生かして生かされて生きる

日々感じる事 気になる言葉
宗教問わず信仰について考える
ほとんど私用メモ帳化してます

日本の宗教事情

2006年04月29日 | 宗教被害・虐待被害関連
カルト宗教のトラブル対策」より。


【日本の宗教事情の特性】

1. 日本政府や公共団体、警察、司法は、宗教に関わる人権侵害や消費者問題に対し、あまりにも慎重だった。(第二次大戦まで天皇崇拝の神道を優先、他の宗教は弾圧されてきた。この反省の上に立つ現代の日本政府は、民間の宗教活動にかかわらないようになっている。検察庁や消費者センターでも同様である)
このため、宗教団体による個人の人権侵害が深刻かつ広汎なものになった現代でも、行政や警察はこれにかかわることをさけてきた。

2. ほとんどの学校で宗教の基礎さえ教えていない。
宗教とかカルトの国民の間の共通のコンセサンスがない。(欧米ではクリスチャニズムがあるため逸脱した活動は論じられる)。
現在社会問題を起こしている宗教団体の多くは、1970年代の高度経済成長以降に生まれた。しかし、新しく生まれた団体だけを法律上問題にする合理性はない。日本のカルト問題の難しさの原因のひとつ。

3. 第二次世界大戦後に急成長した新宗教団体が政治に深く関わっている現実がある。
議会でカルト問題を討論しようとすると、どうしても大政党に影響力を持つ新宗教団体の意向が意識されてしまう。
本来ならば、加害者的立場のカルト的宗教団体の利益と、市民の人権や消費者としての利益をどう調節するかという討論がなされるべきだが、政党のバックにある宗教団体の利害や意向と深く関わる議論になってしまう。
このため、日本の国会ではカルト被害者の人権をどう守るかという率直な議論になりにくい。

4. 日本人特有の宗教意識。
先祖崇拝、たたり信仰など。
カルトの供養の献金や不当な説明を受け入れやすいために莫大な資金を集めやすい。


『肝心なことは、セクト的逸脱と、効果的に闘える現行の条文を最大限に活かし、これを体系的にかつ厳正に施行することである。
そのために、まずセクト現象とそれが内包する危険をもっとよく知ること~これが専門の監視機構の設置につながる~、そしてもっとよくしらしめることである。
さらに、現在の法体制を若干調整することは望ましいことだと考える。
最後に、元信者が社会復帰をするために援助を得ることは大切である。』(本文中より)



セクト と日本のカルト事情について書かれた本からあらためて一部抜粋。

地球の大きさから見ても小さい日本に、いろんな宗教があり、いろんな信者がいて問題がおこっているというのに、私達はあまりにも宗教事情に無知だといえるのではないでしょうか。

日本の弁護士の皆さんが書かれたカルト問題について、ぜひ本を読まれることをおすすめします。
私達に出来ることは、何か。

マザーテレサ2

2006年04月28日 | 信仰関連
 『大切なことは

  遠くにある人や

  大きなことではなく

  目の前にある人に対して

  愛を持って接することです』



 『一緒に住んでいたり

  または血のつながった親族といった人たちに

  ほほえみかけることは

  あまり親しくない人々に対して

  ほほえみかけるよりも

  むずかしい時があるものです。

 ≪愛は一緒近きより≫ということを

  忘れないようにしましょう。』



 『祈りは”願いごと”ではありません。

  祈りとは自分自身を神のみ手の中に置き、

  そのなさるままにお任せし、

  私たちの心の深みに語りかけられる神のみ声を

  聴くことなのです。』

              (マザーテレサ 素敵な祈りより)


「愛」を「慈悲」に、「神」を「仏性」や「阿弥陀」にしても十分通用する。

宗教の枠組みを超え心に響くマザーテレサの行いと言葉は、これからも後世に語られる事だろう。


デジタル版 日本の心

2006年04月24日 | その他
【和の心に酔いしれろ】
というサイトを見つけた。面白い

基本的にはポップな和モノ関連で面白いものが紹介されている。
時々子供にはよろしくないものなども紹介されているので、親子で見るときはちょっと注意。
中でも気になったものをいくつか。

