走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

NPのバックグラウンド

2020年12月03日 | 仕事
働いている保健機構のナースプラクティショナー(NP)枠が広がったのでオリエンテーションの依頼が続々とくる。ケースバイケースだけれど大体1人2〜3日私と過ごす。

で、先日の新人さん。同じ母校の出身。彼女はパブリックヘルスナース出身。日本で言う保健師さん。他のNPプログラムへ申し込んだ時に貴方は急性期看護の経験がないからそれを得てからアプライするようの言われ、やりたくもない仕事に就いたとか。スペシャリティートレーニングも含め全然面白くない!と思っている時に近所仲間が実は母校の教授と知り相談すると

NPになるのに必ずしも急性期看護の仕事が必要なのではない
それにパブリックヘルスの視点はNPに重要

と言われ、母校のNPコースに入学する事になったと。
まあ、その最初のNPコースをしている某大学。ちょっと信頼を失うわ。だって私もNPになるのに急性期分野看護の経験が必要とは思っていないので。必要なのは看護の免許とどんな分野でも構わない看護の実践。アメリカでは看護師でなくてもNPになれるプログラムがあるぐらいですからNPコースの前は関係ない事を示していると思う。

日本は診療看護師の位置付けが海外とは違うので、参考にならないであろう話。

冒頭写真:凍ったレイクルイーズに立っている


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