのか、ある意味凄い(笑)
遺跡で写真を撮ってもらおうとていしたら、前に割り込む女性2人組。
笑顔でポーズ!ってオイオイ・・・ワタシは視界に入ってないですか?(苦笑)

普段自分が日本人である事なんて意識した事もないのに
なぜかこういう時ばかりは「同じ日本人として恥かしい」などと思ってしまう。
旅行をしていると「日本人はお金持ち」と言われるけれど
「お金持ちで無作法」と言われないように気をつけようーと思うのだった。

もうひとつ感じた事は・・・
アンコールワットの参道を少しはずれた場所に井戸があった。
遺跡にはそぐわない原色の小さな屋根には日本の企業名が書かれている。
井戸の周りはカラカラに乾いており、使われている形跡が見当たらない。
どうしてあんな所に井戸があるんだろう?と気になった。

山中の遺跡へ行った時、通路となる山道を掃いている少年少女が数名いた。
皆ロゴの入りの上着を着ているので、どういう人なのかガイドさんに聞くと
「日本のNGOが運営しているんですよ」
木の葉はまた落ちてくる、そんな場所をなぜ掃き掃除しているんだろう?
彼等に働く先と収入を与えるため?
こんな所を掃くより、もっと何か技術が身に付くような仕事がないのかな?
そんな事を思った。

その後現地の人から援助の事について話を聞く機会があった。
遺跡の修復は各国が援助しており、だからこそ今のような状態で
見て歩く事ができるし、国際会議が行われるようなホテル近辺の道路も
やはり援助でキレイに舗装され、私達もスムーズな移動ができる。
でも、援助で井戸が作られ、壊れてもその部品が手に入らず放置されたり
修理できず使われていないものもめずらしい事ではなかったり
援助で学校が建てられても先生を雇うお金がないとか。
次はどこをどの国、団体に援助してもらうかを仕事にして利益を
得ているような人もいるという。

海外でボランティア活動をしていた友人から「お金や物資を送って貰っても
中間搾取なんて日常茶飯事。いくら技術指導をしても、その技術を生かす
職場や作ったものを売る事ができなければ、その人達はまた肉体労働などに
職を求めるしかなく意味のない事になってしまう。やはりその国が、人が
自立してやっていけるような形を作らなければ、お金を送ってもそれは
一時凌ぎにしかならない」という話を聞いた事もある。

少し話は違うけれど、カンボジアへ行くと物乞いが目につく。
前回も、遺跡の前などで物乞いをする大人や子供を何度も見た。
観光客が近付くと親が子供を抱えあげて見せ手を差し出してくる事も。
地雷の犠牲者が多い国ではある事は事実だけれど、お金を得る為に
身体を傷つけ物乞いする人もいるというような良くない話も聞く。
貧困な国で収入を得るため、そんな悲しい方法しかないのか・・・
でも、ここでお金をあげていいのだろうか?そう思ってしまう。
正直なところ、今回も渡航前そういう事を考え気が重くなった。
私はどうしたら良いかわからずお金をあげた事がない。

こういう問題はとても難しく、個々が考えていくしかないと思う。
こうした国で援助を受け、助かっている人も事も沢山あるはず。
援助イコール「お金を寄付」という行為に結びつきがちだけれど
必要とされている所へ必要とされている形で使われていない場合もある
という事実の一端を知り、今後自分がそういう事にどう関わっていくのか
あらためてそんな事を考えさせられた旅だった。


旅行手配先 ピースインツアー
ホーチミン・ホテル Indochine Hotel
シェムリアップ・ホテル Victoria Angkor Hotels

旅行後記-1

2005-08-09 | 旅行/'05.07 SiemReap

最終日をベッドとトイレの往復で終わらせてしまったものの楽しかった。
少しだけ不思議なのは旅行後の「楽しかった」の感じがいつもと違う事。
いつもなら現実に引き戻される重い気分の中、高揚感を引きずって
しばらくウキウキしているのだけれど、今回は妙に落ち着いていた。

今回の旅行では、何かを見たという感動よりも人との触れ合い
のようなものがとても印象に残っている。
ホーチミンの郵便局で汗をふきつつ道順や買物情報を教えてくれた男性。
親切に市場まで案内してくれたインド人らしきご夫婦。
毎晩通いたくなってしまう笑顔で迎えてくれたカフェの店員さん達。
メコン川クルーズで一緒だった、ベトナム在住の友人を訪ねに来たという
1人旅の日本人女性と、アンコールワット内でバッタリ2度も会い
偶然の再会に嬉しくなりしばしお喋りした事。
同じくアンコールワット内で何度も出会い、その度目線が会い笑顔だけで
挨拶を交わした地元の人と思われる家族。翌日ホテル近くを歩いていたら
クラクションが鳴り、振り返るとなんとその家族が!
いつまでも車の中からご主人が笑顔で手を振ってくれた。
くるくる変わる私達のプランに最後まで笑いながらつきあってくれた
トゥクトゥク運転手のキムさん。
遺跡よりも何よりもこうした人達のたくさんの笑顔ばかりが思い出される。

