走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

お互いの成長

2021年03月26日 | 仕事
人にアドバイスをするのは簡単ではありません。アドバイスをもらうのも簡単ではありません。どうしてもネガティブな気持ちがついてまわります。

できていないところを指摘された
やはり自分はダメなんだ

休暇をカバーしていてくれたNP。ひどいエラーというか倫理に外れると言うか、プロフェッショナルリズムから外れるというか、、、。これは放ってはおけない。同僚として指摘しなければならない。反応によっては免許を管理する団体に報告しなければならない内容だと私は思いました。

告げ口をするのは簡単です。しかし同じカレッジ(大学と言う意味ではないですよ。免許を管理する団体という意味)として、まずは本人とコミュを図る事を勧められます。

気が重い。だって誤れば人間関係にも影響を与えます。しかし、そこをうまくすることも自分の成長に繋がります。

勇気を持って電話を入れる。

ちょっとムッとした声。しかしNPとしての責任について語りました。「じゃあ美加だったらどうするのか?」と聞かれ対処方法1〜3までの可能性を伝えると。

「あーその手があったか。勉強になったありがとう」といつもの声に変わる。

胸を撫でおろす。お互いの成長の為必要な事。逃げなくて良かった。

冒頭写真:春だねー


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