走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

大きな変化

2020年05月03日 | 仕事


久しぶりに自分で作るピザが食べたくなりコネコネ。両方キャラメル色に炒めた玉ねぎが下に敷いてあります。左がズッキーニ、サンドライトマト、チェダーチーズ。右はリンゴ、クランベリー、ブリーチーズ。美味しくて大満足!

さてさて、コロナ、コロナとうんざりの方も多いでしょう。そんな中で何かポジティブな事を考えてみましょう。

思いがけない副産物
地域との繋がりが強くなる
環境汚染が減る

新たなビジネスチャンス!について書きます。産業は大量生産コストダウンに焦点を当ててきました。町工場は消え、世界中どこも中国製の産物に頼ってきました。しかし今回のコロナで十分な医療資材が届かなくなりました。緊急時は誰もが自国の事で手一杯になります。カナダでは業績が震っていなかった衣服業者が医療用ガウンを作り出しました。サージカルマスクの製造に取り掛かった会社もありました。この会社はN95も製作開始を予定しています(大量生産のパーツが届き次第開始予定)。臨機応変な決断をしたおかげで政府からの援助を受けての事業変換です。これを機にコストが少し高くても自国の生産ラインを確保する方向へ産業の変革が起こるかもしれません。

テレワークやオンライン会議は北米で当たり前の事として行われていましたが、日本では馴染み少なかった事でした。変化を嫌う日本では兎角変化に時間がかかります。コロナのおかげで必要に迫られて始まったテレワークとオンライン会議。これって日本での大きな恩恵ではないでしょうか?




こちらのビデオの中でも言っていますが、残業時間や一生懸命やっている姿で評価されていた日本のサラリーマンたち。テレワークのおかげで、効率よく仕事をこなす本当の実力でしか評価されないビジネスの形となりました。これも日本が引きずっていた悪習を断つきっかけになると思います。

最後に。歴史の中で戦争や伝染病の後に必ずと言って良いほど、芸術の開花が起こります。カナダではアーティストがこの自粛中に作成した音楽をクワランチューン(隔離の事をquarantine と呼ぶので、その間に作ったチューン(音楽)をそう呼ぶ)を作りSNSを通して発表しています。自粛中に充電をして、その後に沢山の楽曲が作られるのは必然。絵画や陶芸の世界も同様でしょう。

どんなネガティヴな中にもポジティブは必ずある。要は貴方の見方次第。貴方はどんな恩恵を見つけましたか?


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。