Diabetic Cat and Alcoholic Cat

アメリカに暮らす糖尿病猫、虹の橋に旅立ったキャットニップ中毒猫、そして新たに加わったチビたちの日常の記録です。

猫の心を読む

2017-06-25 23:04:15 | 糖尿病闘病記
土曜日の明け方、ゾロがベッドに飛び乗ってきて、手や腕をペロペロ舐め始めた。

このとき、六年前、フローラが虹の端へと旅立った前夜を思い出した。
普段滅多に夜ベッドの上にくることがなかったフローラが、この日ばかりはベッドの上に自分から飛び乗ってきたのだ。
そして、それは、「今夜が最後。明日はお別れです」というサインだった。

だから、今回のゾロの行為にも、何らかの意味があると思わざるを得なかった。
恐らく、「まま、ボクがいるから大丈夫だよ」とでも言いたかったのだろうか?


土曜日は、強制給餌用のシリンジと、リン吸着効果を期待してキトサンのサプリメントを買ってきた。
何故キトサンかといえば、ホリスティック獣医のD先生が進めてくれたエパキチンというサプリメントの成分としてキトサンが使われているから。
エパキチンはオンラインでしか買えないため、注文しても届くまでに数日かかるし、それまでみぬが生きているかどうかもわからない。
慢性腎不全に治癒はないし、今はいつ最期を迎えてもおかしくない状態なのだから、今何とかできることを試みるしかない。

強制給餌はかなり嫌がるため、少ししか食べさせることができないが、まったく食べないよりはましだろう。


日曜日の夜現在、みぬはまだ生きている。
弱弱しいながらも、一人で水も飲みに行くし、トイレにも行くし、ソファにも飛び乗る。
何度かトイレに失敗したので、トイレをもっと近いところにおいてあげた方がいいのかとも思うが、
既にみぬは失明しているので、トイレの場所を変えると混乱してしまうかもしれない。
とりあえず今は、トイレを失敗されては困る場所に吸収シートを敷いている。
二年前に床をカーペットから板張りに張り替えておいてよかった。


時々、病院に連れて行って、手遅れになる前に入院させて静脈輸液をしてあげるべきだったのかな?とも思う。
しかし、あくまで憶測だけど、みぬはそれを望んでいないと思う。
もう高齢で体力もなく、更には目も見えないのに、見知らぬ場所に閉じ込められて、三日間もチューブを繋がれたまま過ごすストレスは、今のみぬには耐えられないだろう。

勘に頼るしかないが、残された時間をみぬができるだけ快適に過ごせるようにしてあげるのが、ままとしての責任だと思う。
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究極の選択

2017-06-23 22:51:30 | 糖尿病闘病記
ままに輸液してもらうみぬ。
みぬにはもう体力がなく、ほとんど動かないため、輸液も簡単にできた。







今日は、ホリスティック獣医のD先生に来ていただいた。
実は、もう余命いくばくとわかっていて、今更鍼治療をする意味があるのかわからなかったが、
せめてD先生に今のみぬの状態を見ていただいて、何かアドバイスが貰えたら…と思い、結局来ていただくことに決めた。

いつも通りに、「Hi Sweety!」とみぬに声をかけるD先生。
一方、すっかり弱ってしまったみぬは、ソファの上にうつ伏せに横たわったまま。

D先生:輸液はうまくできていますか?

まま:はい。もう殆ど動かないので簡単にできてます。
D先生:ちゃんと液は吸収されていますか?もし吸収されていない場合、背中に入れた輸液が前足まで垂れ下がってくることがありますけど。
まま:垂れ下がってはいないので、吸収されているみたいですよ。
D先生:それはよかったですね。みぬちゃんの状態はいかがですか?
まま:数日前まではトリートに反応していたんですけど、今はトリートにも反応せず、何も食べていないんです。
D先生:ままさんがいないときに食べている可能性はないですか?
まま:そこはわかりませんけど、大好きなトリートにも反応しないということは、恐らく食べていないと思います。
D先生:では、今日は食欲を刺激するツボと腎臓のツボに鍼を刺しましょう。もしかしたら、みぬちゃんの背中の脱毛は、腎臓が悪いことを意味していたのかもしれませんね。

D先生:リンやカルシウムの検査結果を見てみたいですね。そういえば私も(3月の定期検診の結果を)持っていましたね。では見てみましょう。
まま:そういえば、日曜日に緊急病院で血液検査をした結果をもらっています。

