走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

言語だけではないのよ

2021年08月30日 | 仕事
さあ、8/29からの4日間は 11th ICN NP/APN Network conference です。
一年の延期、オンラインとなり世界中どこからでもアクセスできる形での展開。会場のカナダのハリファックスが軸になってのブロードキャスティング。私が住む西海岸はハリファックスから時差が4時間あります(同じ国でも大きいからね)。よってライブ参加するためには早寝早起きが待っています。しかし録画を見るよりずっと良い。なんたって質疑応答やメッセージを書き込んだり。世界中のAPNとコミュができますから。

で、既にプレカンファレンスのワークショップを終えました。小グループに分かれてディスカッションができたのはプラスでした。内容はオンライン量的研究。言語や地域の異なる研究など興味深かったのですが、地域の差を違う意味で感じたのでシェアを。

オンラインサーベーをいつ送るか?このパートでのプレゼンターはカナダ人の教授。

どれだけAPNを含むナースが忙しいか私はわかっているから、タイミングを重要視している。避けるべきは
夏休み、クリスマス、そして新学期が始まる9月。
あと具体的に言えば金曜日は絶対避けるべき。回答率が下がるから。

確かにそうである。仕事よりプライベートを優先するカナダ人はそうだと思う。金曜日の職場のEメールの数は極端に少ない。

過去3年間日本APN後援会として日本のAPNと関わってきて、日本は反対。メールの返事が返ってきたり、webのアクセスが上がるのは日本時間の夜と週末。そしてシンポなどの開催は週末や祝日開催希望が多い。

何が言いたいか、と言うと、日本のAPNたちは仕事中にメールを読むとかの空き時間はなく、(ここは想像)長時間勤務して1日がほぼ終わりバタンキューで翌日出勤、休日にその他の活動をする像浮かぶ。カナダ人が見たらなんと不健康な就労状況、と言われるでしょう。

同じAPNでもところによっては違う。違うのは言語だけではなく慣習も違い、世界相手の研究をする時は、そんな事も考慮しなければ、と考えました。

冒頭写真:旅行からは戻ってきていますが写真はまだまだ続く。手前がボンビー島、次がデンマン島、そしてバンクーバー島。


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