goo blog サービス終了のお知らせ 

南英世の 「くろねこ日記」

徒然なるままに、思いついたことを投稿します。

フビライ・ハン

2020年03月30日 | 日常の風景


外出禁止なので家で毎日中国ドラマを見ています。
フビライハン全50話。なかなか見ごたえがありました。オゴタイ、グユク、モンケなどの大ハン位争い、とくにフビライとその弟アリクブケとの大ハンをめぐる闘争は圧巻でした。ドラマはフビライの勝利までを描いています。

個人的には元の中国支配に興味があったのですが、残念ながらそれはドラマでは描かれていませんでした。でも、このドラマを見てモンゴルがちょっと好きになりました。

外出禁止

2020年03月29日 | 日常の風景

時節柄不要不急の外出は控えてくださいとのこと。
そんなこともあって、最近は家の中でネコを触りながら中国ドラマを見るのが日課になってしまった。
今見ているのは「チンギスハーン」全50話。
むちゃくちゃ面白い。



ネコはさみしがり屋だから、必ずテレビを見ている私の足元で寝ている。
床暖房がついていて気持ちいいのもあるのだろう。
足の裏を触るのが一番気持ちがいい。
夜になると「ニャー、ニャー」鳴いて人間の安眠を妨げるから、ネコの昼寝を邪魔しても罰は当たるまい。


戦争はビジネスだ

2020年03月28日 | 日常の風景

世界には軍需産業がたくさんある。一番大きいのはロッキード社だ。売上金額約4兆円の9割を軍事関連が占める。
もし、世界から戦争がなくなればどうなるか。
ロッキード社は倒産せざるを得なくなる。
だから、軍需産業にとって戦争はビジネスとして「定期的に」起きてもらわなければ困る。もし、平和が続けば意図的に戦争を起こそうとする政治力学が働く。
第二次世界大戦後、アメリカが絡んだ戦争には次のようなものがある。

朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、ユーゴ空爆、アフガン戦争、イラク戦争

核を持つようになって大国同士の戦争はもはやできなくなっている。だから適当な弱小国を見つけて、適当な理由をつけて叩く。
アメリカにとって戦争はビジネスであり、新型兵器の実験場、古くなった武器・弾薬の在庫一掃セールである。

ベトナム戦争のきっかけとなった「トンキン湾事件」(アメリカの駆逐艦が北ベトナムの魚雷攻撃を受けたとされる事件)はアメリカによる捏造だった。
イラクは大量破壊兵器を開発しているとして始めたイラク戦争も、のちにそんな事実は全くなかったことが明らかになった。
それだけではない。湾岸戦争もまたアメリカによって作られた戦争だったことが報道されている。

https://www.facebook.com/268759603556377/videos/189732575436454/UzpfSTEwMDAwMjAyMDYzMTE5MjoyNzc5MTAyNDQyMTY3MDgz/


もちろん、権力者が軍需産業の利益を守るために世論を戦争に導くというのはアメリカに限ったことではない。
ほかにもいっぱいあるだろう。ただ、我々が知らされていないだけである。
コロナウィルスで世界経済が変調をきたしているこの時期、各国の動きを注意深く見守る必要がある。


2馬力と1馬力

2020年03月26日 | 日常の風景


世の中には2馬力世帯と1馬力世帯がある。
いうまでもなく夫婦ともにフルタイムで働く2馬力世帯は収入が多い。年収1000万円を超えている世帯も少なくないはず。

しかし、2馬力世帯がどれほどの貯蓄をしているかというと、意外に少ないことが多い。理由はいくつかある。

第一に、収入が多いという安心感から、ついつい贅沢をしがちな点が挙げられる。住宅、車、衣類、外食、保険、海外旅行、子どもの習い事等、収入が多いことを前提とした支出がなされる。これに社会的な見栄が加わると、たとえ1000万円以上の収入があっても貯蓄に回せる金額は限られてくる。

第二に、夫婦の収入を合算して一本化しているケースが少ないことが挙げられる。その結果、トータルとしての家計費の管理ができなくなるのだ。一般的に多いのは、夫婦が費用を分野別に分けて担当するケースだ。たとえば、夫は住宅ローン、電気・ガス・水道料金などの恒常的出費ほか、車の購入、海外旅行など大物の支出を担当し、妻は日常の生活費や子どもの習い事などを担当する。

