miss pandora

ONE KIND OF LOVE

愛にはいろいろ種類があるの
全部集めて地球になるの

いずるマフ・・・真冬日

2020-02-09 14:56:45 | A●●-PUNKs
寒侘に マフとどき
手封じの これが構造 今の如し
とけぬようにあたためて
安息日に綴る

幸せなりし 結晶の形
とどめしは むつかしく
憂い解き放つには 呪文の「マフ」

マフは、極みのあたたかさ
お付きがいないと できませぬ
できたらば・・・
満腹のほほえみ
身もこころも
胎内のよろこび

慈しまれの愛しさに
冷たき外の儚い形を忘れて
五感を鎮め
六感をあいまいに・・・

ひらひらと勝手にそよぐ熊笹を
内から眺める白昼夢

(キツネが 来たよ
あのキツネ
意地悪カラスも また来たよ)


*********


起床7時。寒いし体中が筋肉痛で痛む。いれたてのコーヒーに習慣で氷を5個入れて、飲んでしまった。雪景色は、一夜にして美味しそうにシェイプされていた。午後のやる気をなくすような雪かきは、本日必要ない。火の気のないキッチンで、寒いから足踏みをしながら、マフの事を考えていた。ご存じのようにマフをすると、手は何もできない。しかもマフほど暖かい安心感は他にない。あの幸せな安心感は、転ばないようについててくれる誰かがあってこそだろう。独りぼっちの時には、マフはできないものね。
隣の庭に 3本足のキツネが来た。
キッチンの窓をトントンすると、彼と目があった。
優しく呼びかけたつもりなのに 彼は足早に去って行く
カラスにやられて鼠のように脱毛していたシッポが、ライオンのシッポのように先っちょだけフサフサしてた。
(はろー、シッポよかったね・・・)って、伝えたかったのに、
1羽の意地悪カラスがキツネを追い立てた。
10年くらいさまよっている3本足のキツネ君とあのカラスは、遊んでいるのかな。
彼がボッチじゃないように・・・空と地とセットでいるように・・・
いつか見た化かされそうなほど美しい奥さんや、金の毬みたいな子狐はどうしているだろう。春になったら、来るのかな・・・コンコンコンと来るのかな。

https://ja.wikipedia.org/wiki/マフ


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雪かき中断中…

2020-02-09 13:28:52 | A●●-PUNKs
とても静か…雪かき中断中…
1960年代の雪国メモ・工事中

木造モルタルの母屋は赤いトタンの三角屋根。ビニールハウス用のビニールをロールで仕入れて、家中の二重窓にはさらにビニールをかけて3重にするのさ。そして全ての桟の隙間はビニールテープで塞ぐ。大きなストーブから集合煙突までの煙突を、なるたけ長く繋げたのは灯油暖房になってからだ。《冬支度・目貼り》は家族行事だった。煤落しは煙突掃除屋さんに頼んでいて、集合煙突には毎年何羽か鳥が落ちていたって聞いた気がする。

暖房なしの1階物置は、キッチンに扉一枚で繋がっていた。白菜・タイナ・枝豆・ニシン漬け・赤蕪の大きな漬物樽と塩辛や梅干の瓶が並ぶ。キャベツのピクルスが1ダースとブトウジャムやヒョウタン梨やリンゴのコンポートの大ピッチャーにレモン酒。1キロづつに小分けした小麦粉たちも勇しくいたなぁ。ママに会ったら、二人で思い出してみようっと。

夕飯どきに、漬物を2種類取りに行く。その2種類の指示出しは母がする。ガシャガシャと凍った漬物樽に手を入れるのは毎回勇気のいる事だ。大きな漬物石を隣の漬物樽に移してから、素早く平らに取るんだ。そして空気を抜きながらビニールをかけ直す。
《今日は、ニシン漬けと枝豆。暖冬で少し酸っぱくなったお漬物は、どこにも売っていないすばらしい美味しさです。枝豆は塩辛いので少しお湯につけてから殻から出して大葉と醤油で和えましょう。》
私は、たった5分で真っ赤になって感覚がなくなった手を洗い、居間のストーブに手をかざす。
《かれっこ♪焼いて、ひっくり返して焼いて、ひっくり返して焼いて…ひっくり返して焼いて…》
「手の平カレイ」を手に見立てて火にあぶる歌を歌いながら、手をあぶる。たしかこの歌の最後は、
《お醤油つけて、あむあむあむ♪》だったから、充分に手が温まってジンジンしだすと、お腹が急に空いてくる。《?どうしてお腹がすくのかな♪…》

夕方の雪かきを終えて、お兄ちゃんが毛糸の手袋をストーブの柵にかける。手袋に付いた小さな雪玉が溶けてストーブにたれる。シュワン!♪!もうすぐに夕飯だね。


除雪機も融雪炉もない昔の外は、厳かに静かで…
ご飯を炊く文化鍋のカタカタやフライパンのチリチリを際立たせていた。
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空のオーパンバル/雪かき中