ホーチミンでは、スリやひったくりという危険もあったり、カンボジアは
街の中心から少しはずれれば地雷も残るような国で、相変わらず物乞いも多い。
今回、幸い私達は体調を崩したり、ちょっと道に迷った程度で
こういった危険にあったり不快な思いをする事もなく旅行をする事ができた。
だからこそ、こうしたほんの僅かな人との触れ合いの中、親切にされた事や
笑顔ばかりが思い出されるのかもしれない。

私の見たカンボジア・シェムリアップはほんの表面の一部だけ。
そんなキレイ事では済まされない事も沢山あるはず。
実際、各国の援助で成り立っているようなあの国での、そうした援助の実情を
垣間見たり聞いたりし、改めて寄付や援助という事について考えさせられもした。
それでも私の記憶の中のカンボジアは暖かい笑顔でいっぱい。

出かける前は、カンボジアもベトナムもこれが最後と思っていたけれど
戻ってから、出あった人達の笑顔や優しさを思い出したり
バイヨンの仏塔の微笑み、デバターの微笑みを思い出すうちに
もう1度あの微笑みに触れたいと思うようになった。
恐るべしクメールの微笑み(笑)

たぶん、またそう遠くないいつか私はカンボジアへ行くような気がする。
ベトナムは、次に行くなら山岳地帯の少数民族の村かな。でももういいか(笑)
次はどこへ行こうかなー。ミャンマーのバガンも、ラオスのルアンバパンへも
行ってみたいし・・・アジアへの旅は当分やめられなーい。
そのためには頑張って働かないとねぇ・・・(溜息)

でも、それより行ってみたい・・・彼氏と2人でまったり過ごす旅行(苦笑)


旅行最終日

2005-08-08 | 旅行/'05.07 SiemReap


帰国日早朝。ノドが痛くて咳込み目が覚める。風邪ひきはじめによくある症状。
昨日の朝も少しノドが痛かったし夕方プールに入っていてすごく寒かったから
冷房で風邪をひいたのかもしれない・・・
冷蔵庫を開け、持参していたハチミツをなめ、ウガイをしてベッドへ戻る。

再び目が覚めると胃がムカムカして吐き気がする。
昨夜、帰国前夜の打ち上げー!とホテルご自慢のフレンチレストランで夕食。
ところがこれが物凄いボリュームでおまけに少々バターがきつい。
前菜を食べ、スープに口をつけた時点ですでにギブアップ寸前!
従妹も私もメインの鴨料理はほとんど手をつけられずに残したような状態。
胃が疲れ気味だったのにフレンチなんて食べちゃったからかなぁ・・・
トイレへ行くとひどい下○・・・うわーダメだこりゃ!
腹痛はないけれど胃のムカツキはさらにひどくなる。
今日はゆっくり朝食を楽しもうと思っていたのに、それどころじゃない!!
そこからベッドとトイレをひたすら往復する悪夢の1日が始った。

帰国便は20:30だったので、しばしプールでのんびりすごしチェックアウトし
街をブラブラお散歩しに行き昼食を食べ、予約しておいたホテルの
エステで2時間たっぷりマッサージをしてから空港へ・・・の予定だったが
これはもうエステどころじゃない。立っている事もままならない状態。
という訳で従妹に相談し、チェックアウト時間の延長手続きをしてもらう。
18:00まで部屋にいられることになりホッ。

目を覚ましてはトイレへを繰返し、イトコが「エステ行ってくるね」と言ったのは
覚えているのだけど、それ以外の時間彼女が何をしていたのかさえ覚えていない。
これに似た症状は子供の頃食中毒になって以来。普通ならすごく不安に
なりそうなヒドイ状態、すぐにでも病院へ!と思ってもよさそうなのに
前の晩偶然、赤痢とコレラの症状をTVで見ていたせいか、熱はないし
暖かいスポーツドリンクを飲み脱水状態にならないように気をつけ
お腹の中のものを全て出してしまえば大丈夫と思った。
飛行機に乗るとパニック症状を起こす事があるのでその為の薬も持っていたけれど
こんな状態であってもなぜか全く不安を感じなかった。

朦朧としているうちにチェックアウト時間になり、フラフラしながら荷物をまとめた。
この頃にはお腹も胃もカラッポな感じでトイレへ行く事もなくなった。
が、とにかく5分と立っていられない。
出国審査のカウンターに突っ伏しそうになりながら耐える。
出国ゲート近辺は、かなりキレイに改装されカンボジアとは思えないような
お洒落な土産物屋もできていた。覗いてみたいと思うけれど、身体が動かず
座っている事もできず、周りのヒンシュクを覚悟しベンチを3つ占領し眠った。

