ひだまりの中での~んびり

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ビスクドールを趣味で作っています
日記帳の替わりです

アンティークドールのメンテナンス

2021-05-28 01:14:54 | 手作り・趣味・アート
保管倉庫に眠ったまんまのアンティークドールを
今回、ショーケースへ展示したいと言う相談があり
メンテナンスを引き受けました。
100年以上前のアンティークドール。
倉庫内のケースに入っていたとは言えかなりの汚れがあり
手足も洋服で支えられているような状態でした。

取り敢えず、ビスクヘッドをぬるま湯で拭いて行きました。

↓化粧用パフと綿棒が黒くなりました。

汚れが取れて明るいお顔に
その後、順にドレス、下着を取って行きました。
1番下の伸縮性のある下着は脱がすと網目から解けそう
なので保護材と割り切ってそのまんまに。
靴下も膝の所で補強されたかと思われる布地と共に
しっかり足に貼り付けられていた為そのままにしました。

何枚もの下着を着せてもらっていましたね。
綿素材だったのでシルクの様には溶け無いだろうと洗濯。
シルクだと水の中で溶けて無くなってしまったりするのですね😅

アイロンをかけて

結構スッキリしました。シミは残りますが
アンティークの味ですね♪

ウィッグに何か付いている、ゴミかなと摘んだら
リボンでした。😅これは新しいものに取り替えしました。

ゴムは役目を終えていました。すべて交換するつもりでしたが
何十年か前に補修された様子で膝下は靴下の下に補強布が貼られ
靴下も一緒に固められていて一分残して繋ぎました。

取り敢えずヘッドにはネックボタンを使って全体のゴムの
機能は回復しました。
ネックボタンを利用した為ヘッド両横の穴は利用しませんでした。
が、手足に金属を入れてゴム引きをした方が10年先か20年先かの
メンテナンス時には便利ではないかと迷いました。
ただ、ボディの状態が微妙で強いゴムは利用出来ないので。


こんな風に靴底が左右共に無くなっていたので、新しい革底を
貼っておきました。

まだ下着やドレスのボタンが無かったり色々あるけれど
取り敢えずは。脱臼した様な肩はしっかりしました♬

お披露目前なので

やり出すと止まらず一気に此処まで進めてしまいました。
後は暫くはドレスのメンテをしつつゴム引きの様子を見て
いようと考えています。布地も弱くなっているので漂白や
穴を繕う事はしないでおきます。
お預かりしたお嬢さん、何かあると困るので
うちの子達と一緒にケースの中に入っています。


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