2020-02-09 13:21:04 | A●●-PUNKs
なごり雪のように
ホタホタと雪がつもる
昨日の食べきれないお弁当は
今日の雪かきのエネルギーだった

大きすぎる長靴と
小さすぎるスキー手袋

フラフラと雪中を泳ぎながら
オーパンバルーのワルツをたどる・・・



ティアラも届いたね・・・

冬眠の夢の中 白銀のポールルーム
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親愛なる叔母さまへ

2020-02-09 13:16:32 | A●●-PUNKs
妖精がおびきよせられて
あつまりました。
叔母さまから、可愛い花束や楽しいチョコレートをたくさんもらっていたのに
私から、妖精みたいな叔母さまに花束を贈ったことがなかったよね。

だから、E太郎さんにお願いして、私から叔母さまに贈りたい花束を作ってもらいました。
ほらね、2月の花冠をつくりましょう。
きれいな小さな頭の叔母さまに…



ゆらゆららでぃるふぃにうむ
そよかぜ色で さざ波かおる
Something Blue Delphinium

ゆらゆららでぃるふぃにうむ
無垢なミスティーぶるー
意図せずに 
幸せ振りまく
フェアリーダスト

ゆらゆららでぃるふぃにうむ
雪どけ色で 小春おと
ゆめかたち いつ時リズム

ゆらゆららん 
でぃるふぃにうむ…


-------------------


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ぶるーコロナ プルプル ぶるーす

2020-02-09 12:52:58 | A●●-PUNKs
暖冬の我家は、思いの外、寒くなかった。
40℃設定の暖房が活躍してたのだろう。
キッチンに非難させていた植物は、バジル以外無事だった。
青コロナビール瓶は、マリアナ海溝のように澄んでいた。
赤コロナビール瓶は、溶けいるようなピンク色に冷めていた。食紅の赤色は、儚いのね。。。

クローゼットから喪服を出した。

テロテロな喪服とパサパサの私には、どうしても真珠のネックレスがあわない。5種類のネックレスをとっかえひっかえして思った。二十歳の誕生日に貰ったのは、照りすぎて粒が大きすぎて一度もしたことがない。安っぽいピンクのパールは、私自身をポリエステル製にさせる。ロンドンアンティークの黄パールは、黒にはそぐわなく、垢じみた悲しい気分にさせる。100円ショップで仕入れたインチキくすみのパールが一番しっくりするが、不敬この上ない。真珠は、やめた。いつか、きれいなうすいブルーグレーの真珠が欲しいと思ったけれど、欲しいものは売っていないのが世の常だ。

想定外でビクビクしないように・・・想定するのをやめる努力をした。
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2/3 節分移動

2020-02-09 12:50:59 | A●●-PUNKs
穏やかな湘南住まいのママは、責任逃れのような斑ボケからシャンとしていた。
想定外の忌報で北海道へ飛ぶ。カバンには、重い5家分のお香典。
積雪が少ないという土地柄で選ばれし千歳空港は、心の穴を上回るあっけらかんとした風情だった。言葉を選び態度をあらためなければならない明日に向かって、私は様々な画像や音を反すうしていた。願わくば、楽しかったことだけを思い出したいのに、平行して悲しい出来事がチラチラする。電車は、ガタゴトと小さく揺れながら無情に私を小樽に運ぶ。母親から請け負ったことは、ミッションだ。使命とは、裏腹に昨日亡くなった叔母との思い出がよぎる。ギャラリーは、生き残ったママを心配し、ママはなによりも喪主の姪っ子を心配している。寒いのに・・・汗がでる。
うやむやな私の「あいだ的位置」の不安は、車窓に紛れた。
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2/1北京ダック

2020-02-09 12:23:06 | A●●-PUNKs
ベジタリアンの友達が仰天しそうな光景がここには、ある。
人が、食べるために殺傷して、ありがたくいただくための儀式が見えるとおもった。
複雑な香辛料は、絹の道を通って邪気を払い邪気を上乗せして「食楽」を彩る。生死感なくして、人は「食」に与ることは出来ないでしょう。舌の喜びは、与えられたものだと勘ねんする。同時に、痛みを知ってこそ味蕾が開くような気がする。食は、きれいごとではない。バリのバビグリン(子豚の丸焼き)を思い出す。かわいい無心な子ブタは、その姿のままでピカピカに美味しく焼かれている。中華料理は、その出目を現す証拠のように首があり、顔があるんだ。
ねぇ、菜食主義者の友よ、山菜でさえ「顔」があること・あったことを知るべきだ。
食は、犠牲の上にある。感受性をノイズィにしないためと環境保護を一緒クタにするのは、逃げだよ。お客様のために名前のついたアヒルを屠ることがあるんだ。

人さまのお口に入るために、北京ダックになる前の屠られた鴨が並んでいる。
名無しの鴨こそ・・・胃袋にてマジックを起こして、僕らの「何」を問うんだ。
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2/1コンパクトな観光/青空と中国雑技と月