飛行機に乗り込み再び眠りホーチミンへ。ここで乗り換えのため2時間待つ。
来る時はフットマッサージでも・・・なんて言ってたけれど、ここでもベンチで
横になり眠る。寒くて時々目が覚める。
従妹に起こされ、飛行機に乗り込み食事も断ってひたすら眠り続けていた。

成田へ着いた時には、虚脱感はあるもののようやく意識もはっきりしてきた。
いつもなら従妹と「疲れたねー、でも楽しかったねー」などとお茶を飲み
ひと休みしてから別れるのだけれど、従妹もお腹の調子が悪かったので
後日落ち着いてから連絡を取る事にして早々に別れた。
という、海外旅行数十回で初めての最悪~な最終日となってしまった。

既に書いたように、結局の所怪しい病気でも何でもなく単なる消化不良。
平常とは違う食事で胃が疲れ&風邪気味の所へコッテリしたフレンチなんぞを
食べてしまったのがいけなかったようだ。
途中、軽くお腹の不調を感じた際は食事内容には気をつけ調整していたけれど
明日帰国という事でちょっと油断そして自分の身体を過信し過ぎたのかも。

心残りは女王様エステとホテルにあった素敵な置物類の写真が撮れなかった事。
2度とこんな事態にならないよう、気をつけねばーと思うのだった。

7日目 『クメール伝統織物研究所』

2005-08-07 | 旅行/'05.07 SiemReap


『クメール伝統織物研究所』は、京都友禅の職人だった森本喜久男さんが
戦争で途絶えかけていたカンボジアの絣に魅せられ、その復興と
作り手の育成を行う為に立ち上げられた研究所。

私はアジアの布が好きな事もあり、何かのきっかけでここの存在を知った。
前回は時間がなくて研究所へ行く事ができず、その後日本の展示会に
足を運んだり、森本さんの出演された番組等も見てその活動に感銘を受け
もう1度カンボジアへ行く事があったら、必ずここを訪れたいと思っていた。
偶然従妹も同じ思いだったので、私達にとっては今回の旅行で
遺跡と同じくらい重要な目的だったのだ。

研究所へ行くと、森本さんは不在だったけれど日本人スタッフの方が
ちょうどいらして、工房を案内し製作工程の説明をして下さった。
蛍光灯の本数も少ない薄灯りの工房の中、少女からおばさんまで数十人が
細い絹糸を、染めの為の括り作業、糸つむぎなどをしている。
絣の図柄は今でこそ紙でも残しているらしいけれど、それは全て
作り手の頭の中に記憶され、母から子へという形で伝承されてきたもの。
一度消えかかったものを、作り手を探し出し記憶を掘り起こし
口で手で伝えここまでにするのは大変な事だったろうと思う。
研究所では布を作る為、桑の木を育て、養蚕をし、天然の染料を作るという
全ての工程を行っているが、TVで見ただけではわからなかった、苦労話や
裏話をいろいろ聞かせていただいた。(工房の事を書くとキリがない)

研究所を維持するため出来上がった布を販売するショップ兼ショールームへ。
TVで見たピダン(祭壇へ飾る絣絵)はとても手間がかかるものなので
高くて予算をはるかにオーバー(泣)うーん、どうしよう・・・
ここで買うなら復活されたカンボジア絣を買うべきとも思ったけれど、やはり
自分が使いたい!欲しい!と思う布を買いたいと思い、草木染めの糸が
フワフワに織られた柔らかで肉厚な絹のマフラーとカンボジアの太陽を
思い出せるような黄金色に染められたハンカチを買った。

布には作った人の名前が書かれていた。作った人は自分の織物が
売れたという事が励みになるからだという。
糸が細かったり太かったりする素朴な布だけど、頬にあてるとぬくもりがある。
大量生産されたものには感じられない作り手のぬくもりを感じられる気がする。
この旅行の良い記念の品ができた。大切に使い続けたい。
そして、これからも研究所の活動を見守り、自分のできる範囲で
支援していきたいと思っている。

研究所からホテルへの帰り道は、以前泊まったホテルへと続く道。
ところが通りの様子がガラッと変わっていて、違う道を歩いているような感じ。
並んだ店はほとんど新しく建て替えられ、新しいホテルがいくつもできている。
それだけ観光客が増え、外資の流入も増えているという事なのだろう。
いつかまた訪れた時はさらに新しい街へと変わっているのかもしれない。

うっかり帰り道を迷ってしまい「この時間ここを通るとキムさん(運転手)
いるかもねー」と見ると、トゥクトゥクから手を振る人が!
「クメール舞踊を見に行くなら18:00頃待ってるよ」とは言ってたけど本当にいる。
既に見てしまったので、今日は出かけず明日は帰国する事を話すと
「来年また待ってるよ!」値切って振り回したのに、嘘でも嬉しいですー(笑)

