瀧澤美奈子の言の葉・パレット

政を為すに徳を以てす。たとえば北辰の其所に居りて、衆星の之に共(むか)うがごときなり。

新入社員に贈る一冊

2010年12月28日 | お知らせ



日本経団連出版から『新入社員に贈る一冊』という本が来月1日に出版されます。

新入社員の方にぜひ読んでもらいたい本を50人がそれぞれの尺度で1冊ずつ紹介するという読書案内書です。私も執筆者の一人として書かせていただきました。

各界の著名人や、日ごろから尊敬している先生方の末席に加えていただいて、それだけでもう舞い上がってしまうような出来事でした。
そこで、今回は私が気に入っている本ということではなくて、とくにエンジニアとして採用された新入社員の方に役立ちそうな本を紹介させていただきました。

ほかの執筆者の方の頁を読むと、その人それぞれの横顔が浮かんでくるようで大変読み応えがあり、新入社員でなくても十分楽しめる一冊となっています。

『新入社員に贈る言葉』という本と同時刊行のようです。こちらは達人たちが人生のなかでどんなことを重視しているのかが具体的に分かってとても面白いです。
もしよろしければ、ぜひ書店で手にとってみてください。

『新入社員に贈る一冊』日本経団連出版(本体1000円+税)
ISBN978-4-8145-1007-4
 

信濃毎日新聞にインタビュー記事が掲載されました

2010年12月07日 | お知らせ
12月2日、私の故郷、長野の新聞社である信濃毎日新聞・文化欄にインタビュー記事が掲載されました。
今年が「国際読書年」であることと、先日の日本人ノーベル化学賞受賞にちなんで、「科学に親しむ本」というテーマです。
私と科学との出会いをつないだ本のこと、お勧めの本、科学啓蒙書の役割や楽しみ方など、私が思っていることをお話いたしました。

HPのプロフィールの頁からリンクを張って記事を掲載しておきました。
よろしければ、ぜひごらんください。

8/9 JAMSTEC 地球環境シリーズ講演会

2010年07月16日 | お知らせ
先ほど予告しましたイベント紹介です。毎年恒例、夏に開催されている環境分野の一般講演会です。

今年のテーマは、「コンピュータを使った気候科学」
・数値モデルで地球環境の何がわかるのか?
・モデルによる将来予測は信頼できるのか?
・モデルのどこに科学の面白さがあるのか?

講演会では、地球環境に関する最先端のシミュレーションや数値モデルによる成果を紹介。それらを支える科学をわかりやすく解説し、科学の魅力に迫ります。

コンピュータというブラックボックスからはじき出されてくる結果を、私たちはどう受け止めたらいいのでしょうか。モヤモヤを解消し、コンピュータ科学の可能性を肌で感じられるような内容をお届けできますように。

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海洋研究開発機構「地球環境シリーズ」講演会

■日時: 2010年8月9日(月)13:00~17:30(開場12:30)
■ 会場: 国際連合大学 ウ・タント国際会議場
■ 入場料: 無料 (事前参加申し込みが必要です↓)

http://www.jamstec.go.jp/rigc/j/sympo/2010/index.html
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ラジオに出演します

2010年06月25日 | お知らせ
明日と来週土曜の2日に渡って、文化放送のラジオ番組に出演いたします。

放送日:  6月26日(土), 7月3日(土)
放送時間: 17:30~17:45
放送局:  文化放送(AM 1134 kHZ)
番組名:  「大村正樹のサイエンスキッズ」

内容は深海の科学です。お楽しみに!

