科名:キキョウ科 Campanulaceae
属名:ヒナギキョウ属Triodanis(旧:Specularia)
和名:キキョウソウ
漢字:桔梗草
学名:Triodanis perfoliata (L.) Nieuwl.
読み:トリオダニス・ペルフォリアータ
別名:だんだんぎきょう
流通名:――
英名:common venus'looking-glass(普通のヴィーナスの鏡…なんて訳せばいいのかなあ…)
撮影場所:東京都 多摩川河川敷
撮影日:2007.05.27
川っぺりを散歩しながら、面白い花は無いかなあと見ていると、
ちらと薄い紫色を見つけました。
キキョウソウです。
そしてそのすぐそばにはよく似たヒナキキョウソウも…
どちらもいわゆる雑草のたぐいな割りに、可憐な花を咲かせています。
名前も見た目も似ている二つ。
コレは比較するのにもってこいだ!!
…と思いながら写真を撮っていると…
お散歩中のおじさんが声をかけてきました
私が写真を撮ってるのをみて、
「キキョウソウとは珍しい!!」と感激し、
カメラを持ってこなかったのを残念がっていました。
千葉にお住まいの頃キキョウソウにであい、
久々に東京でこの花をみることができて嬉しかったとのお話。
後日、同じ道を散歩していると、
キキョウソウを支えるように小枝がそえてありました・笑
その方よほど嬉しかったんでしょうね
今回この仲間を調べていると、
素敵な英名を見つけました!
ヴィーナスの鏡ですって!!
ロマンチックではありませんか?!
和名の簡潔さも悪くはありませんが、
花の名にはロマンチックな雰囲気があったほうが素敵だなあと思いました~
キキョウソウ、大分の社宅の庭にぽつぽつと生えていて、
初夏に葉が出てくると、花はまだかな~なんて毎日楽しみに
見に行っていました。
懐かしい思い出の花です。
帰化植物だと知ったときはちょっと残念でしたが、
見かけるとついニンマリしてしまいます。
キキョウソウとヒナキキョウソウの見分け方
キキョウソウ
花の色が濃く、花弁の幅が広く、花が大きい。
★葉が茎を抱く
ヒナキキョウソウ
花の色がキキョウソウより淡く、花弁がすらっとしている、花も小さめ。
★葉は茎を抱かない
花の大きさや色形は、固体によって変化があるので比較対象がないと
見分けにくいですが、
葉のつき方や様子は基本的にはどの固体も変化が少ないので
まず葉を見れば間違いないと思います。
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