図書館屋の雑記帳

自分のこと、図書館のこと、図書館関係団体のこと、本や雑誌など図書館の資料について気の向くまま書いていきたいと思います。

徳島のお菓子「池の月」

2006-11-07 | 雑記

先日田舎から「池の月」というお菓子が送られてきました。
「池の月」は米粉と砂糖を混ぜて薄く焼いた焼き菓子で、
焼いたそのままのものを「ふやき」、
表面に溶いた砂糖をまぶし乾燥させると「池の月」になります。

食紅などできれいな色が付けられており、
結婚式の時小さな紙袋に数枚入れて子供たちに配るところから
「お嫁さんのお菓子」
として徳島では知られているものです。

私図書館屋が子供の頃は、結婚式はだいたい自分の家で行なっていましたので、
結婚式があるとその家の近くで待っていて、
花嫁が到着したり、近所回りをする時にはぞろぞろついていきます。
するとどこからか小さな紙袋をたくさん持った人が現れ、
一人に一袋ずつ配ってくれるのです。
これが楽しみで長時間待ったものです。
(結婚式自体そんなにたくさんあるわけではないので、
地域が興奮状態になっている。もちろん子供もテンションが高くなっている。)

この文章を書こうと思って検索したら、
このお菓子とこの風習徳島限定のようですね。
食感は軽く、香ばしいため大人にも子供にも人気で、
私図書館屋はこのお菓子を食べるたび、子供時代にトリップしてしまうのでした。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『幕末・維新 彩色の京都』 | トップ | 誕生日に »
最新の画像もっと見る

雑記」カテゴリの最新記事