経費を分野別に分担すること自体は別に悪いことではない。自分の担当する費用以外のお金は自由に使えるから、夫婦ともに独立した生活を楽しむこともできる。夫婦と言えども秘密のお金は絶対に必要だ。

しかし、ここで問題が起きる。夫婦の独立性が高いため預金通帳も別々であり、夫婦がお互いにいくら貯蓄しているか知らないケースが多いのだ。

 

「いくら貯蓄している?」と聞けばよさそうなものだが、相手も稼いでいるということへの遠慮もあってなかなか聞きにくい。勇気を出して聞いても適当にはぐらかされて教えてもらえないことも多い。そのため生涯を見通した計画的な貯蓄ができなくなる。だから、1馬力世帯から見ればうらやむような年収がある2馬力世帯でも、結果的に貯蓄金額そのものは意外と少ないケースが多くなる。

普通に生活をして残ったら貯蓄しようなどと思っていては貯蓄などできるものではない。年間の貯蓄目標を決め、それに合わせて家計管理をきちんとする必要がある。家計管理は妻任せなどといっていると思わぬ失敗をすることもある。

これまでの経験から次のように思って間違いない。いずれも苦い経験がある。
1.他人に金儲けを説く人の話は信用してはならない。
2.株やギャンブルで一攫千金を狙わない。堅実が一番。
3.契約を急がせるのは詐欺と思ってよい。


(参考)

私の家計管理術 - 南英世の 「くろねこ日記」 (goo.ne.jp)


株価の暴落と年金

2020年03月17日 | 日常の風景
昨日NY株式市場は約3000ドルという史上最大の下げ幅を記録した。東京証券取引所も神経質な動きが連日続いている。。

ところで、今の株式市場のプレーヤーとして大きな役割を担っている一つにGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)がある。GPIFは日本の公的年金資金約169兆円の管理運用を行なっている。

2014年、安倍内閣は景気浮揚策として、GPIFの運用資産を株式市場などに積極的に運用する政策を展開した。その結果、国内外の株式の運用比率は24%から50%に引き上げられた(上図)。そのことの危険性については、ちょうど1年前のブログに書いた。

https://blog.goo.ne.jp/minami-h_1951/d/20190306


たしかにGPIFの積極的な運用は、株式市場が活況を呈している間は成功したかに見えた。しかし、今回の「パンデミック・マーケット」によってGPIFは巨額の損失を抱えた可能性が高い。

もちろん、現在の年金給付は基本的に賦課方式であり、現役世代が支払う年金保険料と税金によって賄われている。だから、ただちにGPIFの損失が年金給付に影響を及ぼす状況にはない。しかし、今後不景気が深刻になり、現役世代の給与水準が低下したり失業者が増えたりすると、年金給付の財源である年金保険料は減る。

GPIFはかつて資産の7割近くを安定的とされる国内債券で運用してきた。しかし、今回の株式市場の大暴落によって、どうやら我々の年金が減額されるという形で跳ね返ってくる可能性が高い。こうした事態が起こりうることは当然予想されたことである。安倍内閣最大の失政と評価される日が来ないことを祈るばかりである。

ヤフオク 始めました。

2020年03月15日 | 日常の風景

11点ほど出品したら、今日やっと一つ売れた(笑)。

https://auctions.yahoo.co.jp/seller/minamighcdxn

ちなみに、自分が見て面白くなかったドラマのDVDはすべてゴミ箱行き。せめてもの矜持である。
昨日も25枚のDVDを捨てた。途中まで我慢して見たが、時間がもったいないので捨てることに。これまで何本捨ててきたことか。

以前は、「つまらない」と思った映画でも最後まで我慢して見た。しかし、最近は潔く途中で退出することにしている。この前も「カメラを止めるな」という映画の前評判が良かったので見に出かけたが、最初の30分はゾンビが出てくる「ホラー」ばかり。悲鳴に耐えきれずサッサと映画館を後にした。

