花はなぷりんのささやき

わたしのかんさつ日記

「だるまちゃんとてんぐちゃん」

2010-04-18 10:16:09 | 
 

だるまちゃんとてんぐちゃん

昨日、本棚を整理していたら長女が幼いころに読んであげた本を手にしました。「だるまちゃんとてんぐちゃん」は加古里子さんの作・絵です。可愛らしい絵と暖かな内容でお気に入りの一冊でした。他にもシリーズがありますが、だるまちゃんの絵本の中ではこれが一番好きです。

「ちいさいだるまちゃん」は、「ちいさいてんぐちゃん」のうちわが羨ましくて大きなお父さんに頼みます。でも、何か出してくれたものはちがう感じがする、だるまちゃん。だるまちゃんは自分で思いついて、やつでの葉っぱをうちわにします。

次に、てんぐちゃんの帽子みたいなものが欲しくてたまらない。でもお父さんの持ってきてくれた、色々な形の帽子は、学生帽など、40種類以上ずらりと並べてくれたけど、そこから選ぶことはなく、自分で工夫しながら自分のお気に入りを手に入れていくだるまちゃん。

幼いだるまちゃんなのに、自らの手でほしいと思えるものを手に入れるその積極的なところは見習いたいです。自分から「これがいい」と思えるまで探してオリジナルなうちわを手にしました。

 大好きな友だちと同じものにあこがれる、一緒なものをもってにその気持ちを子ども同士で共有しながら遊びはじめるのは、よくある光景ですね。

ここでは、だるまちゃんはお父さんが出したものでなく自分で工夫したものを自分のものにしていて、それをてんぐちゃんも「いいね」って認めてるところが凄く、ほんわかします。

でも、最後にはお父さんもお手上げのものが欲しくなります。   それはてんぐちゃんの長い「鼻」です。それには家族で協力して鼻をつくってあげました。

家族総出でだるまちゃんを応援する様子が、あたたかく、コミカルに描かれています。

私には、だるまちゃんのために家族が協力してくれる姿の方がてんぐちゃんからしてみると羨ましいのではないかとも思えます。

家族でだるまちゃんの望みをかなえてあげようと、遊びのためにおじいちゃんもおばあちゃんも手伝ってくれるなんて~だるまちゃんは、優しい家族に恵まれています。 

てんぐちゃんの家族はどうしてるのか、気になるところです。

でも、このてんぐちゃんはとてもいい子ですね。鼻が高いからプライドも高くてもおかしくないのに、だるまちゃんの持ち物をけなさずに「いいうちわを見つけたね」と褒めてあげ、仲良くするところがイメージするてんぐさんとは違います。

大人も子供もお互いを認めてあげる優しい気持ちをもつようなれたら、今の世の中もっといいなーと思います。

最近は家族の中で事件が起きてます。何故、そのようになったのか詳しいことはわかりませんが、「個人」を尊重し過ぎたのかなー?と個人的に感じます。物がなかった頃は、テレビも家に一台で茶の間でチャンネル権について、問答しながら家族で一緒に観ましたが、長女の友達でも、もう一人部屋にテレビがある子もいます。

個人を大切にしながらも、家族や身近な人への繋がりをもちつつ思い遣りを持てるようになりたいものです。

深く考えると、自分の中にある心を大切にすれば他人も大切にできるのだと感じます。その心の中でも「正しい」「優しい」「これでいい」と思える良心と呼ばれる心ですね。

それを大切にしていれば、人に対面した時にも同じ気持ちでいられると思うのです。

その心を目覚めさせるのが「ありがとう」と感謝できる思いじゃないでしょうかね。

何でもいいから、今日もひとつでも多くに感謝したいです。

長文を読んで頂いてありがとうございます。

 

 

 

   

 



       


 



 



 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