日 時 :2017年5月19日(金曜日) 晴れ
場 所 :中岳(1024.2M)なかだけ・四角岳(969M)しかくだけ 別名:東帽子ひがしぼっち(両方合わせて)
地域によっての読み方:中岳ちゅうだけ、四角岳よすみだけ 三角点名 :中岳(一等三角点)1024.18M 岩手県八幡平市安代
パーティ :単独行
中岳・四角岳:中岳は岩手県八幡平はちまんたいら市と秋田県鹿角かづの市にまたがる山で、山頂には一等三角点と猿田彦さるたひこの石碑がある。いっぽう一キロほど東に位置する四角岳は、青森県、岩手県、秋田県の3県の県境に位置し、中岳に比べ比較的名の通っている山であるが標高は中岳が高い。
コースとタイム(山行形態:中沢登山口からのピストン)
中沢なかざわ登山口(8:00)→ 沢出合(8:45~8:50)→ 四角分教場跡(9:05)→ 十字分岐(9:40)→ 中岳(9:55~10:20 )→ 十字分岐(10:25)→ 四角岳(10:35~10:50 ランチタイム )→ 十字分岐(11:00)→ 中沢登山口(12:30)
当日の中岳・四角岳案内図(赤破線が辿った道) 活動時間 4:31 活動距離:10.12㌔ 高低差:484㍍
登山口手前の林道右側路肩部分が駐車地点(4~5台駐車可)
目印となるものが何もない登山口(林道はこの先が陥没し、車両はこれ以上入れない)
登って来た作業道からカラマツ林を振り返る
作業道との分かれの標高678㍍地点
古くからの鉱山や林業の作業道として開かれた歩き易い道
奇麗で見事な山桜に癒される
左下の四角沢へと注ぎ込む小沢との出合い(所々残雪に隠れる登山道)
見事なブナ林にトチやミズナラの大木が目立ってくる
大正時代(大正4~9年)に開校されていた記録としての四角分教場之跡石碑
樹林帯の切れ間から望む岩手山いわてさん2038.2㍍(ズームアップ)
ダケカンバ林の急な上りへと変わる
朽ち果てた標識ポールの立つ四角岳と中岳の稜線鞍部(十字分岐)
背の高い笹に覆われた道の先に見える中岳
中岳山頂へと続く登山道から四角岳を振り返る
山頂手前 最後の急登
三角点標石に猿田彦さるたひこの石碑の建つ中岳山頂(奥に見えるのが岩木山いわきさん1624.7㍍)
山頂より望む岩手山(左手)から八幡平へと続く峰々
山頂より望む皮投岳かわなげだけ1122.4㍍(中央)と森吉山もりよしざん1454.2㍍(右手)
山頂より望む八甲田連峰(最高峰:八甲田大岳1584.4㍍)
十字分岐から先の四角岳山頂へと続く緩やかな上り坂
視界の開けた笹原の登山道から中岳を望む
三県(秋田、青森、岩手)の県境に位置する広々とした四角岳頂上
山頂に設置された秋田県側の登山コース案内版
◆当日出逢った印象的な花々◆
オオタチツボスミレ・シラネアオイ・イワナシ・キクザキイチゲ・ショウジョウバカマ
オオバキスミレ・エンレイソウ・ミヤマカタバミ・タムシバ・ムラサキヤシオツツジ
当日の様子
雲一つない青空の東北自動車道を北上し、八幡平市の田山たやま町へとやって来ました。日泥ひどろ踏切りを渡りY字路を右へ、想った通りの長い長い悪路の先に中岳の登山口は有りました。陽射しの眩しい駐車場に小さな虫が寄って来ます、もうそんな季節なんですね!。身支度を整え、登山口から幅の広い作業道を登って行きます。やがて樹林帯に覆われた道へと変わり、古くは鉱山や林業の作業に使われた歩き易い道が続きます。緩い下り坂がしばらく続き、綺麗なブナの新緑に見惚れ進むと四角分教場跡石碑前へと到着。残雪に隠れたトラバースの登山道と小沢を超えると、左手に鉱山のズリ捨て場が見えて来ました。やがてダケカンバの樹林帯に変わり登りもきつくなる、ついに稜線鞍部の十字分岐まで登って来ました。十字分岐を左へ、コース最大の踏ん張りどころの先が一等三角点の中岳山頂です。オーォ、スゴイ、スゴイ、想像以上の絶景が広がり、今までの疲れもいっきに吹き飛びます。温かいコーヒーを飲みながら眺望を楽しんだ後は、四角岳山頂散策と中岳を眺めながら笹原の登山道でのランチタイム。人知れずひっそりと聳える中岳の素晴らしさに感激しながら、下山は登って来た道をのんびりと下りました。
帰り道(距離:290㎞)
中沢登山口発(12:45)→切通林道→県道195→国道282→安代IC 東北自動車道→南仙台IC→国道286→市道(熊野⇔高館線)→県道39→国道4→自宅着(17:10) 時間には途中休憩2回(内チョイ寝1回)、ガソリン給油を含む。
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