1日歩き疲れたけれど、心は買ったマフラーのようにフワフワと軽やかだった。


7日目 『タ・プローム』

2005-08-05 | 旅行/'05.07 SiemReap
予定では、気球に乗ってアンコールワットを俯瞰で見た後
クメール伝統織物研究所を見学に行きその後は街をブラブラし
午後はホテルでのんびり~のはずだったけれど
従妹から「せっかくだから、タ・プロームを見に行かない?」と提案が。
タ・プロームは前回見て結構気に入っていたので追加変更。

またキムさんがいればいいのだけどーと期待して出かけたけれど
見当たらず他のトゥクトゥクに交渉。ちょっと割高だったけどOKして出発。
ドライバー曰く「今日は風があるから気球はダメかもしれないよ」
気球が上がっていたはずの地点を見ると確かに上がっていない。
空からアンコールワットがどんな風に見えるのか期待していたのに日が悪かった。
サンライズ・サンセットに続き、気球もダメだった・・・ガッカリ。

タ・プロームへ到着。この遺跡は、スポアン(ガジュマルの木)に侵食され
押し潰されそうになりながらも持ちこたえている状態。
確か、映画「トゥームレイダー」にこの遺跡が出てきた記憶があるが
巨大な根を取り除いたり修復はせず、自然の力に侵食されるままに置かれているので
とても不思議な雰囲気を醸し出しており、人がいなかったら
ジャングルに埋もれた遺跡の中に踏み込んでしまったような気分になる。
が、今回は団体さんが何組も来ていて、遺跡内は結構な人の入りようで
記念撮影に絶好のポイントは順番待ち状態(苦笑)
不思議な雰囲気も半減・・・

木々は年々育っていくから、いつの日かこの遺跡はスポアンに呑み込まれて
しまうのかもしれない。
雨が降り始め、ただでさえ不思議な雰囲気の遺跡は異次元の世界のように感じられた。



クメール伝統織物研究所へ行くには工房の昼休みにぶつかってしまうため
手前のオールドマーケット(市場)で落としてもらい、雨宿り兼市場散策。
前回より活気がない気がするけれど、気のせいか・・・
昼食を取っているうちに雨は上がりクメール伝統織物研究所へ向かう。


6日目 『クバール・スピアン』

2005-08-04 | 旅行/'05.07 SiemReap


雨は上がっていた。
昨日のスコールで山中の道が通行不可能になっていなければ
予定通りクバール・スピアンを見に行ける。

ここが今回唯一初めて見る遺跡。
計画段階で、従妹とお互いの希望が速攻一致した川底にある遺跡だ。
不安といえば、山道を片道40分も歩かなくてはいけない事。
そのため決まってから俄かにスクワットもしてきたがどうなる事やら(苦笑)
従妹は「ツアーじゃないんだから、疲れたら休めばいいよ」と言ってくれた。
彼女は日頃からジョギングをしているからたぶん問題ないだろう。

8:30ガイドさんが迎えに来てくれ問題なく行けるとの事。良かった。
クバール・スピアンのあるクーレン山までは約2時間。
ガイドさんから昔は大きな黒檀の森があったのに伐採されて消えてしまった事
今でも国境付近の山中にはゲリラが潜んでいる事、先日の幼稚園での事件話
などガイドブックには書かれていない話を興味深く聞いているうちに
あっという間に小高い山々が見え始めクーレン山に到着。

チェックポイントのゲートを通過し、いよいよ山中へ入る。
ここは昨日それほど雨がなかったのか、水はけの良い地質らしくぬかるみもない。
木が繁り直射日光を遮っているから、最初は涼しいような気もしたけれど
すぐに汗が噴出してくる。半分ほどのところで10分程度の休憩。
日本の山と植生が違い、太いツタ状の植物が多い。
思っていたほどの急勾配ではなく障害物も少なく歩きやすい。
途中、慎重に登らなくてはいけない大きな岩が剥き出しになった急斜面が
2箇所ほどあり、さらに急な斜面は階段が作られていた。

川の流れる音が聞こえてくるとガイドさんが「もうすぐですよ」
数メートル歩くと、川が見えガイドブックで見ていた岩肌の彫刻が見えた!
川は水量も多すぎず、にごりもまったくないから川底も良く見える。



川岸数箇所の岩盤にヴィシュヌ神、ブラフマー神、シヴァ神などが彫られ
川底には約200メートルにも渡り延々とリンガが彫られている。
この水で沐浴すれば病気が治ったり、幸福になれるという聖なる川とされ
川底にリンガを彫ればより強力な力を持つ水になると考えられていたという。
川に元々ある石だからそうとう硬い。水をせき止めて彫ったのだろうか?
いずれにしても信仰心の強さを感じさせられる。
小さな滝もあり、水音を聞いているとここまで来た甲斐があったと思えた。

順路をはずれると未撤去の地雷があるとか、コブラがいるとか、ゲリラが
出る可能性もあるなどの危険情報もあったので、かなりビビッていたけれど
そういう事は皆無だった。(コース上には地雷の看板も見当たらなかった)

