goo blog サービス終了のお知らせ 

瀧澤美奈子の言の葉・パレット

政を為すに徳を以てす。たとえば北辰の其所に居りて、衆星の之に共(むか)うがごときなり。

『国立遺伝学研究所60周年記念シンポジウム』1月30日(土)のご案内

2010年01月27日 | お知らせ
もうひとつ。私は用事があって行くことができないのですが、たぶん充実した内容だと思います。とくに対象のところに書いてあるように、高校生、大学生でご興味のある方はぜひ!

『国立遺伝学研究所60周年記念シンポジウム』

■国立遺伝学研究所60周年記念シンポジウム
夢見る遺伝学~そして生命が好きになる~

日時:2010年1月30日(土)14:00~17:30(開場13:30)
場所:学術総合センター 一橋記念講堂(東京メトロ 東西線「竹橋駅」より徒歩4分)
対象:全国の高校生・大学生および一般
参加費:無料(事前に登録が必要です。)

DNA の塩基配列を読む「シークエンサー」の開発などに貢献した理化学研究所
ゲノム科学総合研究センター長 和田昭允教授や、世界で最も権威ある学術雑誌
のひとつである『Science』の編集者Barbara R. Jasny 氏のお話,分子生物学の
研究を行った高校生の研究発表など「研究の魅力」を感じることができる講演会
です。気軽にご参加ください。お待ちしております。

◆プログラム◆
【開会】
14:00~14:10 開会挨拶(国立遺伝学研究所 所長 小原雄治氏)

【シンポジウム】
14:15~14:45 基調講演1
「進化する生命」 -時を経て変化し続ける「生命」と物質について-
(理化学研究所ゲノム科学総合研究センター 初代センター所長 和田昭允氏)
14:50~15:20 基調講演2
「価値ある研究とはどのようなものか」(仮)
(Science/AAAS Dr. Barbara R. Jasny 氏)

【研究発表と討論】
15:40~15:55 研究発表I (公文国際学園高等部)
16:00~16:15 研究発表II (iGEM:生物ロボットコンテスト 東大チーム)
16:20~16:50 討論 - 登壇:和田昭允氏・五條堀孝氏・高校生(数名)

【総括】
16:55~17:25 総括
「基礎研究の魅力と未来」(国立遺伝学研究所 副所長 五條堀孝氏)

【閉会】
17:25~17:30 閉会挨拶

WEBお申し込みはこちらから→http://www.leaveanest.com/nig-60th/
FAXお申し込み用紙のダウンロードはこちらから(PDF:128kb)→
https://www.leaveanest.com/nig-60th/nigfax.pdf

講演会 『雪氷圏における観測の最前線』 1月29日のご案内

2010年01月27日 | お知らせ
ごめんなさい、もっとはやくご紹介するつもりが2日前になってしまいました。

地球観測連携拠点(温暖化分野)という、気象庁、環境省、大学、研究独法などが連携して地球温暖化観測を行う拠点があるのですが、その今年度のワークショップです。

今回の講演会のテーマは「極域と雪氷圏」。温暖化の影響がもっとも現れやすい地域です。そこでの最新の観測技術や成果、今後の展望について一般向けの解説が行われるということです。

事前登録制(http://occco.nies.go.jp/100129ws/index.html)です。

*****プログラム*****

13:00~13:10 開会挨拶
13:10~13:55 基調講演
     「温暖化から地球を守る雪氷圏」
      中尾 正義(人間文化研究機構)
13:55~15:55 講演
    1.「北極域の海氷と温暖化」
      榎本 浩之(北見工業大学)
    2.「アジアの氷河・氷河湖と温暖化」
      藤田 耕史(名古屋大学)
    3.「極域の氷床と温暖化」 
      東 久美子(国立極地研究所)
    4.「日本の海氷・降雪・積雪と温暖化」
      高野 清治(気象庁)
15:55~16:10 休憩
16:10~16:40 講演
    5.「雪氷圏における温暖化影響研究の今後」
      大畑 哲夫(海洋研究開発機構)
16:40~17:10 総合討論
  「雪氷圏における観測研究の今後の展望」