実は昨日、ペット用保険の請求をするため、緊急病院からもらったデータがあったので、
プリントアウトしてD先生にお渡しした。



まま:リンの検査はしなかったみたいです。
D先生:これはよくないですね。カルシウムが低すぎます。ここまでカルシウムが低いということは、かなりリンの濃度が上がっていると思われますけど、何故腎臓が悪いと分かっていてリンの検査をしなかったのでしょう?このカルシウム濃度については緊急医は何も言っていなかったのですか?
まま:BUNとクレアチニンの話しかしていませんでした。

実は私自身も、ナトリウムやカルシウムなどの電解質の検査が行われていたことは、昨日データを貰うまで知らなかった。

D先生:リンとカルシウムはバランスが大切です。実際にリンの検査値がないのであくまで憶測ですが、このカルシウム濃度では、相当リンが高くなっているはずですよ。リンが高くなると体の状態も悪くなります。しかし、カルシウムをサプリで過剰に補うと、筋肉が硬化する恐れがあります。
この状態では、ATPが作れなくなって、どんどん体力が落ちます。それにBUNが高くなると、意識障害が起きて、混乱するようになります。
病院に連れて行って、電解質のアンバランスを是正してもらうという方法もありますけど、でも効果は保証できないし、三日間以上の入院が必要になります。

まま:みぬは病院が大嫌いだし、それにもう金曜日ですので、緊急病院しか受け付けてもらえませんよね?
D先生:そうですよね。自宅で治療するなら、リン吸着剤を与えるという方法もあります。エパキチンというサプリメントが、オンラインで注文できます。それでもここまでバランスを崩してしまった状態では難しいですけど。
まま:オンラインなら、届くまで数日かかりますよね?
D先生:OTCなので、もしかしたらペットショップにもあるかもしれませんけど、生憎私のところにはないですね。
まま:うちの両親は腎不全の猫に活性炭を与えていましたけど。
D先生:活性炭は必要な栄養素まで吸着してしまうので、お勧めできません。
まま:エパキチンは、食事に混ぜて与えるんですよね?だとしたら、食事を摂れることが前提ですよね?
D先生:そうです。ただ、普通の食事をそのまま与えると、肉にはリンが豊富に含まれるので、リンの濃度が更に上昇してしまいます。腎臓病の療法食でリン濃度が低いものがあると思いますので、それを選ぶとよいでしょう。
まま:でも、市販の腎不全向けの療養食って、炭水化物も入っていますよね?
D先生:今はとにかくリンの少ない食事を食べてもらうことが優先です。
まま:強制給餌してもいいのですか?
D先生:はい。嘔吐がなければ、スポイト等で強制給餌してかまいません。チキンのベビーフードや、ボーンブロスを試してみるといいかもしれません。とにかく食べられなくなれば、あとはどんどん弱るだけですよ。そうなれば安楽死も視野に入れなければならないでしょう。A先生にお願いすればしてもらえますよ。

いつもなら鍼治療も数分で済むところを、今回は見ぬも動かなかったので、D先生と会話している間ずっと鍼は刺さったままだった。
D先生が鍼を抜くと、みぬは自力でソファを降り、水を飲みに行った。

D先生:ここまでBUNが高くなると、意識障害も出てきます。でもみぬちゃん、ちょっと混乱しているみたいだけど、まだ頑張ろうとしていますね。

それにしても、三日間の入院か、強制給餌か(いずれも効果は保証できない)、それとも安楽死か…。
決断を迫られても、今すぐ決めるのは無理である。
とりあえず今は、強制給餌を試みるしかないだろう。

エパキチンといえば、主成分はキトサン。
これなら、エパキチンを買わなくても、人間用のサプリが見つかるだろう…と思い、
これに加えてボーンブロスを買うため、スーパーに行ってみた。
因みに、キトサン(Chitosan)は英語で「チャイトサン」と発音するらしい。

生憎キトサンは見つからなかったが、とりあえずボーンブロス(鶏の骨の煮出し汁)だけ買ってきた。
あと何日生きるかわからないのに対し、かなり高価だったが、
今はとにかく、これを飲み水に混ぜて飲んでもらうことにしよう。


