生かして生かされて生きる

日々感じる事 気になる言葉
宗教問わず信仰について考える
ほとんど私用メモ帳化してます

カリスマ 名声 地位 名誉

2006年02月24日 | 心の話
 

「自ら強力であって、かつ後継者が強力であるという真のリーダーは、

 一般に信じられている大人物とは、見た目も行動も大きく異なる。

 カリスマ性なるいかがわしいものとは無縁である。

 彼らは、勤勉さと献身によってリーダーとなる。

 権力を集中せずにチームをつくる。

 操作によってではなく、真摯さによってリーダーとなる。」

        (ドラッカー わが軌跡より ex週間ダイヤモンド)



仕事意欲にガソリンを注ぎたいときに目を通すドラッカーやナポレオン・ヒル、デールカーネギーなどのさらっと述べられる名言にしばしば「はっ」とさせられる。
そしてそれらは仏教とは何の関係もないのに関わらず、仏教と同じ事を言っているときがある。きっとキリストの意見とも変わらない時もあるだろう。
そもそも真理は、別にただ一箇所、ただ一人にくくられているものではないのだ。

ちなみに題名の語呂がバランスよくできました。
声に出してみてください。

宗教との付き合い方

2006年02月20日 | 宗教被害・虐待被害関連
『なぜ、人は宗教にすがりたくなるのか』
(小田 晋著。その他はこちら

「この本は、一方では「心の時代」「癒しの時代」と言われている今日、宗教や信仰を心身の健康の向上と生きがいの探求のために生かし、さらにリストラ(こんな用法の英語はないそうであるが)と呼ばれるダウンサイジング(人減らし)、犯罪・非行の増加、自殺者の激増といった不安定な時代に対処するために、宗教と信仰はどう役立つのかを精神医学の目から解き明かすのを目的にして書かれた。
 他方、宗教、とりわけ悪質なカルトのもちうる病的で不健康な面にも光を当て、その弊害から逃れるために、私達はどう心がけたらいいか、宗教家と医師や心理療法家はどう協力すべきかといったことを考えたものである。」

「教祖が、現実の親には期待できないような役割を果たしてくれる。親が同一化の対象にならないから、その代わりに教祖が選ばれる。家族の代役として教団が選ばれる。そうした役割を宗教しか果たせない社会にも問題があると思うが、そういった社会だからこそ、宗教の側がきちんとした親子や家族のあり方の規範を示してもらいたいものだ」


今新刊はないようなのでユーズドか図書館になると思います。
個人的にはとても参考になる本でした。
また、この本でも書かれているように、コミュニティとしての宗教団体がもたらすものについて、今一度考えてみてもいいのではないかと思う。
家族や家庭を置き去りにして活動を優先することが当たり前のようになっていないでしょうか?それが教団の教えになっていないでしょうか?
私の家ではそうなっていました。

日本人が世界と比べても「宗教」と言う言葉に嫌悪を示すのは、日本では宗教の規制も緩く、問題を生む宗教団体がまかり通っていたり、宗教テロを生んだり、お金さえ払えば幸せになれるような現世利益がはびこっていたり、信仰や入会を強要されたりする場に出くわす機会があったりなどするので、けっこうまともな感覚なのかもしれない。
あらためて、宗教とはどう役割を果たすのか、どんな弊害をもたらすのか、といった部分を精神科の立場から書かれたのがこの本。
宗教依存にならないためにも、またやみくもに嫌悪を示さないためにもぜひ一読。

カルト信者の共通点

2006年02月18日 | 宗教被害・虐待被害関連
某カルト宗教脱会カウンセリングに通われているかたのお話が載っていて気になったものです。

カルト信者の共通点。

「カルトの自分」と「本当の自分」がいて、
活動中は「カルトの自分」しか見ないのだけれど、
脱会してから、「カルトの自分」と「本当の自分」がいて不安定になる、
というものでした。

とても当てはまると思いませんか?私は当時そうでした。


また、信者2世で生まれた私は「カルトの自分」で普通に育ち、
「本当の自分」は、見つけるのが大変でした。
そして、育てるのにも少し時間がかかりました。

自分のいた宗教団体に疑問を持つことを許されなかった、
疑問を持ってしまうこと自体に苦しんだ、
批判的な意見を持てば苦しみが待っていると思っていた、
他の信仰を知ることはいけないことだと思っていた、
脱会なんてしたらもしかして・・・など、

罰や地獄などの言葉に現在悩まされていませんか?
過去に悩まされませんでしたか?

あるとしたら、あなたのいた団体はカルトか、カルトの特徴をもっているかもしれません。
そして「本当の自分」が「カルトの自分」の存在に気づいたかもしれません。

罰は存在しないので心配しなくても(最初はしちゃうだろうけど)
大丈夫です。
同じ思いを経験して脱会、また非活動の仲間は大勢います。

ゼロになる

2006年02月18日 | 心の話

「繰り返すあやまちの そのたび ひとは

 ただ青い空の 青さを知る


 さよならのときの 静かな胸

 ゼロになるからだが耳をすませる


 生きている不思議 死んでゆく不思議

 花も風も街も みんなおなじ


 悲しみの数を 言い尽くすより

 同じくちびるで そっとうたおう


 はじまりの朝の 静かな胸

 ゼロになるからだ 満たされてゆけ」


(「いつも何度でも」より抜粋 覚和歌子さん 千と千尋の神隠し)

♪呼んでいる~♪しか覚えていなかったけれど、歌詞をみると深くてやさしかった。


布教活動と幸せの押し売り

2006年02月18日 | 宗教被害・虐待被害関連
蟻さんに教えていただいたサイトを追加しました。

【メサイアコンプレックスと新興宗教】

迷惑なほどに幸せの押し売りをしてしまう、その心理状態を知ってみましょう。
信者さん、その家族、元信者さん、皆「自分自身のこと」と照らし合わせてみることをおすすめします。
あらゆる心理テクニックでおかしな宗教にはめこまれていませんか?
信仰を持ちながら苦しんでいませんか?

自分の心の意外な発見があるかもしれません。