    ~17:15 閉会

最新刊の刊行によせて

2010年01月13日 | お知らせ
 最新刊がひと月あまり前に出版されました。
『最新 科学のニュースが面白いほどわかる本』(中経出版)です。
 今回取り上げたテーマは、大きく分けて環境と生命科学。地球温暖化、低炭素社会、海底鉱物資源、マグロの資源問題、沿岸環境問題、脳科学、うつ病、老化の科学、再生医療です。
 新聞やテレビなどでよく話題になる科学のキーワードを非常に素朴な問いかけから丁寧にフォローするというのが目的の本です。
 個々のキーワードの基本となる事柄の関連性を理解するのに役立ててもらえればいいと思っています。
どうぞお手にとってご覧いただければ嬉しいです。

 少し、この本の背景について書いてみたいと思います。
 この本は2002年に私が書いた『科学のニュースが面白いほどわかる本』(中経出版)に続く第2作という位置づけではありますが、じつは私の思考のなかでは、少し別の動機がありました。
 とりあげたテーマのなかに、基礎物理学も基礎化学もないことから明らかなように、幅広い科学分野のなかで、とくに社会的関心が高い実用分野といいましょうか、多くの人の日々の生活に直接的に貢献することを目的として研究が行われている分野のなかからテーマを選びました。

 その理由のひとつは、「科学技術は、”ほんとうの意味で”人類の幸福に貢献してきたのか?」という疑念に答えようと思ったことです。
 じつは私は前作『地球温暖化後の社会』(文春新書)を書き終わるころから、この素朴な問いが頭から離れなくなったのです。たとえば、さまざまな環境問題は人類の活動が影響しています。どんなに控え目に見積もっても、人類の活動が無関係ということはありません。そして、その人類の活動が地球環境に影響を及ぼすほど強大化する支えとなったのが科学技術です。折しも原油価格の高騰、バイオエタノールの問題、それから金融危機に端を発した世界同時不況の真っただ中で、経済と科学技術のありかたはどうあるべきかを考えていたとき、ポール・ホーケン他の『自然資本の経済』やE.F.シューマッハーの『スモール・イズ・ビューティフル』を手にとりました。

 シューマッハーの著書が発表されたのは1973年ですが、彼はとりわけ現代の科学技術に厳しい目を向けています。
 「抑制の欠けた科学と、暴力的な技術を土台として、どうして平和を築くことができようか」「自然界は成長・発展をいつどこでとめるかを心得ているといえる。(中略)だから人間もその一部である自然界には、均衡、調節、浄化の力が働いているのである。技術にはこれがない。というよりは、技術と専門化に支配された人間にはその力がないというべきであろう。技術というものは、大きさ、早さ、力をみずから制御する原理を認めない。したがって、均衡、調節、浄化の力が働かないのである。自然界の微妙な体系のなかに持ち込まれると、技術、とりわけ現代の巨大技術は異物として作用する。そして、今や拒否反応が数多く現れている」
 さらに現代技術がつくりあげた社会が、「人の心を蝕むものだという抗議の声が上がっており」、「環境が痛めつけられ」、「化石燃料資源の枯渇を招く」と主張しています。
 40年前にシューマッハーが指摘したこの3つのうち、後の2つは広く人々の間に認められて、現在改善に向けて取り組まれています。
 最初のひとつについての判断はより慎重でなければならないと思います。どのような場合にそうであり、どのような場合にそうでないか、よく見極める必要があるように思うのです。そうした考えがベースにあって、社会における科学を肯定できるような分野を探してみようと思って書き始めたのが今回の本でした。
 
 たとえば、「うつ」が人々を苦しめています。それに対して、うつ病の科学は病気に苦しむ人々に救いの手を差し伸べようという、その一心で今日も研究が進められているとすれば、決して人の心を蝕むような科学技術ではないでしょう。