あとで聞いたら、最初の30分は前振りで、そのあとが面白いんだとか・・・
あんな映画のどこがおもしろいのか。でも、感じ方は人それぞれなんだろう。途中で退出したことに今も後悔はない。






イ・サン

2020年03月13日 | 日常の風景
韓国ドラマ「イ・サン』全77話見終わりました。朝鮮王朝の両班の力、身分制の根深さ、改革の難しさなどがうまく描かれていました。ちょっと、ストーリーの展開に違和感もありましたが、まあ、それは置いておきましょう。
監督は、チャングム、トンイを作った人と同じ人。だからイ・サンの配役もチャングムの「同窓会」(笑)。

現代の韓国のものの考え方を知るには、李氏朝鮮時代にさかのぼって知る必要があると考えています。韓国の国定歴史教科書(日本語訳)を読むと21代英祖、22代正祖時代の老論(ノロン)と少論(ソロン)の対立や蕩平策の記述がよく出てきます。イ・サンを見ているとそのあたりのことが良く理解できました。


海の底まで潜る覚悟で

2020年03月13日 | 日常の風景
アメリカの航空機メーカー「ボーイング」社が倒産の危機にあると伝えられた(2020年3月12日)。最新鋭機の墜落事故に加えて、新型コロナウィルスが追い打ちをかけているのだという。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200312-00010013-flash-peo

ボーイング社と言えば、世界の軍需産業の中でもロッキード社に次いで売上高に占める軍事費が多い。その規模は年間3兆円を超え、売上高の約半分を占める。

昨日もNYダウ平均株価は約10パーセント、2300ドル余り値下がりした。史上最大の値下がりだという。いよいよ「コロナ恐慌」が現実味を帯びてきた。深刻な不景気は10年に一度やってくる。

1987年 ブラックマンデー
1997年 アジア通貨危機
2008年 リーマンショック

そして
2020年 コロナ恐慌 ?

アジア通貨危機のとき「就職氷河期」という言葉が生まれた。当時、国公立大学を卒業した知り合いの女子学生が「30社受けて全部落とされました」という連絡をくれたときには、わが耳を疑ったものである。

今回もすでに就職戦線に異常が出ていると聞く。今の大学3年生と言えば、天王寺高校の69期にあたる。彼らが高校3年生のとき、東京オリンピックまで景気は持つだろうから、君たちはかろうじてセーフだといって送り出した覚えがある。卒業した年度によって人生が左右されるとは、なんと不条理なことか。

さらに、そのオリンピックも開催が危うい。もし、オリンピックが中止または延期ということにでもなれば、景気の落ち込みはさらに厳しさを増す。しかも、景気対策としての財政・金融政策はもはや限界に達しており、打つ手がない。

コロナウィルスの特効薬が開発されない限り、今回の不況は世界恐慌と並んで、孫子の時代まで語り継がれるものになる可能性がある。海の底まで「エイ、ヤッ」と潜り込む覚悟が必要かもしれない。

カニ

2020年03月11日 | 日常の風景
金沢に住む兄がカニを送ってくれた。
新型肺炎の影響で石川県の温泉郷の客足が落ち、カニの相場が相当下がっているのだという。そういえば、北陸新幹線の乗車人数が例年の半分程度だと昨日のニュースでやっていた。コロナウィルスの影響はこんなところにまで及んでいるのか。

久しぶりにたっぷりとカニを食べた。

円は安全資産ではない

2020年03月11日 | 日常の風景
為替市場では、世界経済が不安定になると「安全資産である円が買われる」というのが常識となっている。しかし、これには長い間疑問を抱いていた。確かに日本の対外純資産残高は340兆円と世界一である。しかし、財政赤字がこんなにひどい国の通貨が安全資産であるはずがない。なぜ、円は安全資産とされるのだろうか?

