Diabetic Cat and Alcoholic Cat

糖尿病猫みぬ(2017年6月30日没)をはじめとする、アメリカに暮らす猫たちの日常の記録です。

抗がん剤治療一週間目の経過

2017-09-21 22:27:56 | ゾロの腎リンパ腫
ゾロは、流石に本調子とまではいきませんが、ご飯も食べて、ままにも甘えて、元気を取り戻しつつあります。

それでは、第一週目の治療経過をご報告いたします。

投与された抗がん剤:
- L-アスパラギナーゼ 400IU/Kg(筋注:9月15日一回のみ)
-プレドニゾロン 5mg錠×2、一日一回(経口:毎日)


L-アスパラギナーゼ
作用機序:アスパラギナーゼは血中のL-アスパラギンを分解し、アスパラギン要求性の腫瘍細胞を栄養欠乏にすることにより抗腫瘍効果を発揮するとされる。(出典:Wikipedia

重大な副作用:アナフィラキシーショック、脳出血、脳梗塞、肺出血、急性膵炎、意識障害を伴う高アンモニア血症、昏睡、意識障害、見当識障害等、重篤な肝障害、骨髄抑制、肺炎や敗血症等の重度の感染症
その他の副作用:発疹、脂肪肝、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、倦怠感、発熱、浮腫、高窒素血症、傾眠、不安、頭痛、肝機能障害、蛋白尿、利尿不全、投与部位反応、血管痛、耐糖能異常、高脂血症、耳下腺炎、唾液腺炎


プレドニゾロン
作用機序:コルチゾールから作製された合成副腎皮質ホルモン製剤。ステロイドは、抗炎症作用や免疫抑制作用などの薬理作用を有しており、様々な疾患の治療に幅広く用いられている。(出典:Wikipedia

重大な副作用:感染症の増悪、続発性副腎皮質機能不全、糖尿病、消化管潰瘍、消化管穿孔、消化管出血、膵炎、精神変調、うつ状態、痙攣、骨粗鬆症、大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死、ミオパチー、緑内障、後嚢白内障、中心性漿液性網脈絡膜症、多発性後極部、網膜色素上皮症、血栓症、心筋梗塞、脳梗塞、動脈瘤、硬膜外脂肪腫、腱断裂
その他の副作用:発疹、月経異常、クッシング症候群様症状、下痢、悪心・嘔吐、胃痛、胸やけ、腹部膨満感、口渇、食欲不振、食欲亢進、腸管嚢胞様気腫症、縦隔気腫、多幸症、不眠、頭痛、めまい、易刺激性、筋肉痛、関節痛、満月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡、脂肪肝、浮腫、血圧上昇、低カリウム性アルカローシス、網膜障害、眼球突出、白血球増多、ざ瘡、多毛、脱毛、色素沈着、皮下溢血、紫斑、線条、そう痒、発汗異常、顔面紅斑、脂肪織炎、発熱、疲労感、ステロイド腎症、体重増加、精子数及びその運動性の増減、尿路結石、創傷治癒障害、皮膚・結合組織の菲薄化・脆弱化



これだけ見ると怖いけど、もちろん全ての患者にこれらの副作用が起きるわけではなく、薬の添付文書にはかなり発生頻度の低いものまで列記されています。
幸い、命にかかわるような重大な副作用は今のところ出ていない様子。
ただ、プレドニゾロンだけでなくL-アスパラギナーゼにも耐糖能異常を起こさせる作用があるらしいので、退院時の血糖値が高かったことと関係あるかも?
L-アスパラギナーゼは今回だけで、次回からはステロイドも減量するので、血糖値も下がってくれることを祈ります。
ステロイドには食欲亢進作用もあるようなので、よく食べているのはそのせいかも?
しばらく食べられなくて痩せてしまったので、逆に嬉しかったりして…。


ステロイドの自宅投与に加えて、貧血のためのミネラル・ビタミン剤と、血中のリン濃度を下げるためのリン吸着剤(水酸化アルミニウム)、そして皮下輸液も処方されました。
ゾロも大変だけど、幸いおとなしく治療を受けてくれています。


明日は、二度目の抗がん剤投与。ビンクリスチンという薬が静注で投与されます。
重大な副作用が出ないことを祈ります。


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2 コメント

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Unknown (ちーちゃん&オス君飼育者)
2017-09-22 16:05:30
まずは副作用なく元気にまま様とたわむれるゾロちゃ拝見して心和みホッーとし嬉しくなりますね🎵
二週目プロトコルも副作用なく元気にすごせること心から祈ってます❗
みぬお兄ちゃん目には見えないけども付き添ってますね🐱
Unknown (みぬまま)
2017-09-23 15:28:50
>ちーちゃん&オス君飼育者様

今日は抗がん剤治療二週目ということで、ビンクリスチンという薬剤が投与されました。
今のところ大丈夫そうですが、数日間は経過観察が必要です。

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