紫の朱を奪う

日々の随想

2014.1.28

2014-01-28 20:12:48 | 日記
たぶんこの気持ちをすべて理解して,すくいあげてくれるひとはどこにもいないんだ。


焦りや不安,それは自信のなさからくるのだろう。

すべては自分が作りだしているもの。

だれかに頼って,安心させてくれるようなことばをもらったり,違う見方を気付かせてもらって気をとりなおすことはできる。

だけど結局それは,自分が向き合って乗り越えていかないかぎり,なくならない。

不安になるのは,本当はそれを達成したいから。

手に入れたいから。


だれかとなにかを紡いでいくには,機織りのように経糸と横糸が必要で,

紡ぎ続けていくためには,それがテンポよく繰り返されることが必要。

止まったりゆっくりだったり,ときにはやすぎると疲れてしまう。


自分をすくいあげられるひとは,結局自分しかいない。

すべてを理解できるのも自分で,だれかに同じように理解してほしいとおもうこと自体が傲慢なんだろう。

自分を自分として成立させるときに,だれかに精神的な依存をしていたら,そのひととの糸紡ぎがうまくいかないと,自分がアンバランスになる。

アンバランスになると,心穏やかでいられなくなるだけでなく,そのひととの関係性まで疑い出す。

防衛本能が働いて,遠ざける。遠ざかる。


自分は自分で,1,でありたい。


このせかいでは,わかりあえたらラッキー,それぐらいなのかもしれない。

きっとわかりあえたと思っていても,私と同じようにこのひとは感じていると思っても,完全にわかりあえることは,ないのだろう。

一瞬が重なりあったこと,一部が重なり合ったことを,謙虚に喜ぶ。


わかり合えているときに感じる,安心感。

相手に受け入れもらい,自分も受け入れてもらっているというゆるし。


近づきすぎると,違いが露骨になって孤独が増す。

謙虚に重なりを喜び合える距離感が,いいのかもしれない。

重なりの境界線を曖昧にして,重なりを大きいと妄想できる距離感。


自分は自分で1として存在していたい。



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1 コメント

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Unknown (ごま)
2014-01-28 21:32:14
なんかすごい身に染みる…。
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