走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

言い訳は通用しません

2016年02月16日 | 仕事
やってはいけないポカをした。

新患の彼女はどちらかと言うと、脱線しやすく話好き。初診には40~60分をかける。しかし、明らかに時間内に収まりそうにない。

どうやって時間内に終わらせようかと考えている時に電話がなった。クリニックに置いてあるものを取りに入室したいけどいいか、とメインテナンスの人からだった。まだ、問診中だったので、どうぞと言った。彼は入ってきた。

時間を無駄にしたくない。あまり深い質問以外なら大丈夫かなと思い、最後に血液検査をしたのは何時ですか?と彼がまだ部屋の中にいる時に聞いた。

新患の彼女は驚いた顔をして答えなかった。

彼が出てからすごい剣幕で怒られた。

診察中なのに、医療者以外の前で医療質問をされたと。

当たり障りのない質問ならと基本的な規則を破った私。
彼女の怒りは収まらず、苦情は何分も続いた。

言い訳も説き伏せられ、謝罪をしてもなかなか受けいられなかった。

あーあ、近道をしようとして遠回りになってしまった。はい、個人情報はどんなことでも個人情報。そう言う国で仕事をしているんですよ。

バンクバーと日本の時差はー17時間。時差ボケはきつい。子供との飛行機旅行は子供が気になりあまり眠ることができないが、1人の時にはどこでもすぐ寝ることができる。しかし今回は数時間しか機内で眠れなかった。一泊目友人との食事を終えて24時に就寝したので、よっしゃ日本時間でぐっすり眠るぞ~と思った。しかし目覚めたのは4:30。バンクーバー時間で11:30。体は疲れているのに再び眠ることができなかった。眠れないと考えるのは日本とカナダの家族のこと。日本の家族はまだお休み中だがカナダは起きている。そう思うと話したくなりスカイプに手が伸びる。旦那と末娘と1時間も会話をしてしまうと完全に覚醒。いつもの運動(HIIT とヨガ) をしてお出かけの準備。

だいたい、不眠は時差ボケのせいだけではない。姉が倒れた時、東京の叔父は危篤だった。そして数日後亡くなった。いろんなことが重なり出発前から不眠は続いていた。

心の不安定さは不眠につながる。はい、よくわかっております、、、、


新幹線から撮った富士山の割には良く撮れた。

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