途中昼食を取り、帰路途中にあるバンテアイ・スレイに立ち寄る。
ここはアンコールワットなどとは違う赤い砂岩で作られ、彫刻がかなり深く
綺麗な遺跡。「東洋のモナリザ」と言われる美しいデバター像があるのだが
前回同様まだ修復工事中で見る事はできなかった。



ガイドさんがアプサラダンスを見に行くならレストランへ予約してくれる
というのでついでにお願いし、夕刻再度待ち合わせをしてバイヨンⅡへ。
アプサラダンスはポル・ポト政権時代に先生や踊り子の大半が処刑され
振り付けの書物なども焼かれてしまい、いったん消失しかかったが
生き残った数人の先生の記憶を頼りに復活させたという事を以前TVで見た。
踊りも衣装もタイの舞踊と少し似ているが、リズムがかなりゆったりしている。
バリ島の舞踊を見慣れているせいか踊りのレベルも内容も今ひとつと
感じたけれど、復活してからの年月の浅さを考えれば仕方がないのだろう。
それよりも伝統文化が復活し継承されたという事は喜ばしい事と思う。




5日目 『アンコール・トム』

2005-08-02 | 旅行/'05.07 SiemReap
昼食休憩後アンコールトムへ移動し、まずはバイヨンへ。
バイヨンは、前回回廊の壁画を見てなかったので今回はそこをしっかり見て歩く。
アンコールワットの壁画は政治・宗教色が強いが、ここの壁画は日常的な
生活が彫られている。精緻さではアンコールワットの方がはるかに上だけれど
モチーフが庶民的なせいか、コミカルなものもありなかなか面白い。
が、すぐに飽きて早く顔の彫られた4面塔部分へ上がりたくて仕方がない(苦笑)
顔の部分だけでも3mはある巨大な4面塔は
塔の四方に観世音菩薩の顔が彫られており、それぞれの顔が違うので見ていて
飽きないし、その微笑を見ているとなんとなくホッとする大好きな遺跡なのだ。
※壁画写真はありません






前回よく見なかったライ王のテラスへ行く。テラス外からは見えない迷路のような
裏通路を従妹が発見し、レリーフを眺めつつ抜ける。
そのまま王のテラスを歩き、ゾウのテラスへ抜ける。


アンコール・トム遺跡の中には、このテラスの後ろに王宮跡、バプーオン
ピミアナカスなどの遺跡があるが、ライ王のテラス以外は前回全て見たし
もう1度見たいものではなかったので今回はパス!

テラスを抜け、キムさんとの待ち合わせ場所の売店前へ。
疲れたので売店でしばし休憩。すると物売りの女の子が集まってくる。
「全部で1$」出たぁ~(笑)最初は熱心に売ろうとしていた子も
従妹がカンボジア語の指差し会話帳を取り出すと、興味はそちらへ。
その様子を見た子が少しづつ集まってきて俄か日本語教室になる。
みんな楽しそうに本を見て、最後にはバイバイ~と笑顔で手を振っている。
時間がある時は、NOと無視せずお喋りしてみると、皆素朴な普通の子供で可愛い。
この子達だって、本当は物売りなんかせず遊びたいのだろう。

そんな事をして、かなりゆっくり休憩してみたもののサンセットまでには
まだ2時間もある。近場で見たい遺跡はないし・・・困った。
キムさんの提案ですぐ近くのチャウ・サイ・テボーダという小さな遺跡へ
連れて行って貰ったが修復工事中で中へ入れず外観だけを見る。
その向かい側、前回も見たトマノンへも行ったが、私は疲れがピークに。
見て歩く気力もなく、草むらの石に座りひたすらぼーっと座って休憩。
結局それでもまだ1時間半は潰さなくてはならず、かといって見たい遺跡もなく
プノンバケンへ登りサンセットを見るのは中止し、ホテルへ戻る事にした。
キムさんは、見なくていいの?と何度も聞いてくれたけど「疲れました~」
と言うと笑いながら送り届けてくれた。

プールでクールダウンしながら空を眺めていると、雲が多く夕焼けは見えなかった。
プノンバケンへ行ってもきっと夕焼けは見えなかっただろう。
夕食に出かけるため、着替えをしていると外でザーッと物凄い音が・・・
ドアを開けたら物凄い雨!あっという間に道路は水浸し。
この雨の中食事に出るのはちょっと大変という事で今夜もメインダイニングで食事。

明日はいよいよ今回の目玉と言ってもよい山中の遺跡、クバール・スピアンへ。
お天気が良いといいな・・・と思い、スタッフに「明日の天気は?」と聞くと
「知らない。雨季だから雨かもしれないしー晴れるかもしれないしー」
なんとものんびりした返事(笑)確かに雨季だからスコールは突然やってくる。
天気予報なんてあっても気にしないのかもしれない。
なんだか毎晩天気予報を気にして見ている自分達がせせこましく思えてくる。

それでも、明日の遺跡見学はガイドが必要な山中へ向かうので事前に手配済み。
雨天の場合中止し他の遺跡見学となってしまうので、降り続く雨が
朝までに止んでくれる事を祈りつつ眠った。


