ひいき

待合室で患者同士が、再会を喜んでいました。なんでも入院中に同室だったとか。そう言えばそうだ。同じ頃に入院していた。

片方が驚いていました。もう片方が部屋を見つけて入居していることを知ったからです。同じ年齢です。しかし入居している方は、発達障害、疾病の重度さは上をいきます。しかしそんなことがおでこに書いてあるわけではなく、一般人にはおそらく察せないことだと思います。

で、診察室に入るなり、入居できていない方は言います。一筆書いて欲しい。その紹介文が有れば、ホームレスアウトリーチのスタッフがもっと親身に働いてくれるはず、と言います。そんなことはありません。書いても何の意味もない、と伝えても彼は引きません。そうなのなら、何故彼は入居できて、自分は未だにホームレスなのか？と詰め寄ります。

彼の方がずっと長い間ホームレスだし、入居の申込も随分前に済んでいた。それに疾患の複雑さもある。しかしこれらは患者のプライバシー情報。他の患者に言うわけにはいきません。

Favouritism

だとまで言います。ひいきをすると言う意味。好まれやすい人間は優遇を受ける。それは世の中の常です。しかし私はそのような働き方はしません。ホームレスのアウトリーチワーカーとて同じです。やるべきことをして、順番を待つ。ホームレスはあなた1人ではないのです。政府の補助が出る格安の部屋へは10万人の人が空きを待っているのです。ローバリアハウジングも満杯です。

安い対策 - 走るナースプラクティショナー ～診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています～

審査は公平になるように得点制になっていて、それで入居の順番が決まります。ひいきではありません。登録をして待ちましょう。それだけです。

ふー困ったちゃんです。

冒頭写真: 早起きは三文の得。と言っても日も随分高くなった9時ごろの　朝ジャグジーです。