Diabetic Cat and Alcoholic Cat

糖尿病猫みぬ(2017年6月30日没)をはじめとする、アメリカに暮らす猫たちの日常の記録です。

11月19日から25日までの血糖値

2012-11-25 21:35:30 | 糖尿病闘病記
本日のルナのお土産第一弾!
茶色い小さなムカデ。


お土産第二弾!
小さなダンゴムシ。
しかも、死んでます。


因みに、お土産を持ってくるのはいつもルナ。
みぬやゾロがお土産を持ち帰ってきたところは、ほとんど見たことがありません。


紅一点のルナが、一番ワイルドかも。

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11月19日から25日まで一週間の血糖値曲線。緑色が正常範囲で、黄色が高血糖でも症状が出ないとされる範囲。青い四角はインスリンを注射したことを示す。
22日は、感謝祭で友人のお宅に招待されており、出発直前(午後2時ごろ)に注射をしようと思ったが、血糖値が低すぎてできなかった。夜になって11時半ごろ帰宅して血糖値を測定したら、300mg/dLを上回っていた。
みぬの体調には特に問題なし。



インスリン用量スライディングスケール

11月19日~
血糖値(mg/dL)   投与量(IU)
     投与間隔10時間未満   10時間以上          
135-150-------1.00 -------------1.40
151-170-------1.20 -------------1.60
171-200-------1.40 -------------1.80
201-250-------1.60 -------------2.00
251-350-------1.80 -------------2.20
351-500-------2.00 -------------2.40

感謝祭のお土産

2012-11-23 13:09:41 | 猫たちの近況
今週末は、感謝祭で四連休。
昨日は、友人の家でディナーをご馳走になってきました。

そして、いただいてきたのが、お決まりの「七面鳥の内臓」。


七面鳥を丸ごと買うと、こうやって内臓が個別包装されて付いてくるようですが、
恐らく多くの人は捨てていると思います。
そもそも、アメリカ人にはあまり内臓まで食べる習慣はないみたいだけど、
実際、以前七面鳥のレバーを試しに調理してみたら、臭みが強すぎて食べられませんでした。


しかし、どうせ捨てられるのに、七面鳥本体と一緒に売られているのは何故だろう?
調べてみたら、どうやらグレービーソースを作るときに、内臓の一部を使う人もいる様子。
但し、やはりレバーは臭みが強いので使わないそうです。
まあ、それでも、少なくとも私の周辺では、内臓を全く使わない人が大部分です。

最近では、みぬまま家の猫たちが手作り生肉食を食べていることを知っている人も増えたので、
毎年こうやって使わなかった内臓がいただけるようになりました。
生ゴミも減って、猫たちも大喜び。まさに一石二鳥です。



さて、全く感謝祭とは関係ないのですが、
最近、ルナが何やら茶色いボロボロの物体で遊んでいる姿を目撃!
よく見てみると、二年ほど前にニューメキシコで買ってきたキャットニップ入り葉巻タバコでした。


ラベルが剥がれ落ち、しかも穴が開いて、中に詰まっていたキャットニップは空っぽ…。
ルナ(ティック)、恐るべし!

因みに、先日会社友人にルナのコード噛み防止のために譲ってもらった「Bitter Apple」スプレーの効果は今のところまだわかりませんが、
未だにルナはモデムの上が大好き。
たとえコードが噛めなくなったとしても、また新たに次のいたずらを企んでいる様子です。

苦いリンゴ

2012-11-19 21:27:55 | 猫たちの近況
ルナのコード噛み癖で困っていることを同僚の猫好き女性に話したら、
こんな製品を紹介してくれました。



他の同僚にこの話をしたら、たまたま過去に少し使ったきりずっと使っていないボトルがあるというので、
譲ってもらうことに!


Grannick's Bitter Appleという製品で、材料は、
水、イソプロプラノロール5%、そして、「Bitter Principles and Extractives(苦味の素及び抽出物)」。

それにしても、「Bitter Principles and Extractives」って、何だろう?
Grannick's Bitter Appleのサイトで調べてみると、
1960年代、薬剤師のGrannick氏が、自分の毛を掻き毟ってしまうことで悩んでいた顧客から相談を受けて、
苦い味のするものを色々混ぜて作り出したフォーミュラだそう。

何が入っているのかは企業秘密だけど、でも自分の毛を掻き毟ってしまう犬の体に付けるために作られたものなので、きっと安全なはず。
試しに自分で舐めてみたら、確かに苦い!

でも、犬や猫って、人間みたいに苦味を感じるのかな?

因みに、今回譲ってもらったものは犬や猫が観葉植物を噛むのを予防することを目的としたものだけど、
この他に上記の過剰毛づくろい防止用、ウサギやハムスターなどの小動物用などのラインナップがあるらしいです。
どこがどう違うんだろう?


早速コードにスプレーしてみました。


果たして効果は…?