家に帰ると、みぬはソファの上にお漏らしをしていた。
今まではトイレまで自力で行っていたのに…。
しかし、今でも自力で水は飲みに行く。
ペット用オムツでも買ってくるべきかと思ったが、結局最近のみぬはソファの同じ場所で一日の大半を過ごしているので、お気に入りの場所にペット用尿漏れシーツを敷いておくことにした。
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そろそろ覚悟が必要か

2017-06-21 21:30:42 | 糖尿病闘病記
今朝の段階では、目が見えないながらも、水を飲みに行った後、一人でソファに飛び乗っていたみぬ。



昼頃、知人からメールが届いた。
この知人には昨日みぬの体調が悪いことを報告したのだが、
その返信として、移動獣医のサイトへのリンクを紹介してくれた。
しかし彼が紹介してくれたリンク先を見ると、予約を取らなければならず、少なくとも来週月曜日まで待たなければならないようだ。

夕方帰宅してみると、みぬは歩くのもやっとの状態になっていた。
ソファに横たわるみぬを触ると、体温が低いのが分かる。
水もなかなか飲みに行けないようで、あまり減っておらず、
やっと水のある所にたどり着いても、なかなか飲めていない様子。
せめて輸液をしてあげたいけど、ホリスティック獣医のD先生からは相変わらず連絡がない。

そこで、ネットで検索したところ、他にも家まで来てくれるローカルの獣医が何人かいることが分かった。
しかし、時間は既に夕方六時を過ぎている。この時間で見つかるだろうか…。

一人目は連絡が取れなかったが、二人目のA先生という方に連絡すると、すぐに電話に出てくれた。
腎不全で体がかなり弱っていることを説明すると、時間外なので、100ドルのチャージが必要と言われたが、お願いすることにした。


40分ほどして、A先生が到着。
生理食塩水のバッグと針、元気が出るようにビタミンB12の注射、そして体重計と聴診器を持って来た。

まずは早速皮下輸液の開始。

A先生:ビタミンB12を入れますので、明日の朝には少し元気になるかもしれません。どこか生理食塩水のバッグを高く懸けておく場所があればいいのですが…。ないのでしたら手で持っておくしかないですね。ご自分でされるときは誰かに手伝ってもらうとよいでしょう。

まま:一人暮らしなんですけど…。
A先生:ご家族や友達もいませんか?
まま:誰もいません。

家族はいないけど、友達といわれても毎晩家まで来てもらうわけにはいかない。

A先生は、輸液をしながら方法について詳しく説明してくださった。
A先生:まず、背中に針を刺します。皮膚をつまみあげてテント状にした後、針を刺してください。このダイヤルを回すと、液が出てきます。
…液が入ってくると、皮膚がタプタプしてきます。触ってみてください。


弱弱しいながらも、抑えられるのは不快なようで何度か逃げようとしていたみぬ。
やがて、100mL 入ったところで、輸液は終了。
A先生:終わったら、針を刺した部分の皮膚をつまんでください。そうしないと液が漏れてしまうことがあります。

その後、A先生による診察が始まった。
体重は、9.08ポンド(4.1Kg)。一番元気な時は5.6Kgほどあったので、かなり減ってしまったことになる。

A先生は、みぬの口を開け、中の状態を確認。
A先生:口臭はそれほど悪くないですね。腎不全の末期になるとかなり口臭が強くなることもありますけど。

一通りの診察を終え、A先生は診察票に結果を書きながら、説明してくださった。

A先生:食事は摂れてますか?

まま:昨日までは、トリートだけは食べていたのですが、今は食べなくなりました。
A先生:固形物が食べられなければ、チキンブロスを上げるという方法もありますけど、普段は何を食べさせていますか?
まま:手作りの生肉ご飯です。
A先生:それは素晴らしいですね。

獣医の中には手作りご飯、しかも生肉などというと、反対する人もいるが、A先生は好意的で安心した。

A先生:かなり弱っていますし、もう食事も取れていないのなら、残念ながら、持ってあと一か月、早ければ一週間かもしれません。どうしてもという場合には安楽死という選択もあります。
まま:はい。もうそろそろだと、覚悟はできておりました。
A先生:その時が来ましたら、遺体を灰にしてくれるサービスもありますよ。
まま:はい。前に飼っていた子のときにそのサービスを利用したので、存じております。(壁に懸けてあるフローラの写真を指さしながら)この子です。8歳で亡くなってしまったんです。
A先生:それは早かったですね。可愛い子でしたね。お名前は?
まま:フローラです。大腸がんだったんです。

