生かして生かされて生きる

日々感じる事 気になる言葉
宗教問わず信仰について考える
ほとんど私用メモ帳化してます

師を得る

2007年04月19日 | 信仰関連
 
   行道は導師の正と邪とによるべきか。
   機は良材の如く、師は工匠に似たり。
   縦(たと)い良材たりといえども、
   良工を得ざれば綺麗未だ現れず。
   縦い曲木といえども、
   もし好手に遭わば妙功忽(たちま)ち現る。
        (中略)

   正師を得ざれば学ばざるに如かず
 
     (道元。学道用心集)


たとえ材料がすばらしくとも、
腕のない大工に出会ったら、
せっかくの良材も台無しにしてしまう。
逆に材料がどんなに節だらけで曲がっていても、
腕のある大工に出会う事が出来たら、
節を生かし曲がりを生かしてくれる。
  
人生も正しい師を得ることができなかったら
一生を台無しにされてしまうから
むしろ学ばないほうがいい、とおおせられる。


正師であるか否かを見分けるというのは
見分ける目を持たない学人の側にあるという点が、もう一つ問題だ。
「私は正師だ」とうそぶく人ほど近寄らないほうがいい人であり
正師と呼ぶにふさわしい人ほど
自分の至らなさを知って限りなく控えめで謙虚な人だから。」
(青山俊董老師)
 

曲がりてなお

2007年04月11日 | その他
 
雪の重みで あらぬ方向へ押しやられる
幹は 力まず 抗わず 
自然のはからいにお任せし
ただ上へ向かおうと伸びる

曲がってもなお 曲がってもなお

幹を支える根は 地中に深く張り 
一生誰の目にも触れなくとも その木を支えている

曲がってもなお 曲がってもなお

見てくれの良し悪し 伸びの良し悪し
木の生えるに なんの意味もなし



ユニバースケール

2007年04月03日 | その他
 極小世界から宇宙の果てまで。

人間が小ささを肉眼で見ているのはミリまで。
広さを実感として認識できるのは、キロメートルまで。
科学が進んで知ることの出来た新たな世界は、
人間の及ばない世界の認識をガラリと変えさせてくれる、
実存の世界だ。

極小世界から、世界の果てまで。
【ユニバースケール】
株式会社ニコン