リハビリセンターで【あそびの実験室】の怠惰猫さん(非学会員さん)とオフ会をした。
怠惰猫さんは毎月何回か通われているそうですが、私がこちらのリハビリセンターへ伺うのは約20年ぶり。
小学生の頃、同級生が事故で片足を欠損し1年ほどリハビリ入所していたため、時おり会いに行ってそこであそんでいた。同級生も他の子達も一緒に、施設内を車椅子で競争して走りぬけたものである。
(もちろん怒られるわけですがwなにせ子供である)
施設へ伺った時、外壁の模様など、とても懐かしく感じた。けれども、中の様子は、もう覚えていなかった。
どこで、車椅子競争したんだっけ?聞くと、かなり改築増築が行われているらしく、さすがに20年前と同じわけではなかった。
私は重度障害の方とはよくお会いしていたものの、実際どういうものなのか、まったくといっていいほど知らない。
今回、ユニバーサルデザインなおもちゃを作るにあたって、どんなものを作ったらいいのか、Mちゃんと遊ぶ時に心がける事はあるのか。
そういうのを知るには、まずは見学するのがもってこいだと思った。
リハビリが始まるまでの時間、一緒に休憩所でご飯を食べ、あそびながらお手製のおもちゃを見せていただいた。
やはり、写真もいいけど実物もとてもいい。インテリアとしてもナイスな色とデザイン。安心して遊んでもらえる機能性。
Mちゃんもお気に入り。遊んでいる時の表情がとてもいい。
私はこの、Mちゃんの屈託のない笑顔と泣き顔と真剣な表情にメロメロなのだ。
そしてMちゃんの好奇心からも学ぶものはとても多いと思う。
リハビリがはじまり、許可をいただいて、隣で見学させていただく。
一つ目のプログラムは、筋肉やすじのストレッチ。私が時折先生に質問すると、とても丁寧に教えてくださった。
Mちゃん、やはり筋伸ばしは痛いのか、シリアスな面持ち。それから歩行器で立つ練習。これはきつそうだった。
二つ目のプログラムは、先生とMちゃんが一緒におもちゃを使って遊ぶ。
先生は、どのおもちゃを使って、何が出来るのか、どんなふうに遊んでいるか、今後何でどのように遊ばせたらいいのかなどなど見ていった。
先生はやさしくかつ鋭く観察してお母さんに意見を促す。
普段の生活などを交えてお母さんは話す。
二人のコミュニケーションしている雰囲気が和やかでとても良かった。
プロほど、技術とかだけでなく、こういう雰囲気つくりが上手なのだろうと思う。
リハビリも終わり、怠惰猫さんとMちゃんにさよならして家に帰る途中、私は百円ショップで材料を物色してみた。
今回教えていただいたアドバイスをもとに、アイデアを組み立てる。この過程も実は楽しい。
家でいくつかおもちゃを作ってみた。
私の色のセンスは微妙だけれど、おもちゃは果たして気に入っていただけるかどうか。
おもちゃつくりのアドバイザーは怠惰猫さん、そして誰よりも先生はMちゃんなのである。
また会えるのを楽しみにしている。
(当時の足欠損の事故について、当時の私の周りの創価学会員は、その同級生の親が神社に交通安全祈願に行った仏罰だと話していた。そして小学生の私は周りの大人に頼まれて、この(足切断に至る)「仏罰」と(私が事故に遭わなかったのは学会の)「功徳」という話を、創価会館で大勢の大人や子供の前で体験発表した。
今考えると、とんでもないと思う。
今でも時々病気や怪我や障害などを「”悪い事”が起こるのは学会の教えに背いてるせい」と信じる学会員さんの声を聞く。実際そういう風に指導されているようだ。(脱会するとゾウリムシに生まれ変わるらしい)
功徳と罰に関しては他の宗教団体(エホバ、統一教会など)でも似たような事を時々耳にする。そして創価学会では今、創価学会に背くある方に罰を与える題目をあげているらしい。
”その組織に都合のいい”功徳と罰の概念。方便としてあるのはわからなくもないけど、人を不幸とかに決め付けるこの教えや考え方には賛同できない。)