アマモの花枝採取会のお知らせ

2010年05月23日 | お知らせ
東京湾の環境に興味をもっていただくためのきっかけのひとつとして、アマモに関連した取り組みが市民団体などによって行われています。

水を浄化する作用があることで知られるアマモ。
アマモの花のついた枝を採取し、種をとって苗に育て、また東京湾(金沢八景)に移植するということが毎年行われているのです。

ちょうど今はアマモの花が咲く時期です。
その花枝の採取イベントが行われますので、海にご興味ある方はぜひ参加されてみてはいかがでしょうか。

第1回
日時:平成22年5月29日(土) 受付開始 9:30(雨天決行)
場所:走水海岸と神奈川県水産技術センター

第2回
日時:平成22年6月12日(土) 受付開始 9:00(雨天決行)
場所:海の公園と神奈川県水産技術センター

詳しい情報は、金沢八景-東京湾アマモ場再生会議の公式ブログでどうぞ。

【一般公開】東京大学生産技術研究所 駒場リサーチキャンパス

2010年05月20日 | お知らせ
続いて、東京大学生産技術研究所 駒場リサーチキャンパス の一般公開のご紹介です。

6月4日、5日 10:00-17:00

生産研の特徴は、社会に役立てるための技術を生み出す基礎科学研究が多いということです。
さまざまな分野の基礎科学が、「ああ、こうやって産声を上げて、社会に役立つ技術になっていくんだなあ」というのが実感できます。

たとえば、ホログラフィックメモリー、マイクロ流体、アミノ酸分子をつなげて機能を引き出す、スマートグリッド、ロボット、光触媒、エアロゾルと気候変動、海中ロボット、脳血管障害、老化のメカニズムなどなど、気になるキーワードが詰まっています。
実際、一日で全部回ると時間が足りなくなりますし、頭のなかが飽和してしまいますが、気になるテーマの展示だけでもじっくり時間をかけて見てみたり、研究者とお話ししてみると、とても親切に答えてくれます。研究の雰囲気も伝わってきて、知的好奇心を満たす一日になること間違いなしです。
講演会やシンポジウム、理科教室も行われます。

詳細情報はhttp://www.iis.u-tokyo.ac.jp/でどうぞ。

【一般公開】JAMSTEC横須賀研究所

2010年05月20日 | お知らせ
 春の週末には、国内の研究機関の多くが、年に一度の一般公開を行います。

 その分野で日ごろ疑問に思っていることなどを直接研究者に質問したり、研究分野のことを詳しく説明してくれたり、さまざまな体験ができたりして、親子で遊びに行けば一日楽しめること間違いなしです。

というわけで、第一弾JAMSTECのご紹介。今週末の土曜日です。
海の「?」について、工夫を凝らした展示や、研究者が自分の研究を直接説明してくれるコーナー、トークイベント、船の体験乗船など、和気あいあいとした温かい雰囲気が魅力です(お昼休憩もとらずに一日中立ちっぱなしで質問にこたえてくれる研究者もいて感動しました)。海の魅力の奥深さにはまってしまうかも。

-----(以下JAMSTECメルマガの紹介記事です)---------------------

内容:海洋研究開発機構の中で、岸壁を持つキャンパスである横須賀本部の
    施設一般公開を開催します。
    「かいよう」体験乗船、「かいれい」船内公開、「しんかい2000」
    コックピット見学会、深海生物写真展&トークイベント、公開セミナー、
    キッズパークなど、船舶の見学、最先端の研究内容の紹介を実施します。

 日時:2010年5月22日(土) 09時30分~16時00分
 場所:JAMSTEC 横須賀本部
 費用:無料(事前申込みは不要です)

 ※「かいよう」体験乗船午後の部の抽選受付時間が、以下のように変更と
  なりました。お間違いのないようご注意ください。
  【抽選】
  当日の会場にて抽選となります。10:30~12:00までの間に会場岸壁沿い
  の抽選会場にてご応募ください。(ご応募の際には、11:30までの
  無料送迎バスにお乗りください)
  【当選者発表】
  受付終了後、12:45から当選番号を会場内に掲示いたします。

 詳細
 http://www.jamstec.go.jp/j/pr/public_open/yokosuka/2010/?mm


CS 日テレ24「デイリープラネット」にレギュラー出演します

2010年04月06日 | お知らせ
 山崎直子さんが無事に宇宙に旅立ちました。家族のことがいろいろと取り沙汰されていましたが、公私ともにさまざまな困難を乗り越えて宇宙飛行士としての務めを果たされています。すごい人なのに、ちょっと等身大の親しみやすさも備えている山崎さん。帰ってきたらどんな感想を話してくれるのか、今から楽しみです。


