11月の青森行では『サーベイ青森2005-2006』に紹介されていた、八戸市図書情報センターも見てきました(ガイドブックに掲載される図書館は珍しいので)。
後に青森県立の方から、青森市と八戸市は同じ県とは思えないほど違う、というお話をうかがいましたが、たしかに雪の青森からしばらく電車で走ると八甲田山を過ぎたあたりから雪が少なくなり、八戸に着くと快晴の空でした(風は冷たかったけど・・・)。短時間では解りませんが、文化的にもかなり違うとの事です。
(図書情報センター外観)
図書情報センターはJR八戸駅の駅ビル1階(うみねこプラザ1階)に設置されている図書館で、新幹線を利用して八戸に来るサラリーマンをメインターゲットにして作られているようです。 そういうことで資料は思い切って絞り、ビデオ、DVD、CD、新聞、雑誌が中心で、若干の郷土関係図書と児童書(これは主婦向けか?)が置かれています。
(ビデオ、DVDの棚) (視聴用ブース)
(八戸に関する資料) (新聞類)
施設は比較的新しく、先に見た視聴覚ブースのほかインターネットコーナーもあり、ブースの利用については状況や案内がカウンター上の電光掲示板に掲示される仕組みとなっています。
(インターネットコーナー) (電光掲示板)
私図書館屋の感想といえば、本格的にビジネス用として使うには資料群が物足りない気がします。むしろ、サラリーマンの息抜きにはいいのかな、という印象です。新聞や雑誌を読み、2時間くらい時間があればDVDの1枚でも見ることができます。もちろん八戸についてちょっとした情報を仕入れたり、インターネットで情報収集することも可能です。ただこれでビジネス支援と言われると???
まあそれでも新しい試みではあります。(八戸の図書館の方はそれほど乗り気ではないように見えましたが)
※下記の『サーベイ青森』はずばずばホンネが書いてある面白いガイドブックです。「お店に清潔感がない」とか「思ったより狭い」とか・・・。もちろん良いことも書いてあるのですが、ここまでホンネが書いてあると大丈夫かな、と思ってしまうのでした。
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