生かして生かされて生きる

日々感じる事 気になる言葉
宗教問わず信仰について考える
ほとんど私用メモ帳化してます

日はどこから昇る

2006年02月06日 | 心の話
昔むかし、町のなかで、海の村で生まれた人と、山の村で生まれた人が、言い争いをしていた。

海の人:「何回言ったらわかるんだ?朝日は海の向こうから昇ってくるに決まっているじゃないか。」

山の人:「何ふざけたこと言ってんでぇ。生まれてこの方、朝日は山のてっぺんから昇ってくるものときまってらぁ。俺は生まれてずっと、この目で見てきているんだ」

海の日:「なんだと?これじゃぁきりがない。町の人に聞いてみれば、俺の言ってることの正しさがはっきりするさ」

山の人:「なんだと?俺の方が正しいに決まってる。はっきりさせようじゃないか」

海の人:「なあ、町の人。お天道様は海から昇ってくるに決まってますわいな」
山の人:「町の人、山から昇ってるに決まってますわいな」

町の人:「お二人とも、ばかな事いっちゃぁいけない。お天道様は屋根の上から昇ってくるに決まっているじゃぁないですか」

海の人と山の人:「はぁ?あんた、何言ってんの?」


自分の尺度でものを見ていることに、なかなか気がつかないものである。



正直この話を聞いたとき、はっとした私。
当たり前って思い込んでいることって結構ある、と思う。

「♪ルパンthe3rd♪」の歌も、ずっと「♪ルパンルパ~ン♪」と歌ってました(^^;)

柔と剛

2006年02月06日 | 心の話

「戦場に出づる千たび千人の敵に勝たんより、
 ひとり自己(おのれ)に勝つもの、
 彼こそ最上の戦士(つわもの)なり」(法句経)


「精神的に大人として成熟していない人ほど、
人に負けることもゆずることも、他人の長所を認めることもできないものである。
常に自分が優位でないと生きてゆけない。
わが非を認めることができない。
一見強そうに見せているけれど本当は弱く、一つ間違うと落ち込んで立ち上がれない。

負けることが恥ずかしいことではなく、
負けて立ち上がれないことこそが恥ずかしいことなのだが。
精神的に大人になっていない為の弱さ、弾力のなさである。

勝ち負けを超えたところをみつめて柔軟に生きる人間になりたいと思うことである。」

(By青山 俊薫 市民タイムスより)



勝ち負けにとらわれすぎない、柔軟な心を持ちたいですね。
負けたり失敗したっていいですよ。
それが成長の肥やしになり、
人間的にやわらかな姿勢に繋がるのでしょうね。