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走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

お宅訪問

2014年11月25日 | 仕事
人生も仕事も何が起こるかわからないもので、、、。今日から新しいパートナーとの仕事が始まった(加わった)。新しいパートナーは警察官。ハイ、カナダの警察といえば赤い制服で馬にまたがってのRCMPです。

以前に書いたが大きな街にはCAR67なる、警察とメンタルヘルスチームによるタグチームがある。私の地元はない。他の件で警察と話をしているうちに一緒にチームとして活動しないかということになった。

警察にはたくさんの電話がかかってくる、メンタルヘルスに関するものも多い。病気がひどい人ほど家に引きこもり、医療へのアクセスをしない。本人も家族もどうして良いかわからず、、、、とりあえず警察に電話という経路が多い。自や他を害する状況であれば拘束して病院へ連れて行くことができるが、そうでない場合は何もできない。そこで私が登場となる。

もちろんオンコールが目的ではない。常連さんを日を改めて訪れ医療を提供するわけだ。

今日、一軒目のお宅訪問に伺った。診療所にポリスクルーザーでお迎え。なんだか子供のようにはしゃぎたくなる気持ちを抑え仕事に集中。26才のダニエラは拒食症と薬物依存で家から出てこない。ドアを叩くとすんなり受け入れてくれ診察もスムーズだった。救急的にするような状況ではなかったが課題は山ほど。近いという理由で診療所に通院することも承諾してくれた。

警察側もとても良いアウトカムと大喜び。血液検査に行く足がなかったら送りますよ、とダニエラに話しているを聞いてびっくり。悪い人を捕まえるだけが仕事じゃないのねー。

こういう常連さんは沢山いるとか、週に1件程度して行く予定にしている。



あ、もちろんこれは儀式用の服装で実務中は普通の制服です。





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