《動く水墨画》 !音が出ます
和ではなくなにげに中華ですが(^ー^;)、音楽と映像が素敵です。
癒されます。最後にメイキングあり。
*一回で見れないときは、何度か試してみてください。

《自分でリミックスするトランス声明》 !音が出ます
四角い顔のようなものをクリックして、声明、和楽器、梵鐘、尺八、打ち込みなどの「音」で遊んでみる。
音の合わせ方次第で逸品が出来上がります。(製作 【MERRY-SHAKA】 )!音が出ます

《Japanese Musings》
ポップな浮世絵アート。
かわいい。表紙の絵です。

《お経フラッシュ》 !音が出ます。
高野山真言宗の般若心経フラッシュ
般若心経フラッシュもいくつかあるのですが、宗派によって読み方(歌い方というか)が多少違う事に気がつきました。

《写経 打!》
タイピング般若心経。
ちなみに私は「タイピング北斗の拳」を誕生日にもらってがんばりました。
なぜ北斗の拳なのか尋ねたらシャレだそうです。

《蒔絵ギター》
和風アートのギター。
KISSとかクイーンとかが持っても違和感なさそう。

《バーチャル除夜の鐘》
浄土宗サイトより。108回鳴らせるそうです・・・
マイペースでオリジナルテンポでいけそうです。

お坊さんの世界も、釈迦時代からの大事なものは守りつつ、少しずつ時代に融合していますね。今はネット活用は普通になっています。
バーチャルで合掌。

法話

2006年04月23日 | 心の話
【僧侶でアナウンサー川村妙慶の日替わり法話】というサイトを教えていただいたので時々読んでいる。

先日までアクセスが多すぎてアクセス制限がかかっていたのだけど、
ようやく解除になったよう。

川村妙慶さんは浄土真宗の尼僧さんでアナウンサーだそうだ。
そのためか、わかりやすくて、文章がやさしくて、表現がやわらかい。
専門用語も使われていない。
よんでいてほっとする法話。

これを読んでいると、釈迦の教えって、
本当に当たり前のことを大事にしているなぁと思う。



法話のブログアドレス修正しました。
本サイトのほうも入れるようになっていたので追記しています。

日本のカルト

2006年04月23日 | 宗教被害・虐待被害関連
【カルト宗教解析クラブ】というサイトを最近見つけたのでご紹介。

「神道や仏教やキリスト教などの 「伝統宗教」の権威を利用し、それを意図的に 湾曲させたものがカルト教義である。
よってそれは従来の教えよりも 「魅力的」であり、同時に 「効果が大きい」と謳われる。
反面その副作用も指摘され、 依存症や強迫観念に悩む者が 多く発生している。」

「カルトは 一般社会や政界など あらゆるところにその菌糸を食い込ませ その病巣とし、
また 法律も熟知しているので 追い詰めることは 困難を極める。
その実態を晒し 啓蒙し続けることこそが 社会健全化の一歩と成り得るだろう。」(サイトより)

とにかく、とにかく、時間をかけてゆっくり読んだほうがいいと思う。

マインドコントロール論にあたっては、
主にロバート・リフトンスティーブン・ハッサンなどの意見や、
いろんな方のご意見をリンクされていらっしゃるようです。
マインドコントロール論は、現在決定した理論ではなく、カルト問題専門研究者や世界でも今の所賛否両論であったりしますが、非常に見えにくくわかりにくい問題を持つカルト問題を考えるにはとても有効だと思います。

個人的にはカルト信者ほどこれを否定することが多い気がします。
気のせいでしょうか。

また、他サイトが目的別にリンクされているので、
カルト、宗教、日本とアジアの仏教というもの、あらためて考えてみるのにもとてもいいと思います。

もっともっと身近な問題として、日本のカルト問題と宗教被害を考えてみましょう。

今後リンクに加えます。