 分水嶺は研究にかかわる人の倫理感なのか、それとも求める側の問題なのか、それとも経済を巻き込んだもっと構造的な何かなのか。それをこれからも考えていかなければいけないと思っています。
 

東京世田谷区のプラネタリウム

2009年06月14日 | お知らせ
東京都世田谷区のプラネタリウムで、面白い番組を公開中です。
お近くの方はお子さんと一緒に行かれてみてはいかがでしょうか。

「日本丸で見た星」
このプラネタリウムで上映するために作られたオリジナル作品です。
くわしくはhttp://www.city.setagaya.tokyo.jp/030/d00007490.html

舞台は船員を目指す実習生を訓練するために造られた大型練習帆船「日本丸」。
「太平洋の白鳥」とも称される優美な帆船に、船乗りを目指す若者が乗船し、
太平洋を渡って米国サンフランシスコ、ハワイに寄港する練習航海が
毎年行われています。

なぜ、帆船の話題がプラネタリウムに?というと、
船乗りと星とは昔から切っても切れない関係にあるからです。

船乗りは大昔から星を目印にして航海した、というのはよく言われることですが、これはただなんとなく眺めるのではなく、六分儀を使って星の位置を測り、船の位置を数100メートルの誤差で正確に調べることが行われてきました。
これを「天測」といいます。
GPSによって船の位置が瞬時に確認できる現在でもなお、非常時の備えとして、航海士は天測を体得しなければなりません。

番組では、実際に日本丸乗船を経験した、航海士・松本考史さんが、船の上での天測や、数々のイベントのことなど、乗船実習の思い出を語ります。
ロマンと冒険心を感じさせる素敵な作品に仕上がっています。

じつは、なんとなんと、今日はその松本孝史さんご本人が、となりの席にすわっていたのです!
「自分のことなので、ちょっとお恥ずかしいのですが・・・」
とメールを送っていただいたのは数日前。
仕事の関係で知り合った松本さんですが、過去にこのようなことを
されていたとは全く知りませんでした。
ただ興味深々でプラネタリウムに行ったのですが、
想像以上の感動をいただきました。
(最後のほうで、おもわずうるうると涙がこみあげてきました)
星に興味のある方はもちろん、海好き、船好きな方にもおすすめです。

ちなみに、ここのプラネタリウムは1988年から現在まで20年以上同じシステムだそうですが、今の機材の使用は今年の10月までで終わりとなり、来年からは最新システムに入れ替わるそうです。

現在のプラネタリウムはアナログで大きな機材なのですが、とても姿が美しく、ある種の機能美を湛えています。それが作品の進行とともにキビキビと動く様子も素晴らしかったです。プラネタリウム界の蒸気機関車的な存在といってもいいでしょうか。そんなプラネタリウムその楽しみ方をしてみたい方にもおすすめです。

それにしても、「人に歴史あり」です。
人生という大海原に積極的に漕ぎ出している人ほど、魅力的な歴史が積み重なっていくものではないでしょうか。人生万歳!

「海洋環境問題における研究者の役割」-シンポジウム紹介

2009年03月12日 | お知らせ
来月開催される日本海洋学会春季大会シンポジウムのお知らせです。

海の環境は今、どうなっているのでしょうか?
海の科学者はどう考え、どのように活動しているのでしょうか?

海洋の環境問題にご関心のある方、ぜひどうぞ。

詳細は日本海洋学会 海洋環境問題委員会 >シンポジウム等のご案内にて。

********************************************************
2009年度日本海洋学会春季大会シンポジウム
「海洋環境問題における研究者の役割」
主催: 日本海洋学会・日本海洋学会海洋環境問題委員会
コンビーナー: 鈴村 昌弘・小川 浩史・野村 英明
日時: 2009年4月5日(日)13:00~16:30
会場: 東京大学本郷キャンパス理学部1号館2階233号室