5日目 『アンコール・ワット』

2005-08-01 | 旅行/'05.07 SiemReap


朝日を背景にしたアンコールワットを見るため、早朝5:00ロビーへ。
が、運転手が来ないー!!空の様子を伺いながら20分ほど待ったけれど
やっぱり来ない。朝日の昇る時間は5:30~6:00と聞いていた。
トゥクトゥクをつかまえて行くか・・・しばらくウロウロしつつ検討した結果
この空の様子だと朝日は見れないかもーという結論に達し、フロントデスクへ
鍵を取りに行くとスタッフが「どうしたの?」事情説明すると
空を見つつ「今日はきっと朝日見れないよ。雨季は見るのは難しい」と。
楽しみにしていたので残念だけれど、だったら行けなくても良かったねーと納得。

そのまましばらく部屋で寛ぎ、早めに朝食を食べに行く。
朝食はビュッフェスタイルだったのだけど、品数豊富でどれもおいしい~♪
昨日までのパンとコーヒーのみの朝食とは大違い!
高いホテルはビュッフェでさえおいしいのねぇ~と大満足。

約束した運転手が来なかったので、ツーリストインフォメーションまで行けば
タクシー手配できるだろうと出発。トゥクトゥクが寄って来る。
タクシーもいいけど、トゥクトゥクの方が安いしバイクタクシーよりは安全そう。
値段を聞くとサンセットまでで15$。アンコールワットだけだからと5$で交渉。
半日だったら10$だという。それじゃタクシーと変わらないじゃなーい!
彼等は半日だけだと、残り半日仕事がなくなってしまう可能性があるから
1日で契約したいのだ。結局5$でOKという事になり出発~!

「どこのホテルに泊まってるの?」何も考えず「ヴィクトリア」と答えると
最初ビックリした顔をして振り返り、ウソだろ?と大爆笑。
「あそこに泊まっているのに君達は1$値切るのかー?」彼は大ウケ。
それとこれは別だもんねぇ~と私達。
運転手のキムさんは、とても安全に気を配ってくれ快適な乗り心地。
アンコールワットの参道前に到着。12時頃戻るねーと約束して降りる。



再び来たぞーアンコールワット!!とものすごーく感動するかと思ったら
うーん、また来れたんだねぇ・・・としみじみ(笑)
参道を歩く時も初めての時は「うわーっ、スゴイ、スゴイよー!」
ワクワクドキドキで心ここにあらず状態だったけど
今回は心に余裕があるのでのんびりと歩く。
ガイドは雇わなかったので、ガイドブックを時々見ながら回廊を見て歩く。
回廊の、面ごとに物語を彫った彫刻も精緻でとても素晴らしいのだけれど
私達はデヴァター(女神)の彫刻がお気に入り。
ひとつひとつ顔や着ているもの、立ち姿が違うから見ていて飽きない。

 
 


2時間半くらいかけてゆっくりとアンコールワットを見学し、出口へ向かいつつ
良さそうな運転手だし、あさって見る予定だったアンコールトムとプノンバケンで
サンセットも見てしまおうかという事になり、運転手のキムさんに再交渉。
「アンコールトムへ行きその後プノンバケンのサンセットまでいいかな?」
「それだったら10$だよ」それでいいよと交渉成立。
参道近くの店で昼を食べる。アンコールワット見学中からお腹の調子が悪かった
従妹はやっぱりまだ辛そう。アンコールトムを中止して帰る相談もしたけれど
大丈夫というので、少しゆっくり休む事にした。

4日目 『ホーチミン~シェムリアップへ』

2005-07-27 | 旅行/'05.07 SiemReap
今日はシェムリアップ(カンボジア)への移動日。
フライトは15:30なので、荷物を預かって貰い街をブラブラしに行く。
サイゴンスクエアショッピングモールやサイゴンツーリストプラザという
地元高級デパートへも足を延ばしてみたけれど特に目ぼしいものもなく
ハイランドコーヒーというスタバのようなコーヒーショップで一休み。

ベトナムコーヒーはマカダミアナッツフレーバー。
カップの中にはコンデンスミルク。コーヒーが落ちるのにかなり時間が
かかるのでサーバーが乗ったまま出されます。
甘いけどコンデンスミルクを入れた方が美味いという事をこの時始めて知った。


お土産はともかく、自分達の買物を何ひとつしていないという
消化不良っぽい気持ちもあって、お互い迷っていた物を買ってしまえー!と
初日見た店を再訪し買物は終了。
シメにもう1度フォーを食べようと「フォー24」という、フォー専門のチェーン店へ。
スープがかなりさっぱりしていて食べやすかった。
フォーガー25000ドン(約190円)
左上の葉っぱ類を適宜放り込んで食す。(香草苦手な私はライムのみ絞る)