2020-02-09 11:55:26 | A●●-PUNKs
腹八分を通り越して、体中の孔から消化のための呼吸をしたい午後だった。
中華街の中の島公園では、町内会っぽい春節のステージがあった。高らかな中華拍子は消化を則すような気がして、列の並びの先へ行った。たどたどしい日本語のアナウンスが良くて、私は特等席のパイプ椅子が空いているのを見つけた。
突破だね・・・突破よね。
身動きが取れないほどお腹が膨らんでいるのに、私はコーンを跨いで、特等席に進んでみた。
大失敗で大失態だ。
6㎝のブーツヒールが地上30㎝の紅白棒にひっかかり、前後1.5mをなぎ倒したうえで、私は転んだ。誰の顔も恥ずかしくて見る事が出来ないのに、優しい知らない人々がバッグを渡してくれて手を起こしてくれて、何事もなかったように倒れたコーンも紅白棒も元どおりにしてくれる。
突破した私は、特等席に座った。
キンキンと響く2拍子に紛れた。煙たい爆竹は、ささやかだった。

獅子舞に噛まれるように、何度も頭を差し出して・・・噛まれた気がした。変顔の趙さんとは3回くらい目が合った。小粒の雑技は危なっかしくて、レエスのような昼のお月さまと対照的だった。京劇の歴史は、歌舞伎より浅いというが広大な中華の歴史が40分に詰められていると思った。けして雅ではないけれど、根差した生活と活力に満ちたものだった。
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2/1横浜中華街#春節

2020-02-09 09:48:00 | A●●-PUNKs
10年ぶりほどで、横浜中華街へ繰り出した。

いつぞやは、春節前で獅子舞の被り物の制作現場を覗いたことがある。
小路では、中国語が飛び交い、まったりとマージャンをしていたり、中華街の中にある中華学校から子どもたちが下校したり、それに混じって痩せた猫がミーミー鳴きながら徘徊したりしていた。人々は、関帝廟で盛大にお線香をあげて煙を頭にかけて祈っていた。私は、物珍しい乾物屋や色とりどりの点心のお菓子や金物屋さんを巡るのが好きだった。ぶっきらぼうな接客や巨大な月餅の味を想像するのが好きだった。平日のくり抜かれた日常風景は、甘ったるくてウソくさい観光地ではなかった。魯迅の小説がよぎるような、そんな所へ、行きたかった。

足ばやでの久しぶりの中華街は、信じられないような安いお値段の食べ放題で始まった。午前の太陽は小路だらけの街に真上からさして、サングラスなしでは痛いほどだ。春節に新調するのか、威勢よく中景ににぎにぎしく赤い提灯が続く。レストランでは、典型的な中華なまりの日本語で注文の仕方を説明される。何を食べるのか、今すぐ決めなきゃいけないんだ。猫舌なので、まずは蒸し物をたくさん頼んでみた。かつてあった逗子のチャイハナのように、ウェイトレスは「オノコシハ、ダメデスヨ」と念を押す。私は、作戦を練った。私たち一行は、私が作戦を提案した段階で、家族の団欒から遠のき、競技まがいのランチになってしまった。猫舌が二人、熱々平気がひとり。お行基知らずで騒ぐ子ひとり、食べることを「いただく」という子がひとり・・・間をとって、ニコニコ食べる子がひとり・・・。向いのテーブルの白を基調にした装いの4人家族の次男と何度も目が合う。私は、ポットでお茶を選べる「飲茶」がしたかった。飲茶とは程遠い「食べ放題」は、ジャスミンティーすら選べないのに冷え切ったウーロン茶とビールと杏酒は飲み放題だ。次男と思われる彼は、家族のためにソフトドリンクを注ぎに行く。メロンソーダとコカ・コーラ・・・5秒くらい、私は冗談でメロンソーダが飲みたくなった。猫舌には、怖すぎる熱々の蒸篭は、毒味ならぬ熱味をしてから、二代目猫舌の娘に勧める。
「今が、私たち猫舌連合が美味しくお口に入れるチャンスだ♪」
「オノコシハ、ダメデスヨ」
忙しないのが苦手な夫は、お残しを淡々と成敗して、私の為に席を立つ。
メロンソーダのグラスが、蒸篭前に立ちはだかる。
あれは、ほんの冗談だったのに・・・オーマイガー!
競技のようなお食事が続いているのに、向いの一家は店を出た。
両隣の席は、カップルだ。肺炎問題もある今日、デートにここに来たカップルには、蛮勇のメダルを贈ろう。
緑色の無果汁メロンソーダは、かき氷の味がする。オモチャのような食事にあってるような、苦しみがある。大笑いをしながら、私は冷たすぎるウーロン茶を注ぎにいった。長すぎるランチは、自分が何を食べたかも遠のいて、そんなには速く消化できないお腹を重くした。ぁぁ、焼き芋ゴロゴロ♪がしたい・・・。

色があせた桃饅頭の二周目で、桃饅頭のような娘の顔色が・・・透けてきた。耳も目もかすんで来る。二拍子の騒がしい銅鑼が、透明になりつつある娘に共食いのような桃饅頭を含ませる。食べ過ぎの罪だ。

罰をうけて・・・中村屋の肉まんが恋しくなった…..


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