プログラム
13:00 - 13:05 挨拶  日本海洋学会会長 小池 勲夫(琉球大)
13:05 – 13:15 趣旨説明  海洋環境問題委員会委員長 鈴村 昌弘(産総研)
13:15 – 13:45 海洋環境問題委員会による提言活動とその影響・効果について:東京湾を取り巻く海洋環境問題を例として  
風呂田 利夫(東邦大学)
13:45 – 14:05 関連学会における環境関連委員会の活動と現状:日本水産学会
水産環境保全委員会委員長 山本 民次(広島大学)
14:05 – 14:25 海洋環境問題の現場で研究者が直面する問題点とは?
清野 聡子(東京大学)
14:25 – 14:45 環境問題におけるサイエンスインタープリターとしての研究者の役割
河宮 未知生(JAMSTEC)
休 憩
15:00 – 15:20 若手研究者の海洋環境問題への取り組みへの障壁は何か?  
梅澤 有(長崎大学)
15:20 – 15:40 海洋研究者・教育者に社会が求めるものとは I. 人材育成に対する期待  
山本 龍太(ドリスジャパン株式会社)
15:40 – 16:00 海洋研究者・教育者に社会が求めるものとは II. 専門家集団としての期待 
菅波 完(高木仁三郎市民科学基金)
16:00 – 16:30 総合討論

********************************************************

最新刊、本日発売です。

2009年02月20日 | お知らせ
今日は私から、最新刊の書籍発売のお知らせです。

『地球温暖化後の社会』
文春新書 
ISBN: 978-4-16-660683-2
\750+税 

昨年の洞爺湖サミットで盛り上がりを見せた後、昨年後半からの世界的な経済危機などもあって、ニュースから少し遠ざかっているように見える「地球温暖化」ですが、現在も進行中です。
私たちの文明が、今日から二酸化炭素の排出を突然ストップさせることもできませんし、ましてなにかの魔法でそれができたとしても「車のブレーキをかけてもすぐには止まれない」のと同じで「地球システムは海の影響があるので、すぐには温暖化を止められない」からです。

現在すでに”地球温暖化後”に突入していますが、これからさらに温暖化が進み、気候が変動していきます。
では、私たちは気候変動とどう向き合っていったらいいのでしょうか?
どのようにエコに身を捧げるのが正しいやり方なのでしょうか?

そんなことを考えながら、今考えられる範囲で将来の社会がどうなっているのか、どうすれば乗り越えられそうなのかを私なりにまとめてみました。
ぜひ一度、お手にとってご覧下さい。

海洋に関するシンポジウムのご紹介

2009年02月17日 | お知らせ
海のつながりで、来月開かれるイベントのご紹介です。

『第3回海洋教育セミナー 「日本の海洋教育を考える-海洋教育実践報告、学生・生徒の視点から-」』

ということで、日本船舶海洋工学会によるシンポジウムです。
「海洋教育活動を通して若い人たちの輪をひろげ、みんなで日本の海洋教育を考える」ことがテーマということです。

---------------------------------------------

■日時 2009年3月14日(土) 13:00~17:35(受付は12:30から行います) 

■開催場所 東京海洋大学 品川キャンパス 講義棟1階大講義室

■参加費
シンポジウム: 無料
懇親会: 3000円(当日の現金払い)


■プログラム
13:00~13:05 開会挨拶 : 荒井誠(海洋教育推進委員会 委員長)

13:05~14:30 実践報告(第1部): 司会/北澤大輔、西佳樹

千葉県手賀沼における水圏環境教育の実態調査/花岡庸平 (東京海洋大学)

広島大学での公開教育活動/新井洋(広島大学)

夏休み親子水辺の学習会/松井敦(大阪府立大学)

館山海上技術学校における学園祭や乗船体験イベントについて/大井一道、續山美咲(東京海洋大学)

海洋実習によるシーマンシップ取得/山本京、出倉佑樹(富山商船高等専門学校)

