走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

止まらないメモ

2021年08月31日 | 仕事
学会は2日目に入りました。プレゼンターもですが、ForumやQAで出てくる世界各国のAPNのコメントなどもとても興味深い。毎回メモる手が止まりません。Twitterの方にもメモをあげているので見てみてくださいませ。

新しいキーワードやフレーズも拾っています。
こちらは1日目のKeynote speaker Advanced Practice Nursing; taking us into the future by Dr. Barbara Stillwell から

Carequake - work role model change

What is matter TO you

Nursing is scientific work in caring framework

1行目はもちろん造語。医療の発達で医療職の役割が変わってきている。特に今回のコロナ禍ではそれが著しかった。

2行目はWhat’s matter with you? は一般人が友人や家族に使うフレーズ。しかし医療職にとって必要なのは2行目のフレーズ。医療職が考える患者の問題より患者が感じる患者にとっての問題の方がずっと重要。患者だけではなくて、同僚や家族にとっても同じだと私は思います。とても同感します。何故か医療職ほど医療職が軸になり、患者はめんどくさい問題のような扱いにしている。これだけ患者中心のケアが訴えられているのに、患者の声がすっぽり抜けているエリアは多い。

そして最後はとても美しいフレーズだと思う。看護は科学なのか?ケアなのか?と二局の討論する人も多い。看護の二つの要素が上手く呼応しているフレーズだと思った。

いつも参加する学会は眠気に襲われる事が多いのに、今回はそんな暇なし。参加費用はお高いけれど、得るものが多くて安いと思いだした。あと2日が楽しみ。

冒頭写真: 浜辺の流木。何故こんなに流木が多いのか?伐採をして輸送に使うのは海。海に木を並べて囲いをつけてタグボートで運びます。その行程で枠から外れてしまうものが流れ着きます。よってBC州のあちこちの浜辺は伐採された木の流木が多い。根っこがついているものは自然に海側に倒れてしまった木々たち。外側は灰色だけど切ってみると成長した木の年輪が綺麗に見れますよ。


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