 さて、私事のお知らせで恐縮ですが、明日から月1回のペースで、CS日テレ24の「デイリープラネット」(夜8時~9時)という番組にレギュラー出演します。

 
◆ チャンネル:CS日テレ(日テレ24)(ニュース専門チャンネル)

○ 番組名:「デイリープラネット」

○ 時間:夜8時~9時

○ 出演コーナー:「プラネットビュー」(5~7分間)

  (本コーナーは、日によって経済や政治のニュース解説で、
 このほど科学を取り上げることになったということです。)

○ 番組ホームページ(放送された番組を見ることができます。)
  http://www.news24.jp/feature/feature65.html

○ 最初3回の出演日
  第1回目:4月6日
  第2回目:5月11日
  第3回目:6月8日

です。
どうぞご覧いただければ嬉しいです。

地球環境変化と人類社会

2010年04月02日 | お知らせ
 3月は矢のように時間が過ぎて、気がつけば新学期になっていました。
 もっと前にお知らせするべきだったのに直前になってしまって申し訳ないのですが、イベントの紹介です。

 明日、東京大学安田講堂にて、一般公開シンポジウムが開かれます。
 主催は国立大学共同利用・共同研究拠点協議会です。

「科学者からのメッセージ―未来を目指して」
 2010年4月3日(土)
 15:00~17:30 場所:東京大学安田講堂

プログラム

 15:00-15:05 開会挨拶 西田睦(東京大学大気海洋研究所所長)
 15:05-15:15 祝辞 文部科学省
 15:15-15:25 挨拶 濱田純一(東京大学総長)
 15:25-16:05 「地球温暖化予測の最前線」木本昌秀(東京大学大気海洋研究所教授)
 16:05-16:45 「気候変動と人間の健康」平山謙二(長崎大学熱帯医学研究所教授)
 16:45-17:25 「人類社会の持続型生存基盤パラダイム」杉原薫(京都大学東南アジア研究所教授)
 17:25-17:30 閉会の挨拶 松沢哲郎

くわしくは http://www.kyoten.org/top_form.html(要事前予約)

 環境問題に対して注目が集まる中、環境分野のそれぞれの第一線で研究を行っている科学者からメッセージを届けるというシンポジウムです。

 とくに地球温暖化問題に関しては、最近、IPCCのデータがねつ造されたものであったのではないかという疑惑が米国で問題視されていることがニュースになっていますね。

 木本先生がその話題に直接タッチされるかどうかは分かりませんが、研究に関してホットな話を聞くことができると思います。論争が絶えない分野ではありますが、研究に対して真摯に向き合い、科学者として誠実に社会に対して役割を果たそうとする態度は、直接話を聞くことで、肌感覚で伝わってきます。

日本経団連の機関誌 『経済トレンド』2010年2月号 にルポが掲載されました

2010年02月18日 | お知らせ
 日本経済団体連合会が毎月発行する機関誌『経済トレンド』の2010年2月号が今月1日に発行され、私のルポが掲載されました。
 『経済トレンド』は毎号特集を設けていますが、今月のテーマは「新しい成長を生むイノベーション~科学技術の成果を未来に活かせ」ということで、科学技術政策に焦点を当てた構成になっています。そのなかで、「研究開発最前線」と題して、企業と大学の現場の様子を伝える記事があり、私は大学を取材してきました。

 東京女子医大での、早稲田大学や企業と連携した先端医療技術研究の現場、山梨大学で産学で連携して行われている燃料電池研究の現場、それから東京大学宇宙線研究所の基礎科学の現場。それぞれが社会のなかで果たすべき役割を的確に認識し、果敢な挑戦を続けている様子を自分の目で見、感じたことを書かせていただきました。

 企業、官公庁のほか書店での販売もされています。科学技術政策に関する問題点の洗い出しや提言など、興味深い記事も多いですので、ご興味のある方はぜひご覧ください。