岩手県における閉伊川大学校の運営と評価/真鍋拓(東京海洋大学)

横浜国大担当青少年おもしろ船教室の紹介/船水繁(横浜国立大学)

14:30  休憩(20分)

14:50~16:15 実践報告(第2部): 司会/土井康明、山中亮一

高校生を対象としたヨットの講演会と試乗会/伊藤翔(東京大学)

Challenge! ~ヒレ推進コンテストに参加して~/木村憲司、齊藤草一、佐藤恭一、 豊田貴士、廣田健太郎(神奈川県立海洋科学高等学校)

大森ふるさとの浜辺公園における「ボラ(Mugil cephalus)」を活用した水圏環境教育の有効性/北見達哉(東京海洋大学)

水中ロボコンと海洋教育/市橋伸理(大阪府立大学)

海事普及会における巡回活動/鳥丸哲(東京海洋大学)

青少年サマーセミナー2008/西山太一 、三輪泰寛(大阪府立大学)

宿泊を伴う小学生対象の海洋セミナー実施について/桐本兼輔(神戸大学)

16:15  休憩(15分)

16:30~17:30 総合討論 : 「実践した学生・生徒から視た海洋教育」 総合司会/山田智貴

17:30~17:05 閉会挨拶 : 小林正典(海洋教育推進委員会副委員長)

18:00~19:30 懇親会 : 東京海洋大学品川キャンパス 大学会館1階食堂

---------------------------------------------

プログラム、及び参加の申込みは、
http://blog.canpan.info/ac003-g48/archive/14

です。ご興味のある方はぜひどうぞ。

遺伝子は心にどうかかわっているのか

2009年01月14日 | お知らせ
面白そうなイベントの紹介です。

国立遺伝学研究所(静岡県三島)で、下記の講演会が行われます。
この演題、とても心惹かれますよね。
以下、国立遺伝学研究所のHPからの抜粋です。

お申込みはhttp://www.nig.ac.jp/hot/2008/0228kura.htmlからどうぞ。

-------------------------------------------------------------
主催 財団法人遺伝学普及会
後援 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所
日時 平成21年2月28日(土) 16:00~18:00 ※受付は15:30から
場所 丸平商店 有形文化財土蔵(三島大社西徒歩1分)
対象 サイエンスに関心のある一般の方 30名
講師 中込弥男 先生(元東京大学教授、元国立遺伝学研究所教授)
「健康や心の問題に遺伝子はどこまでかかわるか」
内容 1部:講演、2部:質疑応答、懇談
参加費 3000円(飲物・軽食付き)
申込み はがき、FAXまたは電子メールで氏名、性別、住所、電話番号を明記の上、
財団法人遺伝学普及会事務局までお申し込みください。2月10日(火)必着
※お申し込み多数の場合は、抽選を行います。抽選結果は、はがきで通知します。
問合せ 財団法人遺伝学普及会事務局
〒411-0801 三島市谷田1171-195
TEL、FAX:055-972-9080 E-mail:info@genetics.or.jp
URL:http://www.genetics.or.jp/

第3回国家基幹技術「海洋地球観測探査システム」フォーラムの開催

2008年11月27日 | お知らせ
明日、表題のフォーラムが開催されます。

この国家基幹技術は、日本の海(JAMSTEC)、宇宙(JAXA)からの科学観測データを
ひとつに統合し、研究者、政策関係者、企業、一般国民の利益につながる情報に転換して提供しよう、
という構想で始まっています。

まだ少しだけ空席があるようです。
このシステムが実際に使いやすく、有用なシステムとして成功するためにも、
科学技術にご関心の高い多くの方々にこの事業を知っていただき、
構築するべき観測システムにどのような機能を盛り込んだらよいのか、
どんな体制が望まれるか等、ご意見や厳しいご批判をいただきたいと思います。