A先生:最期が来たら、家具の陰等に隠れるなど、その兆候を見せるので、わかると思います。

まま:フローラは、死ぬ前夜に私のベッドに来たんですよ。普段はあまりそういうことはなかったんですけど。
A先生:それは素敵な最期でしたね。実は私が前飼っていた猫もそうでした。

まま:実は今他にも二匹いるんですよ。
A先生:みぬちゃんとは仲良しなんですか?
まま:はい。とても。みぬは体をなめてあげるのが好きなんです。二匹も、もうみぬがなめてくれなくなって、早くも寂しがってますよ。

施術が終了し、会計を済ませると、A先生は900mL残った生理食塩水のバッグと針9本を置いて、
「また何かありましたら連絡してください」と言って帰って行った。

A先生が帰った後、やっとD先生から電話が来た。

D先生:すぐに連絡できなくてごめんなさい。実は今姪と一緒にサンフランシスコにいるんです。
まま:実は今日移動獣医の先生に来ていただき、輸液をしていただいて、自分で輸液する方法も教えてもらいました。
D先生:それはよかったです。先生はどなたですか?
まま:A先生です。
D先生:A先生、知ってますよ。とてもいい先生ですよ。
まま:みぬは今かなり厳しい状況で、A先生からは、恐らくみぬはあと一週間程度と言われたんですけど…。
D先生:それは輸液がどれだけ奏功するかにもよりますね。
まま:もう歩くのもやっとで、ほとんど食べてもいないんですけど…。
D先生:それは辛いですね。尿は出ていますか?
まま:出ているみたいです。さっきトイレに入っていました。
D先生:尿が出ているのはいいことです。ままさんのところには、金曜日のお昼にお伺いする予定でしたけど、みぬちゃんの状態にもよりますね。もう覚悟を決めなければならない状態になっていれば、私の治療にお金を払う意味もないですから。
まま:そうですね。あと二日様子を見ます。



ここ数日のみぬの様子を見て、もう後が長くないことは覚悟ができていたけど、
やはり平気でいるのは難しいです。
それでも、
「もう16-17年も生きたんだから、十分長生きしたよ。糖尿病になって10年も生きたなんて、すごいことだよ」
と自分に言い聞かせつつ、乗り切っています。
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体調が急変

2017-06-20 18:17:42 | 糖尿病闘病記
ご心配おかけしております。
この記事を書いている段階で、みぬは何とか生きています。
以下に、土曜日に体調が急変してからの詳細をご報告いたします。

17日(土曜日)
朝からみぬの様子がおかしい。
ソファの上にうつ伏せに横たわったまま、どんよりとした目をしている。
たまに起き上がっては水を飲みに行くけど、それ以外は殆ど動かない。
しかし、いつもの呼び方で、「みーぬ」と呼ぶと反応する。
トリートを冷蔵庫から取り出すと、よたよたとおぼつかない足取りで降りてきて、
目の前にトリートを置いてあげると食べた。


この日は朝から400mg/dlを超える高血糖。
しかし、いつも通りの用量のインスリンを投与すると、昼には57mg/dLまで落ち、夜には20mg/dL台の低血糖となった。
ボーっとして放心状態なのは低血糖のせいかと思い、二時間ごとに血糖値を計測するも、なかなか上がらない。
病院に連れて行くべきかとも思ったが、今連れて行けば恐らく血糖値を上げるためグルコースを与えられてしまうはず。これだけは絶対に避けたい。
しかし、食事やトリートも思うように食べてくれない。
それでも夜中には201mg/dLまで上がったため、インスリン注射をして就寝した。

18日(日曜日)
朝六時の血糖値は、300mg/dL台の高血糖。
しかし昨日の体調不良は低血糖のせいもあったかと思ったが、血糖値が上がっても変わらない。
低血糖を防ぐため、いつもより0.4IU少ない用量のインスリンを注射した。

殆どソファの上か床でうつ伏せに寝て過ごしながらも、たまに起きだして水を飲みに行くみぬ。
病院には連れて行かず、ホリスティック獣医のD先生に輸液の方法を教えてもらうまで待つつもりだったが、
今すぐ輸液が必要なのでは?と思い、緊急病院に連れて行くことに。