でも、賢いルナは、ままの見ている前ではコードを噛んでいる姿を見せようとせず、
目を離した隙に噛むので、今のところは分かりません。

効いてくれるといいな。

11月12日から18日までの血糖値

2012-11-19 00:15:50 | 糖尿病闘病記
先日同僚からプレゼントされた七面鳥の内臓は、今週の猫ご飯の原料になりました。
普段七面鳥肉を使って猫ご飯を作るときは、レバーは鶏のものを使うし、
七面鳥肉は骨が太くて硬くて、ミンチにするときに中華包丁で叩き割るのが大変なので、
その分叩き割るのが楽な鶏の脚も混ぜたりするけど、
今週は感謝祭があるので、原料を全て七面鳥にしてみました。

大きな骨を沢山叩き割って、ままの手も疲れたけど、猫たちも100%七面鳥のご飯を喜んでくれている様子。



ところで、前回の記事を書いたついでに、猫用のビーガンフードがあるというので、ちょっとリサーチしてみました。
某猫用ビーガン缶フードの主原料は、以下の通り。

水、豆類、玄米、アボカド、ニンジン、小麦胚芽、大麦外皮、リン酸二カリウム、大豆油、ビール酵母、DL-メチオニン、タウリン、グアーガム、ケルプ、DL-α酢酸トコフェロール(ビタミンE)、酢酸ビタミンA、エルゴカルシフェロール(ビタミンD-2)、塩酸コリン、リン酸鉄、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、酸化銅、リボフラビン(ビタミンB-2)、硝酸チアミン、塩酸ピリドキシン、葉酸、ビオチン、ビタミンB-12(ビーガン)、セレン酸ナトリウム、アラキドン酸


う~ん…、少なくとも糖尿病猫にはとてもじゃないけどお勧めできませんね…。
まず、玄米、小麦、大麦は、最も糖尿病猫によくないといわれている穀類。
そして、豆やニンジンも、糖質を多く含む野菜。
それに、アボカドって、猫には毒だと聞いたことがあるんだけど…。
更には、足りない栄養素を補うため、このサプリメントの種類の多さ!


「私は動物を殺すことが大嫌いだし、食肉業者に貢献したくないから、肉なんか絶対買わない」
という考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、
自分がビーガンだからといって、本来肉食であるはずの猫にまでビーガン食を強要するのは、
流石に無理なのではないでしょうか?
それ以前に、本能的に肉食のはずの猫が、これを食べ物として認識するのかなあ…。


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11月12日から18日まで一週間の血糖値曲線。緑色が正常範囲で、黄色が高血糖でも症状が出ないとされる範囲。青い四角はインスリンを注射したことを示す。
何度か血糖値の下がりすぎによるリバウンドが見られた。
様子を見て、必要であればスケールを調整しなおす予定。



インスリン用量スライディングスケール

11月12日~
血糖値(mg/dL)   投与量(IU)
     投与間隔10時間未満   10時間以上          
135-150-------1.00 -------------1.40
151-170-------1.20 -------------1.60
171-200-------1.40 -------------1.80
201-250-------1.60 -------------2.00
251-350-------1.80 -------------2.20
351-500-------2.00 -------------2.40

人間に肉は要らない?

2012-11-15 19:13:37 | その他
赤い紙袋に入っていたのは、一足早いクリスマスプレゼント、ではなくて…

七面鳥の内臓でした!


今日は、会社のお昼休みに、一週間早い感謝祭ポットラック(持ち寄りパーティ)がありました。
今回は、丁度七面鳥を担当した女性が、私が猫にご飯を手作りしていることを知っていたので、
内臓だけをみぬまま家の猫たちのために取っておいてくれました。

感謝祭といえば、七面鳥をメインに、スタッフィング(七面鳥を焼くときにお腹の中に詰める、パンとスパイスのミックス)、マッシュドポテト、サツマイモ(中がオレンジ色)のオーブン焼きなどが定番ですが、
人種の坩堝のアメリカで持ち寄りパーティをすると、インド、中華、ベトナムなど各国の料理も並ぶのが面白いところ。
今回も、七面鳥以外にも様々なエスニック料理を堪能しました。
特に、私はベジタリアンのインド人コンサルタントの女性が毎回作ってくる料理が楽しみなのです。


しかし、「Turkey Day(七面鳥の日)」ともよばれる感謝祭を目の前にして何ですが、
猫たちには肉食を徹底しつつ、自分自身は益々ベジタリアン化しているまま。
実は最近、ピーター・コックス氏の「You Don't Need Meat(「ぼくが肉を食べないわけ」というタイトルで日本語版が出ている)」という本を読んで、更に肉を食べる気を失っています。

元々肉を食べなくなっていった理由は、ただ単に、アメリカでは肉が日本のような小分けパックにされていなくて、
一人暮らしだと、自分で小分けにして冷凍しなければならないのが面倒だったから。

これに加えて、アメリカに住んでいると、上記のようにインド出身の人と接する機会も増えるわけで、
彼らの大部分はベジタリアンですが、それでも特に健康障害を起こしている様子もなく、寧ろ健康そう。
それに、最近はアメリカ人でも、宗教や文化的背景に関わらずベジタリアンになる人も増えています。
ということで、「まあ、面倒なら、無理して肉食べなくてもいいか」程度に考えていました。