---------------------------------------------------

◆日時:平成20年11月28日(金)13:00~17:00
◆場所:東京大学 鉄門講堂(定員280名)
    東京都文京区本郷7-3-1(東京大学医学部教育研究棟14階)
◆主催:文部科学省、独立行政法人宇宙航空研究開発機構、独立行政法人海洋研究開発機構、東京大学


◆プログラム:
(1) 来賓挨拶 相澤益男(内閣府総合科学技術会議有識者議員)
(2) 特別講演 小池勲夫(琉球大学監事)
(3) 国家基幹技術「海洋地球観測探査システム」について
田中正朗(海洋地球観測探査システム推進本部長、文部科学省大臣官房審議官)
(4) 研究開発実施主体からの概要説明
・衛星観測監視技術  堀川康(宇宙航空研究開発機構理事)
・次世代海洋探査技術等  今脇資郎(海洋研究開発機構執行役)
・データ統合・解析システム 小池俊雄(東京大学地球観測データ統融合連携研究機構長、教授)
(5) 利用者からの期待について
藤谷徳之助(地球温暖化観測推進事務局長)
大谷敏郎(農林水産省農林水産技術会議事務局研究開発官(環境)室研究調整官)
尾澤卓思 (国土交通省河川局河川計画課河川計画調整室長)
渡邊朝生 (独立行政法人水産総合研究センター中央水産研究所海洋データ解析センター長)
(6) パネルディスカッション
モデレーター 安岡善文(独立行政法人国立環境研究所理事)
       パネリスト 講演者一同

◆参加登録:参加費無料。以下のホームページからお申し込みください。
http://www.prime-intl.co.jp/forum3/

家庭菜園雑誌『やさい畑』に掲載されました

2008年11月15日 | お知らせ
本日発売の家庭菜園雑誌、『やさい畑』2008年冬号に私の書籍の記事が紹介されました。

今年の3月に出版された著書『植物は感じて生きている』(化学同人)のブックレビューです。

ブックレビューといっても、2ヶ月ぐらい前に編集者とライターさんが取材に来てくれて記事を書いてくれたので、送られてきたときの感激はひとしおでした。

『植物は感じて生きている』の執筆にあたっては、植物生理学会の全面バックアップのもと、日本でも屈指の植物生理学者の先生たちにお会いし、植物の「感じる」能力について、いろいろとお話を伺いました。

そのなかで、植物も人間と同じ生物であることに加え、場合によっては人間より優れた感受性を持っていることを認識し(特殊な香りを出してコミュニケーションしているなど!)、植物が「今なにを感じているのかなぁ」などと考えが及ぶようになりました。そして植物がますます好きになりました。

たぶんそのせいでしょう、今年はガーデニングに熱中し(熱中、と言っても小さなテラスでできる範囲ですが)、バラ(カクテール、夢乙女、ローゼンドルフシュバリースホープ、テディベアなど)、ローズマリー、ディル、ラズベリー、ヘリクリサム、ブルーウィング、サントリーナ、ブットレア、アザレア、クフェア、パンジー・・・など(そのほか名前を忘れた植物多数)が所狭しと私のテラスに並んでいます。
ちなみにシンボルツリーは、ツツジの生垣の中に数年前に鳥が運んできた種から芽が出て、今や樹高3メートルほどに育ったクスノキです。小鳥へのお礼に、来年あたり幹がしっかりしているようなら、バードハウスやバードフィーダーを設置しようと思っています。
そんなことを考えながら、植物の世話をしていると、時間がどんなにあっても足りそうにありません(お金も・・・^^ヾ)
というように、『植物は感じて生きている』は、私にとって植物の世界への目を開かせてくれるきっかけになった本です。

で、次にやりたいのは野菜で美しく庭を飾る「ボタジェ・ガーデン」。といっても、今のところ畑をやる場所がないので、しばらくはおあずけです。
ですから、『やさい畑』のページをペラペラとめくりながら、将来どんな庭を造ろうかと考えていると、とても夢がふくらみます。
家庭菜園に興味をお持ちの皆さん、植物好きのみなさん、ぜひぜひご一読くださいね。