走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

利用されていないか

2022年10月02日 | 仕事

冒頭写真: 3泊する海辺のコテージ。お外ジャグジーとサウナがあります。幸せ〜
到着した日は鯨を見ました。この辺に出るのはシャチ、ザトウクジラ、コククジラなので、ザトウクジラだったと思います。大きかった〜突然尾鰭が出てきて潜ってからは再び目の前に姿を表すことはありませんでした。

あれもこれも頼まれてしまう、ってありませんか?私もあります。しかしYESと言う前にかなり考えます。

まずはカレッジ(免許を管理する団体)のNPのスコープ内かどうか?
NPだからできる内容なのか?看護師でもできる内容ならば看護師に頼むように伝えます。
都合よく利用されていないか?

兎角、聞きやすいから、医師より身近だから、と医師には絶対頼まないようなことを頼んでくる人もいます。

今週は疾病障害者手当の書類を書いてくれないか?この患者はかかりつけ医がいるけど、その医師が断るから、と。

患者ではありません。コミュニティーのアドボカシー団体の1人からでした。

その医師と掛け合うか、医師のカレッジへ報告するかのどちらかでは?私はかかりつけ医がいない人にプライマリーケアを提供するので手いっぱいです、と言うと。とても残念がられました(いや、ムッとしているのがありあり)。

このような患者は残念なことに1人ではありません。よくある話です。だからといって門を少し開けるとどっと人が押し寄せてくるのは目に見えています。そして他の医師も美加がしてくれるのなら、と拒否する人が増えてしまいます。ダメなものはダメ。門は固く閉じておくのが一番です。



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