早めに空港へ入ると、3年前に比べ免税店がかなり改装され綺麗に。
以前は、日本人観光客狙いなのか日本へのフライト時刻が近付くと
電気をつけ、搭乗時間が過ぎると電気を消してしまうなんていう
ピンポイント(笑)商売をやっていたのに、常時照明つきっぱなしだった(笑)
足ツボマッサージ店も出来ていて、帰りの乗り継ぎ時間の暇つぶしにいいかも。
喫茶店でカンボジアへの出入国カードやらビザ申請書など数枚を記入作成。

搭乗時間が近付いたので、ゲートへ向かうが一向に搭乗アナウンスがない。
ベトナム航空が遅れる事はよくある事と聞いてはいたけれど
搭乗時間が過ぎても音沙汰ナシ。係員に聞くと機体の準備がまだだから待てと。
結局、フライト時刻を40分ほど過ぎてようやく搭乗手続きが始まり
離陸したのは定刻を1時間過ぎた頃だった。

離陸しウトウトしていると、頭越しに韓国人男性30人位のグループリーダーが
従妹に話し掛けている。どうやら韓国企業のベトナム&カンボジア視察旅行とか。
暇だったので適当に話をしていたら「どこのホテル?良かったら後で・・・」
反日感情はなさそうだけど、パク・ヨンハくらいの男前ならねぇ~
2人を代表してやんわりお断りしたが、目当ては従妹だけだったのかも!?(笑)

シェムリアップへ到着しビザの申請手続き。
用紙のみ旅行社から事前に貰っておいたので、すぐに処理して貰えた。
ホテルまでは前回同様タクシーチケット5$を購入。チケットカウンターの場所が
移動していたけれど、値上がりはしていなかった。
ホテルへ向かう途中、ドライバーから予定を聞かれる。(観光案内タクシーにもなる)
明日アンコールワットのサンライズを見た後アンコールワットを昼まで観光する。
予定はそれだけと言うと、「遺跡は沢山あるのに他は見ないのか?20$
(エアポートタクシーの観光規定料金)でサンセットまで回るから行かないか?」
2度目なので、今回他は見ないから半日で10$なら行ってもいいと交渉。
さんざん粘られたが譲らないでいると、「OK.じゃ明日朝5:00迎えに来るから」
交渉成立とともに宿泊先のヴィクトリア・アンコールへ到着。

今回、遺跡は数少なくゆっくり見学し、リゾート気分でゆったり過ごせるよう
私達にしてはホテルを奮発。高いだけあってフロントからして優雅な雰囲気。
フロントスタッフの物腰も優雅だ。うーん、高級ホテルはやっぱりいいねぇ~
このまま住み着きたいよ、などと言いつつ部屋まで案内して貰う。
時間があったら出かける予定が、フライト時刻が遅かったためすでに夕刻。
疲れたのでホテルのメインダイニングで食事を取る事に。その前に・・・
うわぁー素敵だねー!と恒例の、部屋がキレイなウチにお部屋撮影ターイム!



洗濯物を出してしまおうと用意をし、チェックシートを広げてびっくり。高いー!!
ベトナムはパンツなどの衣類2人×2日分のランドリーが約3$だったのに
Tシャツ1枚2.2$、パンツ3.6$。高級ホテルはランドリーも高いのねぇ・・・
この旅行に限らずバリ島等でも以前は下着~衣類全てを自分で洗っていたけれど
アジアはこの時期雨季。気温は高いけれど湿度が高いためカラッと乾かないのだ。
ランドリーサービスは概して安いので、最近は下着以外はランドリーの利用と
着古しを持っていき、捨ててて帰ってくる事にしている。
ま、とにかく洗わない事には着替えが足りないのでランドリーに出す。

メインダイニングで優雅な気分で夕食を取り、部屋へ戻って備付けの湯沸しで
持参の日本茶を淹れ漬物ポリポリ食べながら「やっぱりお茶が落ち着くよねぇ」
「ここの日本茶ティーバッグ2個で2$だって!私達の2個1$で売ろうか!(笑)」
「月出てる?星もキレイ~、この夜空を彼と2人で見たいよねぇ・・・(溜息)」
高級ホテルに泊まっても、いつもの貧乏旅行と同様に夜は更けていくのだった。


カシューナッツをまぶして揚げたエビのサラダ


ベッドメイキング時置かれていたココナッツキャンディー
ラッピングがお洒落。

ホーチミン3日目『メコン川クルーズ』

2005-07-26 | 旅行/'05.07 SiemReap
7:30、約束の時間に自作の日本語学習帳を手にした、そこそこ日本語を話せる
優しそうなおじさんが迎えに来てくれた。
8人乗り程度の車には誰も乗っていない。こうしたローカルのツアーに申し込むと
2人だけだったりする事もあるので、今日は私達だけかもしれないねーと話す。
車が昨日の旅行社へ着くと「ここでバスに乗り換えてね」とおじさんは去っていった。
大型バスには、既に旅行者が20名弱乗り込んでいた。

