リュウキュウウマノスズクサの花の中に潜むクモ、アズチグモ幼体sp
今の時期は林縁の蔓植物リュウキュウウマノスズクサの花が咲いています。
花の構造を観るために花を割って観ると小さな蜘蛛が出てきました。これはアズチグモspの幼体だ。何故、花の中に潜んでいるかというと、リュウキュウマノスズクサの花にはキノコバエの一種が訪花します。どうやら、これを捕食するために花の中に潜り込んだようです。
リュウキュウウマノスズクサの花、U字に曲がったサキソフォンのような形
花を半分に割って観察
小さなクモが潜んでいた。
花にはキノコバエの一種が訪れ、受粉に一役買う。
とても小さなハエ、これだとアズチグモ幼体spサイズに見合った餌だ。
昆虫を研究されている方はこのハエの種名はとか、クモを研究されている方は、クモがいつ花の中に入り、花には寿命があるのでいつ出て行くのとか、クモの種名は、とか、いろいろ研究されると面白いと思います。誰か研究しませんか。まだ、誰も研究されていないなら論文は書けると思います。
食虫植物に入り込んで餌を捕食するクモも居るというので、それにも似ています。