
シンポジウムのパネルディスカッションでちょろっと言ったことの補足。それは大学の教員は臨床の就労を許されないことです。以前関連したことを書きましたが。こちら。
弊害はOO年前以来臨床にでていない人が看護を教科書に沿って教えていること。しかしCBEに変わるようなので、この辺も変わるのかな?
しかしその昔ながらの風習の流れを汲んでいるNP教育課程に私は強い疑問を持ちます。診療看護師(NP)の資格を持っていてもプライマリーをやったことない人にプライマリーを教えることはできるのでしょうか?医師がNPを教育するとは、本当にNPの守備範囲をご存知ですか?と問いたい。2年と言う短期間で効率よく基本中の基本を学び且つAPNとしての思考力を修業させるには、よほど考え抜かれたシラバスが必要だと思います。それを提案したのは誰ですか?吟味はされていますか?
CNS教育とて同じです。エキスパートとアドバンスの違いがわからぬ人によって作られていませんか?その違いがわからない人や教育課程では認定と専門看護師の違いがわかないまま卒業してしまうことになってしまいます。ただ修士を持っているからCNSですと言っても、周りの目には認定と同じでしょ、と言われても仕方ないような仕事しかできないままですよ。
臨床と教育現場のギャップが広がらないようにするにはどうしたら良いのか?
教育現場の方々は考えるべきです。臨床に少し足を突っ込むことが、その解決策の一つならば、声明をまとめて文科省なりに提出するぐらいの行動力を持って欲しいものです。