生かして生かされて生きる

日々感じる事 気になる言葉
宗教問わず信仰について考える
ほとんど私用メモ帳化してます

一色

2007年02月24日 | その他

同じ色の痛みを許し合って
違う色の過ちを責めた
同じ色の明かりを灯し合って
違う色の扉を隠した

出口をみつけなよ
一つでいいよ
自分の幸せを
探せばいいよ

NANA

※動画は観れなくなる可能性があります。


足りないのはなんだ

2007年02月21日 | 心の話
 

酒の席で、ご婦人が集まって、誰がどうしたとか、
うちの出来の悪い嫁がまたこんなことをしでかしよるとか、
愚痴や噂話や悪口にはなを咲かせて盛り上がっていた。

そこで和尚さんが中身の減ったトックリを振り音を出しながら言った。

「やかましいのう、チョボチョボいうは、足らんからじゃ」

意味のわかったご婦人は、黙り込んだ。
意味のわからなかったご婦人は、
「なによ和尚さん、お酒がそんなに飲みたいならはっきり言えばいいのに」
と言ったとか、言わなかったとか。



わが身かわいさ

2007年02月21日 | 信仰関連
 
和尚さんに「誰しも自分が一番かわいいもんさ」
と言われ、はてそうなのかな、と思った。

自分をなにより優先させるなんて、とんでもないエゴイストじゃないのか?
自分のことより相手の立場を考える事こそが尊いことなのじゃないのか?

「例えば集合写真をとる。写真をもらってまず最初に皆がすることは、”自分を探す事”だ。
目をつむったとか、角度が悪いとか、化粧のノリが悪いとか、前の人にかくれちゃったとか、自分の写り具合を気にする。
自分の写り具合が悪かったりすると、その写真自体の価値も感じなくなってしまうこともあるだろう」

それもそうだ。
何より自分を優先させている時は、その自分に気がついていない。
なのに、「自分のことより相手の立場を」なんていっていることのほうがむしろおこがましいかも、と思った。

誰しも、わが身が一番かわいい。
そんな自分を自覚すればこそ、自然に謙虚にもなれるのだろう。
なかなか自覚できず、なかなか謙虚になれない。
そんな自分が、相手のことも考えさせていただく。

和尚さんの言いたかった事は、そういうことではないか。

キリストの十字架も、そういう自分を忘れないでおく意味があるのだと思う。