やっパリ、メトロで。

パリ在住だったブログ主が語る、パリ・フランス、日本の交通系散歩日記。鉄分やや多め。

駅で見つけた、おもしろくも怖い日本語表示

2013-05-31 | Métro いろいろ
知人(日本人)との話の中に、メトロの駅に変な表示があるのを見つけた、というものがあり、
心当たりがあったので、写真を撮ってきました。
コレです↓。(クリックすると拡大します)



「用心せよ」...
フランスで見るVowの世界です。じわじわきます。
「~せよ」と聞くと、数学の問題文や、
はたまたゴレンジャーなどの戦隊もので司令官が発する命令を思い出してしまうアラフォー男の子です。
この手のちょっと笑えるもの、日本にもフランポネがあるので、お互い様といったところです。
(Wikipediaの下のほうにある外部リンクをたどると、楽しいよ)

言語学的に見ると、文法的には正しいのですが、語用論(文の実際の使用法)的には?がつきますね。
戦前などはともかく、今となっては、日本語では利用客に対してあからさまな命令表現を避ける傾向にありますし、
ちょっと古くなった言い回しかもしれません。

それから、フランス語、英語の次に日本語が来ているのがすごい。
いかに日本人がスリの標的になりやすいかということを物語っています。

そういえば、RATP(パリ交通公団)管轄のメトロやRERの駅で流れる、
スリに注意の放送も、
「♪ Ne pas tenter les pickpockets, fermer bien votre sac et surveiller vos objets personnels - お客様にお願いします。すりに狙われないよう、お持ちのバッグは必ず閉め、貴重品の管理には、十分ご注意下さい。 - Be aware of the pickpockets...」
などと、こちらはフランス語の次に日本語が来ていて、英語を差し置いているのも興味深いです。

ところで、この表示、どこの駅にあるのでしょうか?
私は写真を撮った場所でしか見ていませんが、
あちこちのRATPの駅にあるとのことなので、見つけてみてくださいね。

というわけで、パリでは、すりに用心せよ!!

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