更に、八月に参加したヨガのリトリートで、ラクト・ベジタリアニズム(乳製品だけは食べる菜食主義)を薦められて以来、
友人や同僚と食事をするとき以外は一切肉を食べていません。


で、例のピーター・コックス氏の本ですが、実はこの本を読むに当たって覚悟が要りました。
というのは、この本を読むと肉を食べる気を失くす…ということを、アマゾン等のレビューで読んでいたのですが、
「自分が肉を食べたくなくなる分にはいいけど、猫たちにまで肉を食べさせたくなくなってしまったらどうしよう」
という懸念があったのです。

しかし、心配は無用。
というのは、この本の原題で「You Don't Need Meat(肉は要らない)」と言っているのは、
人間の祖先はそもそも草食動物だったという理論に基づいているのであり、
猫のように先祖代々肉食だった動物が肉を食べることを否定するものではないからです。
本の最初の部分では、肉食動物と草食動物の体の特徴の比較(私も元サイトに似たような比較表を載せていますが)が掲載されていて、
人間がいかに草食寄りであるかが説明されています。
確かに、人間には猫のように鋭い牙もなく、銃や刃物を使わなければ動物を捕まえることもできず、
しかも生肉を調理しないで食べれば高確率でお腹を壊します。
それに、そもそも引き裂かれて血を流す動物を見て、本能的に「気持ち悪い」と思うこと自体、人間が肉食動物ではない証なのかも?
逆に猫がねずみや鳥を殺しながら「気持ち悪い」なんて思っていたら、生きていけません。

そして、この本では、肉食が人間にもたらした病気についても詳細に解説されています。
この部分に関して、代謝への悪影響が原因で起こる成人病等は人間のみに関連するわけですが、
しかし、問題は、肉を食べることで、その動物が持っていた伝染病に感染する危険性
これは、下手すると猫などの肉食動物にも関わってくるかもしれません。
もちろん、食肉業者も健康な動物のみを選んで流通させているとしても、
怖いのは、その動物が病気を持っていても症状が出ないままされて、食品として流通している可能性も否定できないこと。

流石に、この可能性を100%避けるのは難しいかもしれませんが、
できるだけその可能性を低くするために重要なのは、その動物が植物性の食餌を与えられていたことを確認することです。
そもそも人間が一般的に食する牛・豚・鶏などは、本来草食動物のはずですが、
しかし実際のところ、コストを下げるため、生きた草ではなく、死んだ動物を乾燥させて粉末にしたものを与えられている可能性もあるのだとか。

そして、その家畜のえさになっている「死んだ動物」には、病死した動物も含まれているわけです。
もし、その死因が感染症で、それを食べた動物が食卓に…などと、考えると恐ろしい!
なるほど、それで、アメリカのスーパーの精肉コーナーに売られている肉には、「Grass fed(草で養った)」「Vegetarian(菜食)」などの断り書きが添えられているのですね。
猫の手作りご飯の材料としての肉を選ぶ際にも、その動物が何を食べていたか、しっかり確認することが大切なようです。

この他、この著書の中で興味深かったのは、蛋白質や鉄分など、今まで「肉を食べなければ不足してしまいそう」と思っていた栄養素も、
実は人間の体は植物性の食材から十分に摂取できるようにできているということ。
(注:逆に猫は植物性の食事からは必要な栄養素が摂れないため、菜食には向きません。)

因みに、この著書の中で述べられている「肉食によって増えた病気」については、
多くが疫学調査に基づいているので、
「それなら、厳密に食事以外の条件を全く同じにして、被験者を肉食群と菜食群に分けて臨床試験をしたら、本当に菜食群の方が病気にならずに長生きするの?」
という疑問は残ります。
概して菜食主義の人は健康への関心が高く、食事以外にも色々健康に気をつけていたと思われるため、
それが病気予防につながっていた可能性も否定できません。
でも、結論として、少なくとも面倒な肉を食べなくていいと知っただけでも何だか安心しました。

(しかし、自分勝手な考えかもしれませんが、
世の中全ての人が菜食主義になり、牧場も閉鎖されてしまったら、猫のご飯の材料が調達できなくなってしまうので困ります!)


ところで、インド人は大部分がベジタリアン…ということで、最近あるインド人と猫の話をしたのですが、
インドでは人間も肉を食べないため、猫にも肉を食べさせないのだそうです。
「それはまずいでしょう?猫は肉食なんだから。」
と言うと、その人曰く、
「インドでは普通猫を放し飼いにするから、外で鳥やねずみを捕まえて食べてるから大丈夫」
とのこと。
なるほど、食事に関してだけなら、猫にとっては、寧ろその方が健康的かも。
しかし、その人の飼っていた猫は、外で他所の猫と喧嘩して怪我をして返ってくることも多く、
ある日、引越しをして間もなく外に出したら、それきり帰ってこなかったそうです。
それを考えるとやはり室内飼いにするのが最も安全で、
尚且つできるだけ自然に近い健康的な食生活…というと、健康的に育てられた動物の生肉のご飯…という結論に行き着くのでしょうか。