走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

プライマリーケアの未来 その4

2024年05月09日 | 仕事

シリーズもの4日目


どうにもならない状態。だからと言って留まるわけにもいかない。しかし患者の行末が気になる、、、。


そこで出てきたアイデアがリモート診察。私の新しい仕事は今までの半分。フルタイムでは2週間に10日働くのが一般的。私の新仕事は2週間に5日間働くだけ。ならば週2日程度の診察ができるのでは?と考えた。リモート診察は対面診察ほど効果的ではない。しかしパンデミック中にそうやって過ごしたのだし、ゼロよりマシなはず、と考えた。しかし州を跨いでの診察。保険のことが気がかり。よって免許を管理する団体と保険を取扱う団体に相談してみた。両方からOKサインをもらい、上司たちとかけ合う。


責任感が強いね〜と言う人もいれば、どうにもならないことなんだからスパッと辞めた方がスッキリするのでは?と言う人も。


患者に次のプライマリーを探すように、と渡す手紙の期間は退職の2ヶ月前から。2ヶ月で探せるような状態でないのが今のBC州。リモートで繋ぎ期間がプラス7ヶ月間があれば、患者側も探すことができるし、もしかしたら後継者が見つかるかもしれない。要は時間稼ぎを企んだ私。


上司はゴーサインを出してくれました。


期間は大学院が本格的に始まるまで、1月下旬までとしました。


続く


冒頭写真:ダイニングはリビングの横。違う角度はこちら








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