今日、ようやくその謎が解けた。実は、円は安全資産として買われているのではなく、米国に投資している日本の機関投資家が投資を縮小し、資金を日本円に戻すために円買いを行ない、その結果円高が生じるというのが真相のようだ。

なーんだ、そういうことだったのか。それなら納得できる。

反日種族主義

2020年03月10日 | 日常の風景
日韓関係は従軍慰安婦、徴用工、竹島問題など微妙な問題が多い。そうした問題について研究者の立場から「実証的」に検証し、韓国側の理解を容赦なく批判したというがこの本の宣伝文句である。プロローグの冒頭の文章がすごい。

「韓国の嘘つき文化は国際的に広く知れ渡っています」

なんともストレートな表現である。日本の右翼の人が聞いたら泣いて喜びそうだ。この本の解説をみると、編者は元ソウル大学経済学部教授であり、韓国経済史学会会長を務めた人物とある。しかし、学者がこういう物の言い方をするのだろうか。政治的意図が明白なこの手の本は注意して読む必要がある。

本書で指摘されている内容が正しいのかどうか、私には一次資料から検証するすべはない。歴史なんて何とでも書ける。

「1965年の請求権協定で韓国政府は、日本政府から韓国側の請求権金額を一括受領したため、国内の個別の請求権者に対する補償金は、韓国政府が支給しなければなりませんでした」

「1904年2月、日本とロシアが戦争を始めました。大韓帝国を餌とする戦争でした。大韓帝国はどちらにしても、戦争が終われば戦勝国の支配を受け、滅びる運命でした」

このあたりの記述には納得できるものがある。

ふと思った。もし日露戦争でロシアが勝利をおさめ、ロシアが朝鮮半島を植民地化していたら、韓国は日本に対するのと同じ態度をロシアにもとっていたのだろうか?

的中!

2020年03月10日 | 日常の風景
悪い予感が的中してしまった。
1か月ほど前の2月13日のブログで「コロナウィルスショックがやってくる」と書いた。その頃のNY証券取引所はまだ楽観的で、連日新高値を更新していた。不思議だった。しかし、昨日ついにNY株式市場は1日で2000ドルも大暴落してしまった。史上最大の下げ幅だという。世界恐慌をほうふつさせる。

世界恐慌をきっかけに新しい経済学が樹立された。ケインズ経済学である。不況期に政府が公共事業などで需要を注入すれば景気は回復するという有効需要の原理を確立した。以来、今日まで世界から恐慌は消えた。石油ショック、ブラックマンデー、リーマンショックなどという超ド級の不景気も何とか乗り越えることができた。

しかし、今回はどうか。正直言って見通しは暗い。日本についていえば、今まで不況を治すために使える薬を使い果たしてしまっている。財政は大赤字でこれ以上公共事業を拡大する余地はない。金融緩和政策も緩和できるぎりぎりのところまでやってしまった。この後、政府・日銀に残されている経済政策はほとんどない。

世界恐慌の時は自国の景気を良くしようと、ブロック経済や為替の切り下げ競争を展開し、それが第二次世界大戦の大きな原因となってしまった。同じ轍を踏んではならない。

ではどうすればいいのか?
わからない・・・
この際、小手先の治療ではなく、海の底まで思いっきり潜ってみるしかないのか。そうしてリセットしたうえで、もう一度出直す。そのほうが少なくとも戦争という愚かしいことをやるよりはましかもしれない。
今回の不況が世界恐慌にも匹敵するものだとすれば、のちの人々はこれを何と呼ぶのだろう。
コロナ恐慌か・・・

ヘンリー8世

2020年03月09日 | 日常の風景
DVD全19巻を見た。ヘンリー8世と6人の妻たちを描く。チューダー朝当時の時代状況がうまく描かれていた。

ヘンリー8世(位1509~47)は、兄の未亡人キャサリンと結婚したものの男子が産まれなかった。そこで若く美しいアン・ブーリンと結婚しようとするが、カトリックの英国では離婚にはローマ教皇の許しがいる。ローマ教皇と対立したヘンリー8世は、1534年、首長令を出してローマカトリックから独立し、新たにイギリス国教会を設立。さらに修道院を解散し財産を没収した。

国王が勝手にイギリス国教会を設立しても、民衆のカトリック信者にすればとんでもない話である。当然、国王に反対する動きが展開される。それを弾圧し残虐に処刑するヘンリー8世。宗教改革に伴う残酷さを改めて痛感する。

アン・ブーリンとの間に生まれたのがのちのエリザベス1世(位1533~1603)。チューダー朝はエリザベス1世のあとスチュアート朝に代わる。