やっパリ、メトロで。

パリ在住だったブログ主が語る、パリ・フランス、日本の交通系散歩日記。鉄分やや多め。

札幌発トワイライトエクスプレスの展望スイートに乗る(5)~展望スイートの客室徹底解剖

2013-08-23 | 旅行
前回はこちら
http://blog.goo.ne.jp/miromes9-13/e/d7c54d43fbe47c9be79391b2b31316c3


さて、やって来ました、トワイライトエクスプレス1号車1番個室「スイート」



多くのパンフレットや乗車記で見るアングルが上掲のものです。
皆さんのブログでは、展望や人的サービスについて書かれている方は多いですが、
お部屋の詳細な写真はなかなか出てきません。
そこで、当ブログ、今回のログでは、お部屋の写真を公開しようと思います。
皆さんの次の乗車にお役に立てれば幸いです。


展望サロンの応接間です。三方に視界がひらけます。


テレビがついています。車内で一斉に放映している映画などを見ることができます。
(個人でDVDやビデオカセットを持ち込んでも、デッキがないため、
再生できませんので悪しからず)




ソファーが向かい合わせで配置されており、その中央にアンティーク調のテーブル。
引き出しを開けると、しっかりと小物入れになっています。


ソファーを引っ張ると、平らになり、二つくっつけることで補助ベッドとなります。
3名利用の際の3人目はこちらへ。




冷蔵庫。

もう既に列車の中とは思えないアメニティーです。

さて、応接間側から振り返ってみましょう。
こちらは、なかなか雑誌やサイトに現れないアングルです。


右は玄関、左はユニットバス(シャワー)です。






ドア脇はクローゼットになっています。衣類をしっかりとかけることができます。
靴べらやブラシも完備。
ただし、大型のスーツケースなどは入りませんので、客室内に置くしかありません。


玄関脇には、使い捨てのスリッパがあります。
使い捨てとはいえ、タオル地の高級なもので、持ち帰っても使えます。


ユニットシャワー室です。シャワーは合計25分、お湯が出ます。
体や頭を洗うときはこまめに水を止めながら使えば、
ロングヘアーの女性2人でも十分な水量。


上のつまみを引っ張ると、洗面台が。


下のつまみを引っ張ると、トイレが出ます。

シャワー室のドアには二人分のバスタオルが、
横の手すりには、二人分のフェイシャルタオルがかかっています。



シャワー室と玄関の間には、
食堂車直結のインターホン、ドライヤー、
空調調節のつまみ(応接間側とベッド側の二つ)、
BGMとDVD放送のチャンネルがコンパクトに納められたブースがあります。


浴衣とバスローブが一人ずつに用意されています。

バスローブの胸にはトワイライトエクスプレスのヘッドマークが。


シャワー室側から応接間を。
ベッドの枕元にある赤い袋は、アメニティーグッズです。
洗面用具やシャワー用具などが完備。記念に持ち帰りもOK。


ベッドは作り付けではなく、本格的なシングルベッドが2台となっています。
(24年前の運行当初はダブルベッドだったと思います)
寝心地抜群。


枕元には、目覚ましや照明のコントロールパネルがあります。
部屋中にある各照明の明るさは、足元灯を除き、調節可能。



お部屋の説明書と列車案内のファイル。
ファイルの中には、パンフレットや封筒と便箋のレターセット、ペン、
絵葉書、食堂車と車内販売のメニュー、メモ用紙などが入っています。


旅行雑誌などがお部屋に備え付けられています。退屈しません。

コンセントは、シャワー室に一箇所(防水のふたに入った一口?)、
シャワー室のドアとベッドの間に二口、
テレビ台の下、冷蔵庫の横にタコ足タップで二口が空いています。

暖房のスイッチは、展望室の窓、鴨居の下にあります。


列車の中の限られたスペースですが、一流ホテルの調度です。

一通り、お部屋の探検を終えたところで、同行者がやってきました。

旅の模様は、次回に続く。



※今回充当された車両は、第一編成のスロネフ25 501号車でした。
コンセントの位置等、
細かい点は他の2編成では異なるかもしれませんので、ご了承ください。

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