日 時 :2016年9月13日(火曜日) 曇り
場 所 :十勝岳(2077M)とかちだけ 北海道空知そらち郡上富良野かみふらの町十勝岳温泉
パーティ :8名
十 勝 岳 :大雪山国立公園の南西部に位置し、北東から南西へと連なる十勝連峰のほぼ中央に位置するのが活火山の十勝岳である。北海道の中央部、上川管内の美瑛町・上富良野町、十勝管内の新得町にまたがり、十勝川(トカプチ)の源流であることが山名の由来とされている。この山はたびたび大爆発を起こし、山麓の町村に多大の被害を与え、最近では昭和63年(1988)12月に噴火、しばらくは入山が禁止されていた。
コースとタイム(山行形態:登山口からのピストン)
十勝岳・富良野岳登山口(5:00)→ 三段山さんだんやま分岐(5:15) → 上ホロ分岐(5:55)→ 上富良野岳1893M(7:05)→ 上ホロカメットク山1920M(7:25)→ 大砲岩(7:55~8:05)→ 十勝岳(8:45~9:00)→ 上ホロ避難小屋(9:45~10:10 ランチタイム)→ 十勝岳・富良野岳登山口(12:45)
当日の十勝岳案内図(赤破線が辿った道) 活動時間 7:50 活動距離:13.8㌔ 高低差:825㍍
駐車場()から見た スタート地点の十勝岳・富良野岳登山口(左手への坂道)
安政あんせい火口までの道のりは一般観光客も探勝出来るように整備されていました
安政火口手前でヌッカクシ富良野川源頭の涸れ沢を対岸に渡る
化物岩西尾根斜面のトラバース
涸れ沢のような坂道へと変わる
富良野岳と上ホロの分岐点(右手が富良野岳方面・左折が十勝岳方面)
上ホロ分岐先から見た富良野岳1912.1㍍
300階段と呼ばれるなかなか手強い急な登り
樹林帯を抜け 明るい尾根(D尾根)歩きへと変わる
八ツ出岩先に見える三角錐が奇麗な十勝岳
ハイマツに覆われる稜線へと続く坂道
稜線上の三峰さんぽう山との分岐点(右手奥が山名標識の建つ上富良野岳1893㍍)
ガスに覆われた緩やかな下り
左手は安政火口に落ちて行く 火口壁と三段山1748㍍(中央)
右手側は沸立つ雲に囲まれる境山1837.3㍍(中央)へと続く峰々
上ホロカメットク山からの急な下り
上ホロカメットク山避難小屋が見えて来ました
ガスの中から現れた大砲岩(左手上)
左右が切れ落ちた危険な痩せ尾根
濃いガスに覆われ ロープだけが頼りの網となる
山頂手前は 斜面全域がゴツゴツした堅い岩に覆われる
岩石を積み重ねた様な十勝岳山頂風景
三角点標石の無い山頂に建つ山名標示ポール
展望の無い山頂より登って来た稜線を振返る
時々ガスの切れ間に表れる幻想的な風景(下山時)
スタート地点へと急斜面は慎重に辿ります(下山時)
◆ 当日出逢った印象的な植物 ◆
イワギキョウ・チシマツガザクラ・ミヤマアキノキリンソウ・ミヤマリンドウ・エゾニツガザクラ
当日の様子
雲っているせいか登山口の駐車場はまだ薄暗く、静まり返っていました。車中で朝食後、身支度を整え いよいよスタートです。明るくなりかけの駐車場を後に、安政火口へと続く遊歩道の緩やかな坂道を上って行きます。安政火口手前の涸れ沢を渡り、化物岩西斜面の道に変わると 右手後方に上富良野の街並みが見えています。正面にカッコイイ富良野岳が見え隠れすると間もなく上ホロ分岐へと到着。更にその先には 後ろへと傾く様な急な階段の登りが待っていました。やがて階段の急登から解放され、視界の開けた尾根上に飛び出します。前十勝噴煙に三段山、奇麗な三角錐形の十勝岳と八ツ手岩、あ~ぁ!山ってやっぱりい~ぃな!と感じたひと時です。上富良野岳山頂稜線に出てからは、十勝岳方面が雲に隠れ、ガスの切れ間に景色がチラッと見えるだけとなりました。上ホロカメットク山を越え大砲岩の先は、痩せ尾根にコースサインのペイントとコースロープだけが頼りの網です。山全体が黒く小さなゴツゴツ岩場に変わり、上りも徐々に急になって行きます。上りが緩やかになると間もなく、岩を積み重ねた様な十勝岳の山頂へと到着。雲の中の山頂は展望も無く、メンバー全員による登頂記念の撮影です。山頂で休憩後 下山は上ホロ避難小屋で昼食をとり、最後に上ホロカメットク山迂回路から稜線に出て 往時を辿りました。
今回は 宮城蔵王ガイド協会の15周年記念行事、北海道(旭岳・十勝岳)遠征登山に参加させて戴きました。
帰り道(片道:≒720㎞ )
十勝岳登山口出発(13:00)→町道→国道237→占冠IC 道東自動車道→千歳東IC→国道337→新千歳空港→仙台空港→国道4→自宅(21:15) 時間には温泉入浴・レンタカー返却・搭乗手続き・夕食等々含む
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