オンタリオ州で起こった看護師による殺人事件のパブリック インクワイアリーが始まりました。パブリック インクワイアリーは犯罪を裁く場(法廷)ではありませんが、システム的に犯罪を防げることはでなかったか?と言う疑問の元にシステムを見直し、似たような事件が起こらないようにシステムチェンジを求める法的な場です。
なぜこの看護師が9年間に渡り、仕事中に8件もの殺人事件(受け持ち患者に致死量のインスリンを投与して殺した)と4件の殺人未遂を起こす事ができたのか?システム的なエラーはなかったのか?それが争点で開始されました。今月いっぱい行われる予定です。
このインクワイアリーは被害者家族と友人の強い希望で開始されました。証言台に召集されているのは雇用主、オンタリオ州の看護師のカレッジ、看護師の労働組合、長期療養型施設の管理をしている厚生省までに及んでいます。
1日目に衝撃的な事実が判明しました。それは看護師労働組合の活動でした。
カレッジは看護師の免許を発行し、看護水準を守るところ。つまり州民を守るためにに安全な看護ケアを提供する看護師の確保。州民を守る団体です。労働組合は労働者を雇用主から守る団体です。労働組合は雇用主が労働者である看護師を不当に取り扱った場合に、組合として、時には弁護士を立て看護師のために戦ってくれる団体です。
物事には両面があって両面の話は違う時も。誤解だってあります。そう言うところを調べて労働者が不当な扱いを受けないようにするのが労働組合です。
先の殺人犯の元看護師は職場を何度も首になっています。理由は誤薬によるエラーが頻回に起こっていたから。労働組合は「首」と言う措置がとられないように雇用主と掛け合い、次の就職先で不利にならないように自主退職に変更したり、過去のエラーが公にならないように封印したりしていたのです。
殺人は2箇所の施設で、未遂は他3箇所の施設で。それほど犯人は就職先を転々としていたのです。労働組合が助けなければ、自分の父親は死ぬことはなかったと最後に殺された方の息子さんはインタビューに答えていました。
続く
なぜこの看護師が9年間に渡り、仕事中に8件もの殺人事件(受け持ち患者に致死量のインスリンを投与して殺した)と4件の殺人未遂を起こす事ができたのか?システム的なエラーはなかったのか?それが争点で開始されました。今月いっぱい行われる予定です。
このインクワイアリーは被害者家族と友人の強い希望で開始されました。証言台に召集されているのは雇用主、オンタリオ州の看護師のカレッジ、看護師の労働組合、長期療養型施設の管理をしている厚生省までに及んでいます。
1日目に衝撃的な事実が判明しました。それは看護師労働組合の活動でした。
カレッジは看護師の免許を発行し、看護水準を守るところ。つまり州民を守るためにに安全な看護ケアを提供する看護師の確保。州民を守る団体です。労働組合は労働者を雇用主から守る団体です。労働組合は雇用主が労働者である看護師を不当に取り扱った場合に、組合として、時には弁護士を立て看護師のために戦ってくれる団体です。
物事には両面があって両面の話は違う時も。誤解だってあります。そう言うところを調べて労働者が不当な扱いを受けないようにするのが労働組合です。
先の殺人犯の元看護師は職場を何度も首になっています。理由は誤薬によるエラーが頻回に起こっていたから。労働組合は「首」と言う措置がとられないように雇用主と掛け合い、次の就職先で不利にならないように自主退職に変更したり、過去のエラーが公にならないように封印したりしていたのです。
殺人は2箇所の施設で、未遂は他3箇所の施設で。それほど犯人は就職先を転々としていたのです。労働組合が助けなければ、自分の父親は死ぬことはなかったと最後に殺された方の息子さんはインタビューに答えていました。
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