内子町へ帰還 アンティークドールアーモンド・マルセル

先月、内子町よりメンテナンスの為にお預かり
したアンティークドールをお渡しする為
カルトナージュのTさんとともに内子町まで行って来ました。
ドールはアーモンド・マルセル。30センチ程の
可愛らしい子でした。
ブラブラだった手足のゴムを引き直し、お顔を拭き
千切れたり破れたりしたドレスを可能な部分のみ
手入れして、ウィッグも後頭部にモヘアを足し等々
の補修でした。

我が家のアンティークドールキャビネットの中で
すっかり落ち着いてくつろいだ様子を見せてくれて
私も毎朝、毎夜眺めて過ごしました。
キャビネットは寝室に置いてあるのです😅

可愛いいお嬢様でした♬



昨夜は、なんだかさみしくなるなぁと、マルセル嬢の居なくなった
キャビネットを眺めていました。

内子町の展示にはカルトナージュのTさんに
布花などの装飾で引き立つ様にして頂き

内子町の教育委員会の方のパネルもきれいに
決まって素敵な展示になったなぁと満足感に
包まれて帰路につきました。


このドールはアメリカ人女性と内子町五十崎の
男性との悲恋物語から始まり、明治41年アメリカから海を渡り
内子町の男性の姪(当時4歳)のもとへとやって来ました。
昭和56年遺族の方から寄贈を受けていたのですが、展示館の閉鎖等で
その後平成、令和と長い間眠りについていました。
可愛らしい姿をまた皆様に見てもらえてマルセル嬢も喜んでいるだろうと
思います。ほんの少しですがそのお手伝いが出来た事を
嬉しく思っています。
内子町の方々には大変お世話になりました。ありがとうございました。