病院で、受付の女性に診察室に案内され、
「まず看護師がバイタルサインを確認しに参りますので、お待ちください。」
と言われたので、みぬをキャリーケースごと診察台の上に置いて待った。

看護師が来て、キャリーケースを開けると、出てきたみぬ。
診察台の端まで歩いて落ちそうになる。

看護師:目が見えないんですか?
まま:見えていないかもしれません。数年前から瞳孔が開いていて、去年の健康診断で血圧検査をしたのですが、その時の血圧は正常でした。
看護師:今日はどういった状況ですか?
まま:昨日から動きが遅くて、呼び掛けには反応するものの、殆ど寝て過ごしています。
看護師:(聴診器を当てながら)心臓の状態はよいみたいですね。

体温測定など、一通りの検査を済ませると、看護師は、
「この後獣医が検査に車でお待ちください。みぬちゃんはこのままケースから出しておいて構いません」
と言って、診察室を出て行った。

待っている間、おぼつかない足取りで診察室を歩き回るみぬ。
しばらくするとN先生という男の先生が入ってきた。
この緊急病院には何度か来たことがあるが、この先生は初めてだった。

N先生:今日はどちらが悪いのですか?

まま:昨日から反応が鈍くて、足元もおぼつかないんです。呼び掛けには一応反応して、トリートも食べるんですけど。
N先生:目が見えていないみたいですね。診てみましょうか…(みぬの目にライトを当てて)全然見えていないみたいですね。恐らく白内障でしょう。専門医に診てもらうという方法もありますけど。

しかし、専門医に診てもらい、また手術などということになれば、それでなくても弱ったみぬの体に大きな負担がかかる。
目が見えなくても、トイレや水の位置はわかるし、トリートも顔の前に差し出してあげれば食べるし、ソファにも飛び乗れるのだから、無理な治療はしない方が賢明だろう。

N先生:最近の健康診断はいかがでしたか?
まま:3月に受けましたけど、腎臓の数値が二年前から上昇傾向にありました。あと、糖尿病歴10年です。
N先生:インスリン注射はしているのですね。
まま:はい。
N先生:用量は?
まま:その都度血糖値を測定して用量を決めています。
N先生:それでは、本日は、腎臓の検査をいたしましょう。血液検査すべてを行えば他にも問題が見つかるかもしれませんが、それは主治医にお願いした方がいいと思います。
まま:あと、輸液していただけますか?
N先生:了解いたしました。では、看護師が見積もりを持ってまいります。

N先生が診察室を後にし、待っていると、看護師が見積書を持って診察室に入ってきた。
いつも緊急病院ではかなりの治療費がかかるが、今日は200ドル台で、思ったほど高くない。保険がカバーしてくれるはずだ。
見積書にサインをした後、看護師はみぬを施術のため奥に連れて行った。

待合室で本を読みながら時間を潰していると、N先生から診察室に呼ばれた。
N先生:腎臓の値が、かなり高くなってきていますね。BUNは140、クレアチニンは7.1です。血糖値は225で、こちらはコントロールされていますね。他の検査値も調べれば何かわかるかもしれませんけど…。では、これから輸液を行います。静脈輸液の方が効果的ですが、その場合入院が必要になりますので、本日は皮下輸液を行います。できれば明日主治医のところに連れて行って、静脈輸液をしてもらった方がいいかもしれません。
まま:でも、それでなくても移動が苦手な子なのに、それではストレスになってしまうと思うんですけど。
N先生:わかります。
まま:来週、ホリスティック獣医に輸液の仕方を教わるので、家で輸液をしてあげようと思っています。
N先生:そうですか。なるべく早く対処してあげてくださいね。

皮下輸液を入れてもらった後、帰宅。

午後一時頃、血糖値を測定すると、測定下限の20mg/dLを下回っていることを意味する「LO」が表示された。
朝は300mg/dL台で、インスリン用量を減らして注射し、緊急病院で恐らく午前10時ごろ測定した時にはまだ200mg/dLを超えていたのに…。

食事を食べさせようとしても、ボーっとしたまま全く食べてくれない。
しかし、何か食べさせないと、血糖値は上がらない。
そこで、気の毒に思いながらも、手で強制給餌することにした。
口をこじ開けられるのは嫌がるが、上手く舌の上にご飯を乗せることができればちゃんと食べてくれる。

