花はなぷりんのささやき

わたしのかんさつ日記

荒御前神社

2011-03-16 01:55:38 | 神社・神話

白山ひめ神社の石段を上ったところにすぐある神社が、荒御前神社です。私は、こちらを白山比大神の荒魂だと思ってずっとお参りしていましたが、昨日、よく調べてみました。

その前に、荒魂(あらたま、あらみたま)についてですが、神道における概念で、神の霊魂が荒魂・和魂(にぎたま)、持つ2つの側面の1つのことで、荒魂と和魂は、同一の神であっても別の神に見えるほどの強い個性があり、実際別の神名が与えられたり、別に祀られていたりすることもあります。

荒魂は神の荒々しい側面、荒ぶる魂で、天変地異を引き起こし、病を流行らせ、人の心を荒廃させて争いへ駆り立て、神の祟りは荒魂の現れである神の働きであると言われています。

それに対し和魂は、雨や日光の恵みなど、神の優しく平和的な側面があり、神の加護は和魂の現れなのだそうです。

荒御前神社には、荒御前大神、日吉大神、高日大神、五味島大神の4柱が祀られています。「荒御前大神は、『日本書記』の中に、神功皇后(じんぐうこうごう)が朝鮮半島に出兵した際、守護した神として登場します。」と、HPに書かれています。

この四柱の内、五味島大神の「五味島」は、山手の手取りダムの近くの白山市内にもあって、五味島神社という菊理媛神,伊弉諾神,伊弉冉神がご祀神の神社があるのですが、もう一つ、駿河湾の近くの静岡県富士市にもあります。

そして、荒御前神社で検索すると、石川県珠洲市長橋町にある「北嶋荒御前神社」がヒットします。石川県の先端にある神社みたいですが、こちらも海の近くです。

神功皇后が朝鮮半島に出兵した際、守護した神というだけあって、荒御前神社は海に関係する神様のようです。日本神話に神戸の廣田神社の創建のことが書かれているそうですが、神功皇后が三韓征伐に出発する際「和魂が天皇の身を守り、荒魂が先鋒として船を導くだろう」と天照大神の神託があったとされています。(廣田神社は天照大神荒魂を主祭神とし、脇殿に住吉大神・八幡大神・武御名方大神・高皇産霊神を祀っています。)

 今、岩手・宮城を震源とした地震のあと、色々な場所を震源として地震が続いていますが、過去の歴史と照らし合わせると、何と無くイメージしたのは、今は、神様の荒魂が先頭なのかもしれないな・・・なんて思いました。

地震に加えて、原発のことも気になり周辺の方は気が気じゃないことと思います。

この、国難を乗り越えていった先には、きっと良い国になるのではないかと・・・思いたいです。

在り来たりのことしか、浮かばないのだけど。

つらい時期ですが、がんばりましょうね。。。と自分にも言い聞かせてるこの頃です。

ご訪問、ありがとうございます。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