バスに乗り込んだ瞬間、ガソリン臭というか古い電車の様なオイル臭が鼻につく。
朝から少し胃がむかついていたので、この匂いがかなりキツイ。
ここ数年旅行2~3日目の朝こういう症状が現れる。水のせいか油なのか原因不明。
毎度数時間もしないうちに消え去るから大丈夫と思うけど少し心配。
トイレのついていないバス、ビニール袋もないしと見回すと、運転手の脇に
プラスチックのゴミ箱発見。イザとなったらあそこだ!(笑)
どうやらこのツアーはいくつかの旅行社が合同で行っているらしく
添乗員はマイクで自分の会社の宣伝を大声でまくしたてている。
気持ち悪いし頭に響き最悪~。従妹に肩を借りしばらくもたれかかっていたら
いつの間にか吐き気が治まってホッ。そのうち眠ってしまった。

ツアー内容は
・バスでミトーまで(約2時間:途中15分休憩)
・ミトーで乗船しベンチェの漁港へ向かい市場見学
・タイソン島のトロピカルフルーツ果樹園散策&試食&昼食
・ベンチェのココナッツキャンディー工場&蜂蜜農園見学
・手漕ぎボートでジャングルクルーズ


バスで1時間ほど走った所でトイレ休憩。さらに1時間ほど眠っていると
ミトーに到着。木製のエンジン付きボートに乗り込み、いよいよメコン川へ!
するとあっという間に船は漁港というより、船着場のような所へ横付けされ
15分のトイレ休憩&市場見学ですと。市場は好きだからいいけどねー
活気溢れる市場

ベトナムのフランスパンはどこで食べてもおいしい!
安ホテルの朝食パンでさえ外カリッ、中フワッで1本軽くいける。

野菜やハムを挟んでくれるバイン・ミー(サンドウィッチ)屋さん


市場を出て、今度こそ船はメコン川を進んで行く。
想像では、雄大なメコン川を進むと川は広大な海へと繋がり~だったのだけれど
どこまで行ってもただの茶色い川だよ。。。で、写真はこんなものしかナシ。



タイソン島へ到着。トロピカルフルーツ果樹園ってどんなんかな~♪
期待に胸膨らませ上陸すると、頭上に茶色い皮の小さな丸い果実(竜眼の一種)
の樹が続くだけ。なんだー、これだけ?これならすでにスーパーで買って
冷蔵庫にいっぱい冷やしてあるんだけど。それでもまあ試食もあるんだし♪
休憩所らしきに到着すると、昼食の焼きそば&野菜スープ&カットフルーツ。
カットフルーツ・・・もしやこれが試食って事?でもこれらのフルーツはどこにも
生えてないし、売ってもいません(笑)

試食ってこれ?手前が実っていたのと同じ竜眼の一種。
右端柿っぽいのは、フィリピンでは「チコ」と言うらしいが外形は解らず。


フエの3$クルーズに比べれば、まあ食べられるお味の焼きそばを食ししばし休憩。
ここで仲良くなったフィリピーノおじさん2人組となぜか一緒に記念写真を
撮ったりお喋りして過ごす。
こういう現地申込みツアーは、安いという利点に加え、いろんな国の人と
交流できる面白さがある。もっとも良い人達と一緒であればの話。
カップルの人達とはほとんど話しをしなかったけれど、オーストラリアから1人で
来ていた、池袋に住んでいた事のある日本語の上手なおじいちゃんとのお喋りも
楽しかったし、なかなか楽しいグループツアーだった。
別途ガイド付き日本人3人グループとは最後まで1度も話さなかったけどね。


今度は少し小型のエンジン付きボートに乗り換えの狭い川幅を進み
ココナッツキャンディー工場と蜂蜜農園へ。
こんな船で
こんな所を進む
ココナッツ果汁を煮つめ

伸ばして切ってココナッツキャンディー出来上がり!


蜂蜜農園で伝統楽器の演奏を聞きつつ蜂蜜ティーを飲んだ後最後のイベント
手漕ぎボートで狭い水路をジャングルクルーーーズ!

漕ぎ手は前後にいるのだけど、先頭に乗ったチャイニーズがかなりの巨漢。
ジャングルのドキドキより、彼が動く度沈むのではーとハラハラドキドキ(笑)


再び、最初の船に乗り換えクルーズは終了。
タイのチャオプラヤー川と大して変わらないような印象だったメコン川。
おーっ!というような感動もなかったし、水上マーケットのような楽しさも
なかったけれどこの川は、カンボジア、ラオス、タイへと延々と続くのだ~。


※トイレに近いので、長距離バスや船に乗るこうしたツアーで行く事に
不安があったのだけれど、事前にネットなどで調べたら、トイレ休憩も
結構あり、大丈夫との書き込みがあったので、水分は控えつつ参加。
バスは途中休憩があるし、船は度々上陸するので全く問題なかった。
今後同じような人が行くかもしれないので、参考までに記す。