その一時間後には31mg/dLまで血糖値が上がったが、更に二時間後にはまた「LO」まで下がってしまった。
後ろ足に力が入らず、まっすぐ立てない。
呼びかけにも応じず、トリートにも反応しない。

この日は最高気温摂氏40度の猛暑だったが、みぬの体は冷たい。
エアコンを使えばもっと冷えてしまうことを懸念し、猛暑に耐えつつ、みぬの体を毛布でくるんだり、マッサージしたりしながら過ごした。


その後おぼつかない足取りで、ソファの下にもぐったみぬ。
みぬの姿が目に見えないのは心配でありながらも、恐らく邪魔されたくないのだろうと思い、そのまま休ませてあげることにした。

数時間後、ソファの下をのぞくと、みぬは前足をぺろぺろ舐めていた。
「みーぬ」と呼ぶと、ソファの下から這い出してきた。
後ろ足は、まだおぼつかないながらも自分で歩けるようにはなっていた。
しかし、水を何度か飲みに行っているように見えたが、目が見えないせいか、低血糖で頭がボーっとしているせいか、何度も鼻を水の中につけては軽くくしゃみをしている。
それに、トイレにも何時間も行っていない。


夜には、まだ低血糖でありながらも、測定器で数字が出るまで血糖値が上がってきたので、
「動か明日の朝まで無事でありますように」と祈りつつ、就寝することにした。
ベッドに入ると、みぬがベッドルームに置いてある猫用トイレに用足しをしに来て、少なくとも尿は出ていることが確認できた。

19日(月曜日)
朝、目が覚めたのが明け方四時過ぎ。
リビングに行ってみると、みぬが生きていることが確認でき、とりあえず安心。
血糖値は175mg/dLまで上がっていたが、インスリン注射はもう少し待つことにし、再びベッドに戻った。

六時に起床し、再びみぬの血糖値を測定すると、290mg/dLまで上がっていたので、注射をすることに。
しかし、また低血糖を起こしては困るので、いつもの半量だけ注射することにした。

みぬは、呼びかけにも応じ、トリートも食べるようになっていた。
しかし、歩き方が弱弱しくぎこちないのは変わっていない。

会社の昼休みに一旦帰宅し、血糖値を測定。その値は346mg/dLと高め。しかし、低血糖を防ぐため、今回もいつもの半量のインスリンを注射。

夕方、仕事を終えて帰宅すると、みぬが大の方をするためトイレに入った。
しかし、排泄をし終わらないうちにトイレを出て、残りはリビングでしてしまった。
恐らく脱水のため便の出が悪かったのだろう。
排泄が終わった後は、疲れてぐったりしていた。



結局、インスリン用量を半分に減らしても、この日の夜も血糖値は30mg/dL台まで下がった。
トリートは食べるが食事は自分からは食べに行っている様子がないので、いつもの食事にトリートをトッピングすると食べてくれた。

20日(火曜日)
朝の血糖値は258mg/dL。いつもの半量のインスリンを注射した。

もうそろそろホリスティック獣医のD先生から連絡があってもいい頃では?と思い、仕事中も何度もメールを確認したが、結局連絡はなし。
D先生は往診を専門としていて、当然緊急医ではないため、なかなか連絡が取れないのは仕方がない。

昼休みの血糖値はまた348mg/dLと高い値だったが、ここでもインスリンの投与量は半量にした。

しかし、夕方6時には血糖値が57mg/dLと急激に下がり、そして9時にはまた「LO」に…。
水を飲みに行こうとしたら、また後ろ足が立たず、滑ってしまって辛そうだったので、
指でご飯を食べさせると、数口食べて嫌がった。
そこで、トリートを食べさせると、ちゃんと食べてくれた。


…と、以上が今までの経過です。
ここでまた病院に連れて行くべきか悩むところですが、
もう高齢で、糖尿病歴10年、最近は腎不全も出てきて、目も見えない、しかも極度の病院嫌いなみぬにこれ以上のストレスは与えたくありません。
結果がどうなろうと、後悔はしないつもりです。
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無題

2017-06-18 21:25:00 | 糖尿病闘病記
実はこの週末みぬの体調が急変し、今かなり厳しい状況です。
詳細は後程報告いたします。
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