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あのね!あまねがね!

ねこの『あまね』成長記録。連れずれなるままの日常日記の自分へのメモ残し

1972年その1 1位~25位

2015-08-04 08:58:49 | アルバム ジャケット
よしだたくろうの「結婚しようよ」、ガロ「学生街の喫茶店」、井上陽水「傘がない」が大ヒットし、フォークソング全盛時代が到来する。
「結婚しようよ」は、それまでのメッセージ性の強いプロテストソング(反戦、政治的抗議がある歌)と違い、さりげないラブソングであった。
このラブソングの中に既成の男らしさ女らしさのイメージを覆す歌詞。
男と女の髪の長さが一緒になったら結婚する。あれほど嫌われていた長髪が受け入れられた瞬間でもある。
一方、旧来の反体制フォークのリスナーは拒否した。
……が、世の中は既に反戦運動は衰退し大部分の青年層は「私生活主義的な生活を志向していた」のである。


前年にデビューした天地真理、南沙織、小柳ルミ子などの女性アイドル歌手が大人気となる。

□ 天地真理は、前年ドラマ「時間ですよ」の中で「隣のマリちゃん」で脚光を浴び、
劇中歌「水色の恋」、「ちいさな恋」、「ひとりじゃないの」、「虹をわたって」、「ふたりの日曜日」、「若葉のささやき」、「恋する夏の日」と立て続けにヒットを飛ばした。
オリコンで5曲が1位となり、松田聖子に破られるまで女性ソロシンガーの最多記録であった。
また、アルバム「水色の恋」はオリコン年間1位を獲得している。
まさにマリちゃんの全盛期であった。

□ 南沙織は、前年「17才」の大ヒットを受け、引き続き「純潔」、「哀愁のページ」等のヒットを連発した。
「純潔」のジャケット写真では、夫(篠山紀信氏)が撮影している。

□ 小柳ルミ子は、前年「わたしの城下町」の160万枚の大ヒットを受け、この年「瀬戸の花嫁」、「漁火恋歌」等のヒットを連発している。
「瀬戸の花嫁」はこの年の日本歌謡大賞を受賞している。

尚、日本レコード大賞は、ちあきなおみ「喝采」である。
この年、ユーミン、五輪真弓、森昌子、郷ひろみがデビューしている。



■ 1位 女のみち (宮史郎とぴんからトリオ) 138.2万枚

この曲は自主制作であり、有線放送から火が付き累計420万枚の大ヒットとなった。
続けて出した「女の願い」が170万枚、「女のゆめ」が80万枚と立て続けに連発した。




■ 2位 瀬戸の花嫁 (小柳ルミ子) 69.4万枚

「わたしの城下町」同様、"ディスカバー・ジャパン路線"を踏襲する楽曲で"瀬戸内海"をテーマに製作された。
長らく結婚式の定番ソングであった。




■ 3位 さよならをするために (ビリー・バンバン) 66.7万枚

日テレ系ドラマ「3丁目4番地」の主題歌。
80万枚の大ヒットとなった。




■ 4位 旅の宿 (よしだたくろう) 66.6万枚

この年1月に出した「結婚しようよ」が大ヒットし、「フォークのプリンス」として女子中高生人気が高まった。
そして発売したのがこの曲で、60万枚を売り上げ初のオリコン1位を獲得した。




■ 5位 悪魔がにくい (平田隆夫とセルスターズ) 65.1万枚

この曲がデビュー曲。前年にデビューしてこの年にオリコン1位となる。




■ 6位 ひとりじゃないの (天地真理) 60.1万枚

3rdシングル。まりちゃん最大のヒット曲。
立て続けにオリコン1位を獲得する。




■ 7位 京のにわか雨 (小柳ルミ子) 56.9万枚




■ 8位 別れの朝 (ペドロ&カプリシャス) 55.7万枚

原曲はオーストリアの歌手ウッド・ユルゲンス「夕映えのふたり」の日本語カバーである。
ボーカルは前野曜子。わずか1年で脱退し、代わりに入ったのが2代目高橋真梨子。
よく高橋真梨子が歌っていると勘違いされているが、本人はこれを嫌っている為、歌っている場面は少ない。
前野曜子さんは、日本の歌姫とよばれる程の歌唱力と美貌を兼ね備え、さすがの高橋真梨子さんも追いつけません。
私もそうなのですが、「やっぱり別れの朝は前野曜子だ!」派です。
ただ残念ながら、アルコール依存で40歳の若さでお亡くなりになっています。

前野曜子版 「別れの朝」


高橋真梨子版 「別れの朝」



■ 9位 ちいさな恋 (天地真理) 54.7万枚




■10位 太陽がくれた季節 (青い三角定規) 50.1万枚




■11位 夜明けの停車場 (石橋正次) 49.3万枚




■12位 雨の御堂筋 (欧陽菲菲) 44万枚



■13位 虹をわたって (天地真理) 43.8万枚



現在のマリちゃん。性格が明るいので許せる範囲です。


■14位 結婚しようよ (よしだたくろう) 42.2万枚



■15位 ひまわりの小径 (チェリッシュ) 40.9万枚



■16位 愛する人はひとり (尾崎紀世彦) 39.3万枚



■17位 芽ばえ (麻丘めぐみ) 38.8万枚

この年歌手デビューしデビュー曲が大ヒット。
ビクターのポップス系歌手第1号である。70年代を代表するアイドルである。



■18位 雨 (三善英史) 38.8万枚

この年歌手デビューしデビュー曲が大ヒットした。



■19位 友達よ泣くんじゃない (森田健作) 37.9万枚

前年、日テレドラマ「俺は男だ」で主演し、青春スターとして活躍した。
歌手としても「さらば涙と言おう」がヒットした。

現在は、ご存知千葉県知事。



■20位 ゴッドファーザーの愛のテーマ (アンディ・ウイリアムス) 37.9万枚



■21位 終着駅 (奥村チヨ) 37.8万枚



■22位 ママに捧げる詩 (ニール・リード) 37.6万枚



■23位 子連れ狼 (橋幸夫) 37.4万枚



■24位 ふりむかないで (ハニー・ナイツ) 37.2万枚

ライオン「エメロン」のCM曲。テレビでご覧になった方も多いのでは!
解散までに吹き込んだCMソングやアニメソングの総数は5000曲に達する。



■25位 マミー・ブルー (ポップ・トップス) 36.1万枚


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